若戸大橋(わかとおおはし)とは、北九州市の洞海湾に架かる橋、もしくはその橋を含む道路の名称である。
概要
北九州市の戸畑区と若松区を結ぶ全長2.1kmの道路で、吊り橋部分の長さは627mである。北九州市の誕生を控えた昭和37年(1962年)9月の完成時は東洋一の長さを誇り、日本初の長大吊橋でもあった。
橋の名前は約3万4千通の応募の中から選ばれ、遠くからも目立つ赤い色には工業都市らしくエネルギー・情熱・使命の意味が込められている。1990年には北九州都市高速道路と直結、小倉までダイレクトに行けるようになり、さらに2018年には後述するトンネルと共に無料開放された。
長らく若松と戸畑を結ぶ唯一にして最大の動脈として機能してきたため、橋の上では慢性的な渋滞が起きていた。これの対策として1987年には歩道を撤去したうえで4車線化され(そのため現在、若松と戸畑を歩行者が行き来する場合は、市営の若戸渡船を利用する他ない)2012年にはバイパスとしての若戸トンネルが開通した。しかし今でも若戸大橋の重要性は高く、西鉄バスや北九州市営バスの路線も若戸大橋を経由している。
若戸大橋近くには公園が整備されており、ここからの洞海湾と橋の眺望はとても美しい。黄昏時にはさらにロマンティックな光景が広がるほか、季節によっては夜間ライトアップもされている。
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