榊原諒単語

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榊原諒（さかきばら　りょう、1985年8月4日-）とは、愛知県出身の元プロ野球選手（投手）である。

概要

中京高等学校ではエースとして2度甲子園に出場。松田宣浩は高校の2年先輩、中川裕貴、城所龍磨は同学年で高校時代のチームメイトであった。

卒業後は三菱自動車岡崎に進むが、親会社の不祥事により入社してすぐチームが活動停止してしまう。

その後関西国際大学に入り直し、2008年のドラフト2位で北海道日本ハムファイターズに指名された。

日本ハム時代

2009年は開幕から先発ローテーションの谷間に入るがパッとせず、後半戦でチームが新型インフルエンザに巻き込まれた際に昇格してリリーフでそこそこ好投したが、10試合で防御率6.08に終わった。オフに結婚。

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2010年は6月に一軍昇格すると、15日の東京ヤクルトスワローズ戦、18日のオリックス・バファローズ戦、23日の福岡ソフトバンクホークス戦で3試合続けて先発が早期降板した後のロングリリーフで勝利投手となる。そこからロングリリーフ要員として一軍に定着し、謎の勝ち運を発揮して白星を積み重ねる。ハムファンの間では「榊原が投げると勝つ」とまで言われた。最終的に39試合に登板して10勝1敗6ホールドとリリーフでの2桁勝利を達成。白星は全て2イニング以上のロングリリーフで得たものである。防御率2.63、WHIP0.99と投球内容の安定感も高く、最下位のチームをクライマックスシリーズ争いまで引き上げるのに貢献した。オフには2桁勝利が高く評価され新人王を獲得した。

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2011年は開幕から7月3日まで防御率0.00を維持するなど、リリーフ陣の一角としてフル回転。セットアッパーからロングリリーフまでこなし、最終的に60試合に登板、増井浩俊に次ぐ23ホールドを挙げ、防御率1.66の好成績を残した。しかしクライマックスシリーズでは延長戦で打ち込まれて敗戦投手になり、チームも敗退した。

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2012年はキャンプから右肩痛で出遅れると、シーズンを通して故障に苦しむことになり、17試合の登板に終わった。

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2013年はわずか2試合の登板に終わり、10月1日に球団から戦力外通告を受けた。その後、オリックス・バファローズに育成選手として入団することになった。背番号118。

オリックス時代

2014年は二軍で防御率1点台と結果を残し、7月8日に支配下選手登録を勝ち取った。背番号52。11試合登板した。

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2015年は開幕一軍に残り、中継ぎとして起用されていたがが4月2日、4日の試合で2試合連続で2失点を喫する等結果を残せず、13日に登録を抹消され、一軍に戻ることなく10月26日に球団から戦力外通告を受ける。12球団合同トライアウトに参加したが獲得する球団が現れなかったため、この年限りで現役を引退した。

引退後

地元の愛知に戻り、2018年に大森石油に入社。名古屋市内のガソリンスタンドで働きながら軟式野球部でプレーした。

2019年からは社会人クラブチームの全三重クラブでプレーしている。

成績

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	勝利	敗戦	セーブ	ホールド	勝率	投球回	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率
2009年	日本ﾊﾑ	10	4	0	0	0	1	0	1	.000	26.2	8	23	19	18	6.08
2010年		39	1	0	0	10	1	0	6	.909	72.0	11	54	22	21	2.63
2011年		60	0	0	0	1	3	0	23	.250	59.2	16	36	12	11	1.66
2012年		17	0	0	0	0	0	0	2	.---	21.1	8	18	9	7	2.95
2013年		2	0	0	0	0	0	0	0	.---	4.0	2	2	3	0	0.00
2014年	ｵﾘｯｸｽ	11	0	0	0	0	0	0	0	.---	15.0	6	8	4	3	1.80
2015年		7	0	0	0	0	1	0	1	.000	5.0	3	5	5	5	9.00
NPB：7年		146	5	0	0	11	6	0	33	.647	203.2	54	146	74	65	2.87

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関連項目

• プロ野球選手一覧
• 2008年度新人選手選択会議
• 北海道日本ハムファイターズ
• オリックス・バファローズ