盤外戦とは、ボードゲームにおいて盤上の勝敗とは別の要素で、行われる心理的な戦いである。
概要
本来、ボードゲームにおいては、素晴らしい棋譜を残すと言うことが重要なことであるが、それ以外の人間味と述べるべきか、人間対人間だからこそ発生しうるハプニングがある。その、ちょっとした出来事が勝敗に影響してしまうことがあり、時として盤外戦として語られる。
ちょっとした出来事の例として、普段と異なるネクタイで対局する。
かなり盤外戦を意識したものとして、米長邦雄「横歩も取れないような男に負けては御先祖様に申し訳ない」と戦術を派手に宣言するかのような行為。
将棋
現代のプロ将棋では、升田幸三、大山康晴、米長邦雄、加藤一二三のようなレジェンド級の方々が過去に行っていたであろう盤外戦のような、マナー違反と見られてもおかしくない行為は減少している。
ある意味、このような方々と戦ってこられた経歴がある羽生世代が凄いのかもしれない。
変わって、盤外企画と呼べるようなコラボ企画や勝負メシに注目が集まっている。
アマチュアにおける将棋戦でも、一定のマナーが大事であることには変わりはない。
囲碁
碁笥(碁石を入れる容器)に手を入れてジャラジャラと鳴らす行為もよろしく思われないだろう。
チェス
国際チェス連盟においては、かなり厳しく中立的な公平な対局を求められるらしい。
麻雀
特にルール上は、特別な記載はないらしいが、不自然な長考や牌を強打する行為は嫌われるらしい。
また、チョンボ(錯和)と呼ばれるような反則行為があり、広義の意味で盤外戦と見なされ禁止されている場合がある。
関連項目
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