福沢祐麒(ふくざわ ゆうき)とは、ライトノベル『マリア様がみてる』及びそれを原作とするアニメの登場人物である。スピンオフ作品『お釈迦様もみてる』では、主人公を務める。
概要
福沢祐巳の弟。年子だが、早産で4月1日に生まれたため、祐巳とは同学年である。時々、祐巳の双子の弟と書かれることもあるが、これは間違いなので気をつけたい(公式ファンブックでもたまに誤記されている)。苗字繋がりで、通称の「ユキチ」と呼ばれることが多い。
仏教系の男子校・花寺学院に通う高校生。花寺では体育会系の源氏・文化系の平氏の二大グループに分かれており、当時花寺の校内の事情に疎かった祐麒はどちらにも入らず浮いた存在だったが、生徒会長である柏木優の目にとまり、あれよあれよという間に、柏木の烏帽子子(リリアン女学園の妹(プティ・スール)とほぼ同じ立ち位置)にされてしまった。姉の祐巳と同様に一見平凡だが、物事を良い方向にうまく動かすことが得意で(本人は自覚無し)、体育祭などの行事でその真価を発揮した。
2年生になると、柏木から生徒会長の座を受け継ぎ、リリアンと花寺の双方の文化祭の運営で活躍した。生徒会で友人となった、小林正念・有栖川金太郎(アリス)、高田鉄は、それぞれ会計・書記・副会長に就任し、先輩の日光月光こと薬師寺昌光・朋光が後見役を務めている。
顔立ちも祐巳にそっくりで、こちらも愛くるしいタヌキ顔をしている。花寺の文化祭に山百合会が参加した時、祐巳がタオルを頭に被って男装をすると、多くの人が祐麒と見分けが付かなくなった(そのせいで、祐巳が祐麒と間違えられて、花寺の生徒に拉致される災難に見舞われたのだが・・・)。但し、背は祐麒の方が頭一つ分高い。性格も温和であるため、男嫌いの小笠原祥子が抵抗なく接することができる数少ない男子である。逆に細川可南子からは激しく敵視されていたようで、三期OVA2巻のラストシーンはちょっとしたホラーである。
祐巳に対して遠慮無くズバズバ言うことが多いが、なんだかんだ言いながら姉思いの心優しい弟である。あまりにも気に掛けるあまり、柏木や小林からはシスコンとからかわれているが、実際その通りなので困る。二次創作では祐巳の無防備なスキンシップ翻弄される、悩める少年キャラが定着している。柏木のような嫌われる要素が全く無いため、おそらくマリみてで一番人気のある男性キャラだろう。
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関連項目
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