紅魔郷の真ボスとは、本である。
概要
正確には、東方紅魔郷のステージ4で中ボス(小悪魔)の前座として出現する魔道書のこと。
おそらく、同ステージのボスであるパチュリーが対侵入者用として仕掛けたトラップだと思われる。
EasyやNormalでは『少し密度の高い気合避け弾幕を張ってくる中ボスの前座』にすぎないが、
最高難度のLunaticとなると、圧倒的な物量と弾速を誇る弾幕でプレイヤーを殺しにかかる。
本記事では、畏怖と畏敬の念をこめて、Lunaticの魔道書を"紅魔郷の真ボス"として扱う。
特徴
一言で表すなら"ひどい"。二言で表すなら"すごくひどい"。
ステージ4の中ボス前に到達すると、15WAYの緑弾を一定間隔で発射する魔道書が1冊ずつ、合計で6冊出現し、高密度の弾幕を張ってくる。
1冊目が出現してから、中ボスの登場と同時に全て消滅するまで、その時間は約12秒。
スペカ1枚の制限時間にも満たないが、そんじょそこらのスペカとは比較にならない悪夢を見せてくれるので、むしろ長く感じられるだろう。
出現位置も発射角度もランダムで、しかも速めの弾と遅めの弾が入り混じっているため、とにかく弾道を読みにくい。
密度も凄まじく、一説では弾の表示限界ギリギリ(約600発ちょい)らしい。
速い・多い・弾道読めないの三拍子が揃った、紅魔郷屈指の難関である。
レミリアのスカーレットマイスタと並んで無理弾幕の筆頭とされているが、どちらの方が上なのかは、個人差があるので何とも言えない。
ぶっちゃけ、とても若干無理ゲーだが、避け切れないわけでもない。現に避け切っている人は稀にいる。
対処法
- ボムを使う
最も安全。
そもそも避け切ろうとすること自体が間違っているので、よほどのことが無い限りはこの手段をとることになる。
危険な予感がしたら、惜しみなくボム。無理に粘って抱え落ちするぐらいなら、2ボム使って強行突破した方が全然良い。
ただ、この手段をとってしまうと、彼ら(?)の本当の恐ろしさを存分に味わうことができないまま12秒が過ぎてしまう。
まあ、それを『もったいない』と思うかどうかはプレイヤー次第だが。
- 攻撃を与えつつ気合で避ける
最も危険。
ボムがすっからかんのとき、あるいはボム封印プレイやノーミスノーボム狙いのとき以外にとるべき手段ではない。
ただ漠然と避けるだけではかなりどうしようもないが、次のことを意識すれば多少はマシになる…かもしれない。
・右下隅か左下隅で避ける(弾が飛んでくる角度をある程度制限できる)
・魔道書と縦軸を合わせ、撃ち込みを意識しながら避ける(1冊消すだけでも大分変わる)
・できるだけ小さく避ける(魔道書は動かないので、"一定周期で同じような方向から弾が来る"程度のパターン化は可能)
・祈る(かなり重要)
一度でも避け切ってしまえば精神的に楽になるので、プラクティスで練習するのも良いかもしれない(金閣寺の一枚天井と似た中毒性があるので、やりすぎ注意)
ルナシューターはおろか、トップスコアラーでも安定させるのは難しいといわれていることを考えると、10回につき1回か2回避け切ることができれば十分だろう。
たとえそれだけの突破率でも、最初から無理と決めてかかるよりはマシである。
白黒最強説?
侵入者対策のトラップとしては非常に優秀といえるが、度々図書館に侵入しては本を盗んでいるどこぞの魔法使いは、これをどう対処しているのだろうか。
マスタースパークをぶっ放して強行突破しているならまだしも、毎度毎度ノーミスノーボムで抜けているとすれば……白黒恐るべし。
あるいは、魔理沙が来たときだけは作動しない仕掛けになっている可能性もある。パチュリーさんもなかなかやりますね。
余談
- とあるトップスコアラーが紅Lunaを1ミスノーボムフルスペカでクリアしたときに唯一被弾したのもこれだったりする。ちなみに、本記事の名称は氏の発言に由来している。
- 編集者はどちらかというとマイスタの方が苦手だったりする。
関連動画
関連項目
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