碰(ポン)とは、麻雀のルールである。碰は、JIS X 0208に含まれない字であることもあって、普通ポンと書く。
概要
副露の一つで、手牌に対子があって他人の河に同一牌が捨てられたとき、これを得て刻子にすることができる。これをポンといい、副露の際には「ポン」と発声する。ポンしたあと刻子は場に晒し、さらに手牌から一つ牌を切る。
副露によって作られた刻子は明刻という。
漢字として
碰
- Unicode
- U+78B0
- JIS X 0213
- 1-89-8
- JIS X 0212
- 47-91
- 部首
- 石部
- 画数
- 14画
- 意味
- ぶつかる、衝突する、唐突に出会う、偶然、罪を犯す、手足を使って機械に触れる。日本では、もっぱら麻雀用語としてのみ登場する。
- 〔説文解字〕の𩮗字の〔段注〕に、卒然として会う意味で俗に掽字を使うとある。掽は碰の異体字。
- 字形
- 形声。声符は並(竝)。
- 音訓
- 音読みはホウ、訓読みは、ぶつかる。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 語彙
- 碰巧・碰触・碰撞・碰面
異体字
- 掽は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。〔字彙〕に「搕掽、撞くなり」とある。JIS X 0213第四水準。JIS X 0212補助漢字。
- 踫は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。別の意味もある。→踫
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