東京マグニチュード8.0とは、フジテレビ系列のノイタミナ枠で2009年に放映されたアニメ作品である。
第13回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作品[1]。
概要
巨大地震に見舞われた2012年の東京を舞台に主人公の小野沢姉弟が体験を通して成長する様を描いたSF作品。
フジテレビの深夜アニメ枠であるノイタミナにおいて、2009年7月~9月の1クール全11話で系列局と共に放映された。
OPでは崩壊した東京の有名スポットが印象的に描かれているが、作中のお台場フジテレビはほぼ無傷のようであることから、
実際にはどれくらいの耐震強度があるのか気になるところである。
同作品と同じく大規模災害をモチーフにしたアイレムのゲーム「絶体絶命都市3」の公式サイトにおいては、東京マグニチュード8.0の応援ページが作られ、イラストによるコラボレーションが行われている。
主人公の小野沢未来を演じる花村怜美は、公式ブログにおいて役作りのために絶体絶命都市3を手渡されたと語っている。
主な登場人物
- 小野沢未来(CV:花村怜美)
姉、中学1年生、13歳。携帯星人で絶賛反抗期中。地震から日がたつにつれ家族の大切さを認識していく。 - 小野沢悠貴(CV:小林由美子)
弟、小学3年生、8歳。家族想いの良い子。空気が読める。 - 日下部真理(CV:甲斐田裕子)
子持ちのシングルマザー。心配で放っておけなくなり、姉弟を守る。 - 滝川クリステル(CV:滝川 クリステル)
ニュースキャスター。EDの後にも衝撃的ニュースを読む為に毎回出演。
スタッフ
- 監督:橘正紀
- シリーズ構成:高橋ナツコ
- キャラクターデザイン:野崎あつこ
- 音楽:大谷 幸
- 制作:ボンズ、キネマシトラス
- 主題歌
- OP:「キミノウタ」(abingdon boys school)
- ED:「M/elody」(辻詩音)
- 協力:東京消防庁、陸上自衛隊第1師団、海上保安庁第三管区、東京DMAT、東京都立墨東病院
防災アニメとして
本作品はその「防災アニメ」という側面から、内閣府や陸上自衛隊、東京消防庁、コアラのマーチビスケット(非常用食料)などとコラボしたポスターが作成された[2][3][4][5]。 放映終了後も各地の防災イベントで総集編の上映が行われている(詳しくは公式blog参照)。
また、2010年に開業した東京臨海広域防災公園では本作品を再構成した「東京マグニチュード8.0~東京直下72h~」が常設上映されている[6]など、本作はアニメ作品としては独特な展開が行われている点が特徴的といえる。
関連動画
関連項目
外部リンク
フジテレビ「ノイタミナ」 | ||
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2009年4月~6月 | 2009年7月~9月 | 2009年10月~12月 |
東のエデン | 東京マグニチュード8.0 | 空中ブランコ |
脚注
- *『東京マグニチュード8.0』、文化庁メディア芸術祭のアニメ部門で優秀賞
- *『東京マグニチュード8.0』が防災対策ポスターに登場!
- *陸上自衛隊とのタイアップポスターが完成!
- *『東京マグニチュード8.0』と東京消防庁がタイアップ!滝川クリステルさんに消防庁から感謝状!
- *今日は防災の日!ロッテ「コアラのマーチビスケット」タイアップポスター完成!
- *東京臨海広域防災公園|防災体験学習施設|映像ホール
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