死重の損失(deadweight loss)とは、貨物輸送や経済学の用語である。死重的損失ともいう。
概要
- 貨物輸送での意味
- 船舶・貨物列車・航空機などで輸送するとき積荷をすべて機体から降ろしてしまうと、機体が不安定になってしまう。そのため荷を空にせず一定の重みの荷を常に積んで置く必要がある。輸送という面ではコストでしかないこの重量のことを死重の損失と呼ぶ。
- 経済学での意味
- 独占や外部経済などの市場の失敗や、何らかの取引制限や課税があると、そういったものが無いときと比べて、消費者も生産者も損をしているところで需給が均衡してしまう。このときの損失のことを死重の損失(経済学の場合、死荷重とも訳される)という。
関連項目
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