混老頭(ホンロウトウ)とは、麻雀の役の1つである。2翻。通称ホンロー。
概要
食い下がり無しの二翻役ではあるが、対々和か七対子が必ず複合するため実質四翻役であり、書籍では4翻役として紹介されることもある。
ヤオ九牌、すなわち数牌の1,9、或いは字牌の刻子または対子だけで構成される役であり、上位役としては数牌の1,9だけで構成される清老頭、字牌だけで構成される字一色、ヤオ九牌13種類をすべて扱う国士無双がある。下位役はチャンタ(混全帯ヤオ九)。
ヤオ九牌は序盤は不要牌として処分されがちであるが、ヤオ九牌そのものは上位役として役満に直結するものが多い為、1,2副露もすればヤオ九牌が出にくくなってしまうことは想像に難くない。しかも、河には普段であれば使い勝手が良い中張牌(数牌の2~8)が惜しげもなく捨てられることになるため、狙いがバレバレになる。最終的にはツモ頼みになってしまうことが多く、配牌でどれだけのヤオ九対子が存在するかが成否を分つといえる。
前述の通り、必ず対々和か七対子と複合するが、対々和の場合は符数が必ず40符以上になるため、満貫確定である上、字牌次第では役牌が得られることもあるため、跳満以上も十分視野に入れることが出来る。一方七対子の場合は13種類の内7種類を門前で集めなければならないという厳しい条件にもかかわらず25符となり、立直やドラ無しでは満貫にさえ届かない。そのため、ローカルルールとして混老頭+七対子の場合には混老頭を3翻と見做し、計5翻と考える場合もあるようだが、あくまでローカルである。但し、混老頭+七対子は難易度でいえば正直満貫でも割に合わないくらいの難易度といえる。
実演
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ちなみにこれは四暗刻と大三元のダブル役満である。
(四暗刻単騎をダブル役満とするルールの場合トリプル役満)
関連項目
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