概要
山陽本線小郡駅(現在の新山口駅)と山陰本線益田駅を結ぶ陰陽連絡路線であり、この路線が山陰道に沿っている事もあり元々は「山陰本線」として計画された路線である。ただ、益田から萩まで開通していた「萩線」が山陰本線となった事で山口線として存続する事となった。
1960年より優等列車が走るようになっており、現在では山口県内(+広島支社管内)で唯一昼行特急「スーパーおき」が走る路線となっている。山陰本線益田駅以西から優等列車が撤退しているため、その代替も担っている。
また、保存蒸気運転の先駆けとなった路線でもあり、SLやまぐち号は山口線の看板として活躍している。
管轄は山陰本線と接続する益田駅を除いて全て広島支社であったが、2022年の中国統括本部設置の際に島根県内(益田駅~津和野駅間)が山陰支社に移管された。
使用車両はキハ40系、C57、D51、35系客車、キハ187系の4車種(蒸気機関車が走れない場合はDD51が代走)。このうちJR世代はキハ187系と最新式旧型客車35系客車であるが、特急車両であるキハ187系は山陰支社後藤総合車両所の所属である。
なお、他の陰陽連絡路線でおなじみのキハ120形はこれまで旅客運用に入っていない(が、試運転は行なったことがある)。
ICOCAは2023年3月に新山口駅(ならびに山陽本線への乗り換え)・湯田温泉駅・山口駅で乗り降りする場合に対応(定期券は未対応)。当初は対応予定がなかったが、ICOCAの山陽本線山口県区間への対応が検討されていた際に観光利用による需要が高いことから追加された。
駅一覧
ス ー パ ー お き |
駅名 | 備考 | 所在地 | |
○ | 益田駅 | 山陰本線乗り換え | 島 根 県 |
益田市 |
| | 本俣賀駅 | |||
| | 石見横田駅 | |||
| | 東青原駅 | 鹿足郡 津和野町 |
||
| | 青原駅 | |||
○ | 日原駅 | |||
| | 青野山駅 | |||
○ | 津和野駅 | ここまで山陰支社管轄 | ||
| | 船平山駅 | ここから広島支社管轄 | 山 口 県 |
山口市 |
○ | 徳佐駅 | |||
| | 鍋倉駅 | |||
| | 地福駅 | |||
| | 名草駅 | |||
○ | 三谷駅 | |||
| | 渡川駅 | |||
| | 長門峡駅 | |||
| | 篠目駅 | |||
| | 仁保駅 | |||
| | 宮野駅 | |||
| | 上山口駅 | |||
○ | 山口駅 | |||
○ | 湯田温泉駅 | |||
| | 矢原駅 | |||
| | 大歳駅 | |||
| | 仁保津駅 | |||
| | 上郷駅 | |||
| | 周防下郷駅 | |||
○ | 新山口駅 | 山陽新幹線・山陽本線・宇部線乗り換え |
○:停車、─:通過
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