秋口ぎぐるとは、ライトノベル作家、アナログゲームデザイナー。本名は川上亮。現在はグループSNEに所属している。
概要
第10回ファンタジア長編小説大賞特別賞を受賞した『並列バイオ』でデビュー。デビュー作は独特すぎる文体の怪作として一部で話題を呼んだ。しかしなかなか売上には恵まれず、『粛清プラトニック』シリーズは打ち切りの上、連載分が文庫化されないなどの憂き目に遭う。
富士見ミステリー文庫で『ショットガン刑事』シリーズ、ファミ通文庫で『ロンドンストーリー』全3巻を展開する傍ら、本名の川上亮名義の『ラブ☆アタック!』で第1回角川NEXT賞を受賞。その後グループSNEに加入し、以降はグループSNEでの活動では「秋口ぎぐる」名義、個人での活動では「川上亮」名義を使用している。
その他の作品に『バレッツ&バンディッツ 楽園の棺』(富士見ファンタジア文庫)、『僕らA.I.』(富士見ミステリー文庫)、『ひと夏の経験値』(富士見ドラゴンブック)、『コミケ襲撃』(一般書籍)など。グループSNEでは『ゲヘナ』や『エムブリオマシンRPG』などを手がけている。
どちらかといえば、成田良悟のような疾走感のあるスラップスティックな群像劇タイプの作品を得意としている。
2010年には所属サークル「Qvinta Essentia ものづくり部」から、自身がメインデザイナーを務めたカードゲーム「キャット&チョコレート」をリリース。同ゲームは日本ボードゲーム大賞2010を受賞するなど高い評価を集めた。
2012年にはアナログゲームの企画・制作を行う会社「株式会社コザイク」を設立し、その代表を務めている。当初自主制作カードゲームとして同人イベントなどで頒布されていた「キャット&チョコレート」は、以後は同社から発売されている。
関連商品
関連項目
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