白黒はっきりつける程度の能力とは、東方Projectの登場キャラクター 四季映姫・ヤマザナドゥの持つ能力のことである。
概要
幻想郷の閻魔である彼女に対してはあらゆるものが嘘をつくことは出来ず、また彼女自身が絶対的な善悪の基準を持っているため判断に迷うことはない。
よって、この能力を以って下された審判は二度と覆ることはなく、被告は彼女の裁きに従うほかないのである。
また、この能力は境界をハッキリさせるということも意味しており、八雲紫の天敵ともなりえる能力でもある。
この先には高濃度のフィクション成分が含まれています。 編集者の妄想の塊です。ネタなので本気にしないでください。 |
白黒はっきりつけることの難しさ
この能力を持たない人間や妖怪にとっての白黒の判断というのは、完全な白や黒でなければ、周囲の色と比較して相対的に判断しているものに過ぎない。
この記事で使用している灰色の文章も背景が白だから相対的に黒く見え、判読が可能になっているわけなのだが、
ひとたび背景を黒くすると、このように相対的には白く見えてしまうわけである。
だが、彼女にとってはこの灰色の文章も白黒はっきりつけることができるため、回りの影響を受けることなく白か黒か答えることができる。当然の事ながら、灰色と答えることはありえない。
さあ、映姫様答えてください。この文章の色は白ですか黒ですか?涙目になってもだめですよ。早く白か黒か答えてください。まさか地獄の閻魔様が答えられないということはないですよね?
白黒はっきりつけることの恐ろしさ
気をつけなくてはいけないのは彼女の能力が『白黒はっきりつける』程度の能力であって、『白黒はっきり判断する』程度の能力ではないことである。
両者の違いは前者が能動的に動くことができ、後者は受動的にしか動けないことにある。この違いは非常に大きい。「はっきり判断する」だけであれば既存の基準をものさしにしているわけだが、「はっきりつける」のであれば新しい判断の基準を作り出し、それによって判断するという可能性が存在する。
要するに、彼女が『これは白だ』と宣言すればあらゆるものが白という概念を獲得し、彼女が『これは黒だ』と判断すればあらゆるものが黒という概念を獲得する可能性が発生しているのである。
まあ、閻魔様がそんなことはしないとは思うが、この記事の文章の白黒はともかく、映姫様を泣かせた編集者には『黒』の判決が出たらしいので、ちょっと地獄行ってくる。
白黒はっきりつける具体例
下の図は白から黒へのグラデーションである。「白黒はっきりつけることの難しさ」で説明したとおりに、一般の人間は相対的に見るため白と黒のグラデーションが見える。
しかし、「白黒はっきりつけることの恐ろしさ」で説明したように四季映姫は彼女独自の絶対的基準に従って白黒をつけるため、彼女にはグラデーションは見えず白黒の二色となる。その基準がどこにあるかは本人にしかわからないが、その基準に従って白黒は決定されてしまう。
仮に、白黒の中間点である#808080を境界にするのであれば次のようになる。
わずかの罪も見逃さない(=完全な白以外は黒=境界が#ffffff)ならば、次のようになる。
以上の事を踏まえて、このような灰一色に見える画面があったとする。
この時、四季映姫・ヤマザナドゥが白黒のちょうど中間点(#808080)を白黒の基準としている場合、彼女の見ている画面は以下のようなものになっていると思われる。
実際、上の灰一色に見える部分はぱっと見では判別できない程度の色の違いが存在している。黒にあたる部分の色は#7f7f7f、白にあたる部分の色は#808080で設定してある。(ソース参照)。個人差はあるが、じっと見つめるとわずかな差の濃淡を見分けることができる。
さて、ついでに映姫様にはこちらの文章を大きな声で読んでもらおう。こちらも文字は#7f7f7f、背景色は#808080で設定してある。一般人は反転すれば見ることができる。まさか読めないということはないですよね、えーき様。
さて、映姫様がまた涙目になりながら『編集者は黒!』と言い出したので改めて無間地獄に落ちてくる。
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