虎狼死家 左々右エ門(ころしや さざえもん)とは、逆転裁判シリーズに登場する人物である。
概要
裏社会でその名を轟かせる、100年前から続く老舗の殺し屋。虎狼死家は屋号。本編に登場しているのは3代目だという。
年齢は不明だが、外見は初老の男性である。
警察関係者でもその存在はごく一部にしか知られていない。特別捜査課がずっと追い続けているが、いまだ逮捕に至ったことはない。
殺し屋という職業、その独特な容姿と佇まい、そして何よりそのまんま、かつ無理矢理すぎるネーミングから、登場回数が少ないにも関わらず本作屈指のインパクトを誇る。
ニコニコでは背景のキャラ画像を改変した動画にて、
背後に虎狼死家がいると「~(犯人)逃げて」と言ったコメントがよく載る。
仁義を何よりも重んじており、依頼人との信頼関係を大切にする。殺しは的確に遂行する一方で、サービスやアフターケアも徹底しており、依頼人を守ることも自身の務めとする。
その一方、裏切りを最も憎んでおり、例え依頼人であっても虎狼死家を欺くなどの背信行為をすれば契約を失効し、その報復を行う。
でも普通に考えて殺し屋を本気で信頼する人間なんていないだろ
殺しの依頼を遂行した際にはその証として現場にサザエの絵が描かれたカードを置いていく。
自身の正体がばれぬように他人と接触する際には「田中太郎」という偽名を使う。どこぞのコロコロの宇宙人を連想したのは筆者だけではないはず
外見の特徴としてはモノクルを装着しているのは共通で、検事2はワイシャツにネクタイという執事のような姿にサザエの絵が描かれた法被を羽織るという奇妙な恰好をしている。
そして何より目立つのが顔の中央を縦一文字に走る縫い目である。その縫い目がファスナーになってるんじゃないかと疑ったのは筆者だけではないはず
逆転裁判2にて
逆転裁判2の第4話に登場。
今回では虎狼死家として成歩堂と会話する際はトランシーバーを介して行うのみであるが、
成歩堂が依頼人の自宅を訪れた際にはその家の執事として応対した。
執事とボーイに変装しても外見でプレイヤーには正体がバレバレだが、この時点では成歩堂は気づかず、後になってその正体に気づいたときは既に真宵を連れて逃亡した後であった。
こちらでは依頼通りにある人物の殺害を遂行するも、その結果依頼人が殺人罪で逮捕されてしまう。
そのため「アフターケア」として依頼人を無罪にするべく真宵を誘拐し、成歩堂を脅迫して身代金代わりに「無罪判決」を要求した。
更に無罪判決を確実なものとするため、事件の担当検事であった狩魔冥を狙撃し重傷を負わせる。
冥の代わりとして出廷した御剣により当日までの無罪判決を阻まれそうになると、無線機を介しての証言を行い、別の人物に罪を擦り付けようとした。
これらの行いは成歩堂を苦しめ、弁護士としての在り方について大いに悩ませることとなった。
余談だが、このとき使用した無線機は虎狼死家顔に基づいており、リアクションによってオイルの汗をかいたり、煙を出して怒り出したり、果ては驚く際は爆発したり(しかもその直後何事もなかったかのごとく元に戻っている)などツッコミどころ満載の機能が付いている。
また、エンディングでの当人の弁では殺しの依頼はホームページで受け付けているという。
逆転検事2にて
こちらでは第1話から登場。いきなりの再登場にプレイヤーの多くが戦慄したことであろう。
ある人物から西鳳民国の大統領・王帝君の暗殺を依頼され、一度は大統領を襲撃するもボディーガードによって阻まれ負傷し撤退する。
後にひょうたん湖公園にて行われた大統領の歓迎式典にてアイスクリーム屋に扮装して潜入した。
素性が不明なだけに、「単に怪しいアイスクリーム屋」として振る舞っていたが、後に正体を明かし捜査権の無い御剣を強引に介入させた。
しかし、この式典で発生した殺人事件をきっかけに暗殺の依頼人に対して疑問を抱くようになり、
王大統領の暗殺を断念し逃亡する。
依頼人に騙され一方的に利用されたことを悟った虎狼死家は依頼人との契約を解除し、自身を裏切った報復をするべく依頼人を捜し歩く一方、御剣の動きをも利用して王の殺害を依頼した依頼人に近づこうとする。
ちなみに御剣自身は調書などで何度か彼の素顔を見ていたにもかかわらず、思い出せず忘れてしまっていたという普段の御剣らしからぬミスであった。
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