妹ぱらだいす!とは、MOONSTONE Cherryより発売されたアダルトゲームである。
通称は『妹ぱら(いもぱら)』
続編の妹ぱらだいす!2についても記述する。
概要
正式名称は『妹ぱらだいす! ~お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日~』
萌えゲーアワード2011エロス系作品賞PINK銀賞受賞作品。
発売は2011年1月28日。
同年9月29日にDVDPG版、2013年3月29日には本作のHアニメ増量版が発売された。
2013年5月31日には、続編である『妹ぱらだいす!2 ~お兄ちゃんと5人の妹のも~っと!エッチしまくりな毎日~』が発売。
こちらは萌えゲーアワード2013エロス系作品賞PINK金賞受賞作品。
同年11月28日にDVDPG版が発売された。
いずれもハーレムルート完備。
両親不在の理由が変わったくらいで、ストーリーは両作とも同じ。
2のキャラクターは全員1の主人公と妹5人の子供という設定。つまり父親1人に母親5人、息子1人に娘5人でしかも両親は実の兄妹というとんでもない家族構成。「端から見ればちょっと変わってるかも知れない」と言うが、ちょっとどころではない。
序盤で立ち絵のシルエットのみだが母(前作ヒロイン)が出てくるシーンがある。
そこ以外ではほぼ会話に出てこないので、前作を知らなくても問題なく楽しめる。
また、両作ともアダルトアニメとしてOVA化されている。
1は、2011年12月9日と2012年4月20日にメディアバンクより発売。むらかみてるあき氏が監督ということで、かなり抜けるが疲れる作品になっている。
2は、2013年8月3日と同年10月4日にアニメ化。こちらはメリー・ジェーンから発売。尺の関係なのか、登場するヒロインは桃花と理々奈のみ。
コミック・小説にも両作ともなっているが、2のコミックは発売後に「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の新基準の初適用例となり不健全図書に指定されてしまった。詳細は後述。
ストーリー
学園が夏休みになった途端、親が仕事の都合で海外へ行ってしまった(2では海外旅行)。
主人公である兄と妹5人で夏休みを過ごすことになったのだが、次々に起こるエッチな出来事に悶々としてしまう兄。 しかも妹たちが妙に積極的だったりして、興奮するなという方が難しい状況に……!
兄妹たちは一体どこまで行ってしまうのだろうか……!?
キャラクター
両作とも登場人物は全員姓が七瀬(ななせ)なので苗字は割愛。主人公の名前は変更可能。
妹ぱらだいす! ~お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日~
- 総一郎(そういちろう)
- CV:なし
- 5人の妹の兄であり主人公。そして2の全キャラクターの父親。
外からは理想的な兄に見えるが、実際は重度のシスコン。 - 綾(あや)
- CV:雪村とあ
- 明るく家庭的な妹で家事が大好き。両親不在の中、兄妹の世話をする母親のような存在。
昔から兄に対しては恋心を抱いているが、血の繋がった妹だからと一歩引いて悶々とした日々を送る。
恵一と桃花の母親。 - 理央(りお)
- CV:小倉結衣
- 他の妹の面倒を見るしっかり者。帰国子女で社交的。
典型的なツンデレで、兄に対してよくエルボーをかます。
Hなことには免疫も知識も乏しく、その手の話題になるとすぐ赤面する。 - 理々奈の母親。
- 日和(ひより)
- CV:吉田美海
- 小春の双子の妹。気弱なロリっ娘で、何もない所で転ぶドジっ娘でもある。
困ったことがある度に兄に助けられきたため、非常に甘えん坊。
また幼い頃から兄に強く依存しているため、兄の言うことなら嘘でも信じ込んでしまう。 - 柚子の母親。
- 小春(こはる)
- CV:雪都さお梨
- 日和の双子の姉。日和とは対照的に非常に元気で運動万能なロリっ娘。
言動がストレートで思ったことを遠慮なく口にする。
Hなことにも開放的で、兄を誘惑して既成事実を作ろうとする小悪魔。 - 千春の母親。
- みちか
- CV:中家志穂
- 感情をあまり表に出さない妹。ジト目。大の読書好きで部屋も本だらけ。
ただ怪しげな本が多く「好きな人と恋人同士になるには、目当ての人を調教してしまうのが一番」という本の情報を信じ、これまた本から得た知識とテクニックを駆使して兄に迫ってくる。 - しずくの母親。
妹ぱらだいす!2 ~お兄ちゃんと5人の妹のも~っと!エッチしまくりな毎日~
- 恵一(けいいち)
- CV:なし
- 主人公。総一朗と綾の息子。やはりシスコン。
桃花以外とは異母兄妹である。 - 桃花(ももか)
- CV:姫川あいり
- 綾の娘。容姿・性格ともほぼ一緒。綾と同じく家事万能な母親的存在で兄に対して甘い。
甘い物(特にドーナツ)には目がなく、常にウエスト周りを気にしている。感情が顔や態度に出やすいため体重計に乗った瞬間周りにも結果がわかる。 - 理々奈(りりな)
- CV:橘まお
- 理央の娘。同じくツンデレ担当。真面目で几帳面な委員長キャラ。
- だらしない兄には特に厳しく、冗談であっても下ネタを言おうものならミドルキックが飛んでくる。
- スカートの中を覗かれるため、ハイキックは控えてるらしい。ですます調で話す。
- 柚子(ゆず)
- CV:木ノ下やや
- 日和の娘。容姿はほぼ一緒でドジっ娘だったり猫好きなのも同じだが、性格は日和とは全く違う元気な娘。
反応を見るのが楽しいことからよくからかわれる。
2では唯一貧乳。同い年ながら、他の妹たちと比べてとりわけ幼い自分の容姿にコンプレックスを抱いている。 - 千春(ちはる)
- CV:上田朱音
- 小春の娘。性格はほぼ一緒だが、双子の妹の娘である柚子とは発育にだいぶ差がある。
笑顔が絶えない一家のムードメーカー兼トラブルメーカー。
抜群の運動能力を受け継いでおり、兄を見つけるとスキスキオーラ全開でタックルして(抱きついて)くる。 - しずく
- CV:鈴谷まや
- みちかの娘。髪型以外はほぼ一緒。外では「クールビューティー」といった印象があるらしく、妹たち曰く、5人の中で一番モテるらしい。
だがそれは「兄以外の人と話すのにエネルギーを使うのは勿体無い」という理由からで、家の中(特に兄の前)ではお喋りかつズレた発言が多い残念美人。
コミカライズ版2「不健全図書」指定騒動
2014年3月25日にKADOKAWAから2のコミカライズ版(絵:御影石材)が出版されたが、なぜか成人向けではなく一般向けに制作・販売されていたため、これが同年5月16日付けで東京都の青少年健全育成条例が定める「不健全図書」に指定されることが決まった。
それに先立ち、都青少年健全育成審議会からは「著しく社会規範に反する性交等を、著しく不当に賛美し、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げ、青少年の健全な成長を阻害するおそれがある」という答申がされ、指定はこの答申に基づいたもの。
これを受け、KADOKAWAは翌17日に同作の自主回収を決定し、電子書籍版も販売停止になる、という騒ぎになった。(Amazonで販売していたkindle版が、「不健全図書」指定されてから実際にサイトから削除されるまで僅かな期間、Kindleコミック総合ランキングで2位になるという珍事もあった)
新たに18禁版として出し直す手間をかけても、それにかかる金額を回収出来るほど売れるとも思えないので、このまま絶版とする可能性が高いとみられる。
なお、これによって東京都の青少年健全育成条例が2011年に改正されて以降の新基準による「不健全図書」指定第1号という有り難くない称号を貰うことになってしまった。
関連動画
関連項目
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