消費者物価指数(Consumer Price Index, CPI)とは、消費者が購入するモノ・サービスの価格を重み付きで平均し、基準年の数値との相対的な変化を表す指数である。インフレーション(とデフレーション)の測定で使われ、マクロ経済でもっとも重要な指数の一つである。
概要
日本では、総務省統計局が各月末に前月分を公開している(総務省統計局ホームページ/消費者物価指数)。基準年は5年ごとに更新。基準年の値を100.0としてそれに対する比となっている。
消費者物価指数にはいくつかの種類があるが主に使われるのは、以下の三つである。
- 全国総合指数
- 対象品目をすべて網羅した指数。
- 生鮮食品を除く総合指数
- 全国総合指数から天候や豊作・不作などで価格が変動しやすい生鮮食品を除いたもの。別名コアCPI。
- 食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数
- 名前の通り、全国総合指数から食料とエネルギーを除いたもの。別名コアコアCPI。
消費者物価指数は、モノ・サービスおよび価格の重み付けを一定にした固定的なバスケットを用いた指数であり、ラスパイレス指数の一種である。
他国の消費者物価指数
アメリカでは、労働省労働統計局(BLS)が、消費者物価指数を発表している。
関連項目
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