超電救助隊HERO単語

19件
チョウデンキュウジョタイハイパーエレクトリックレスキューオーガニゼーション
3.7千文字の記事
  • 2
  • 0pt
掲示板へ

財団の皆さん、
人類を恐怖から守るのは私たちです。
私たちの組織には、人々を護るための技術と人員が、
豊富に備わっているのですから……。


超電救助隊HEROハブ - SCP財団exitより,2022/09/22閲覧

超電救助隊HEROとは、シェアード・ワールドSCP Foundation』に登場する要注意団体(GoI)である。

概要

超電救助隊HEROは正しくは「超電救助隊」のみが正式名称であり、HERO部分は「超電救助隊」の英語表記である『Hyper Electric Rescue Organization』の略称であるようだ。しかしながら、構成員は皆『超電救助隊HERO』と名乗るため、以下でも超電救助隊HEROと表記していくこととする。要注意団体としてのID歴史的経緯からGoI-8139、GoI-4586の2つが存在する[1]

この団体は人命救助や平和維持を的に、様々なパラテクノロジー物品を積極的に使用する団体であり、構成員の大半は日本特撮ヒーローに類似した外見をしている。このスーツは基本的に脱着が困難であり、着っぱなしで生活していることが多数。

見た通り彼らはヒーローなので、行うことは災害事故現場での救助活動や犯罪行為の取締、医療支援などのヒロイックなことが基本となる。しかし、もう一つの側面を忘れてはいけない――彼らは非合法組織である。彼らは、自分たちの、ともすれば独善的な正義感を振りかざし、それを法秩序に優先してしまう傾向がある。また、彼らの行動被害者が出たとしても、「大勢を救うためには少数の犠牲が必要だったのだ」と正当化を図ることもしばしば見られる。また、犯罪者に対しても罪刑法義なんて概念は超電救助隊HEROとは相容れないらしく、私刑を行うことも辞さない。

結果として、超電救助隊HEROの活動により被害が拡大してしまったり、現場が混乱することは必至。その上、彼らのヒーロースーツには奇妙なことに彼らの行動を称賛させるためなのか、同団体への好意を誘導する的の剤やミームの散布を行う装置がついていることも。末端の構成員は基本的に独善的な正義に生きているが、上層部はまた別の的――少なくとも正義平和とは程遠い何かを持ち合わせていることが考えられよう。最も、上層部の企みは情報を遮断されており、末端ヒーローたちは自分たちは正義のために戦っていると信じて疑わないのだが。

なお、彼らは自らの行いを隠蔽することはまずない。ヒーローなので、お様の下を堂々と歩くことができるからである。つまり、彼らのパラテクノロジーは放っておけばマスメディアなどに容易に露出してしまう。このため、その以上に財団はヴェール政策へのから同団体構成員を積極的に追跡対としている。

関連オブジェクト

SCP-387-JP 百アイコン

高速心臓再動士リバーサル・ゴールド』という電気ショックで心停止状態からの救出を行う色のヒーローとその相棒で心停止状態の人を検知する『エイド・フェニックス』。

超電救助隊HEROのなかではしく周囲に迷惑をかけることもなく多くの人を助けられるのだが、財団はアノマリーである以上収容しなければならないので――。

なお、項名は財団日本支部最長タイトルである。このため、本記事においては掲載するとそれだけでレイアウトが著しく崩れてしまうこともあり、省略をさせて頂く。しかもある意味では皮ともいえるタイトルであり、このタイトルを読んでから報告書を読むと胸糞悪さを覚えることであろう。

SCP-509-JP - 超援調理師ミーレイド・カーキ 百アイコン

『クッキング・コンバーター』という装置でどんなものでも美味しいご飯に作り変える、カーキ色のヒーロー文字通り、何でもであり、ゴミだろうが瓦礫だろうが美味しく可食なものに作り変えてくれる (流石金属等はどうにもならないが)。

独善性は低く、まっとうな善意を持っているのだが、装甲のほうが問題で、の前に空腹の人を見つけると近くの材料を使って何かしらの食事を作り、食わせようとする。仮にそれが食べられない場合でも、相手が食べることを拒否した場合であっても。この間、SCP-509-JP当人は意識が飛んでいる。

ある日彼が意識を取り戻すと、そこにはご飯に作り変えられた死体と、それを食わされそうになって抵抗して窒息死した別の死者たちの山ができあがっていた。

SCP-990-JP - 特装救命士トリアージ・レッド 百アイコン

火災現場で消火と人命救助を行う、赤色ヒーロー。超電救助隊HEROのオブジェクトでも古参の部類であると同時に、超電救助隊HEROの方向性を決定づけてしまったと言えるオブジェクト

非常に独善的であり、自身の行動を疑うことは全くない。そんな彼の「救助活動」に、財団エージェントは鋭く問いかける。

はたして、彼の「トリアージ」は本当に必要だったのだろうか。本当に、彼は多くの人を救うためだけに、その幼い命を散らす必要はあったのだろうか。SCP-990-JPは、ただ意味に被害を増やしてしまったのではないだろうか。SCP-990-JPは、答えられない。

SCP-1099-JP - 瞬間脳腫救命士ドレナージ・ホワイト 百アイコン

頭を近づけるだけで、相手の脳腫瘍を治療するというをもった、白色スーパーヒロイン日本中のありとあらゆる病院に現れては、脳腫瘍を摘出した。

しかし、そのたびに彼女の頭は肥大化していき、言動もどんどん支離滅裂になっていく。やがて逆に過去に助けた少年を肥大化させて殺してしまった挙句、最後は破裂してその生命を散らしてしまう。

善意は紛れもなく持っていたのだろうと思われるが、脳腫瘍を「吸い取る」ような彼女の治療は、かえって白衣悪魔を顕現させてしまったのではないだろうか。

SCP-1860-JP - 不完全出血のバッド・ヒーロー 百アイコン

超速救命瀉血戦士ソニック・デブリードメンター』を自称するヒーローしく、色にちなんだヒーローネームではない。

日本の重篤な疾病に患した人物に対して、その装備によってその病巣を摘出する。ただしその際に人間の生体機に必要な部位であっても切除してしまうため、切除された側のその後の人生におけるQOLは低下する。紛れもなく命を救うヒーローなのだが、生存を優先しすぎてその人の人生を壊してしまうのはいただけない。やはり、超電救助隊HEROらしい独善的なヒーローであるといえよう。

超電救助隊HEROの末端と上層部には全く異なる思惑が存在することが垣間見える最期は見ていて悲しさを覚える。

SCP-2031-JP - 児童加虐者断罪戦士ジャッジング・バイオレット 百アイコン

児童を苦しめるやつは許せないと私刑をはたらく、紫色ヒーロー。超電救助隊HEROのメンバーではあるが、「本隊」と呼ばれる本部とは考えを異にするため先輩ともども追放されている模様。

彼もまたセンサーによって子供たちをいじめる者を探し出し、私刑を加え、場合によっては殺する。しかしこセンサー、誤検知することもあるらしく、自身が子供を奪ったことに気づいてしまう。更に、別の事件で助けた子供が他の子供いじめてしまい、しかもそれが自身に憧れたためであることを知って苦しむ。やがてSCP-2031-JPは自身が行ったことの過ちに動揺し、悪である自身に相応しい悪役らしい最期を遂げてしまう。

関連コミュニティ・チャンネル

脚注

  1. *メタ的に言えば、超電救助隊HERO自体は2015年に考えられていたのに対して、ハブが出来たのが2021年。設定がまとまる前に書かれたオブジェクトが非常に多いためである。

【スポンサーリンク】

  • 2
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

○○の主役は我々だ! (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: カミカゼ
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

超電救助隊HERO

1 ななしのよっしん
2023/06/19(月) 01:03:27 ID: u5T6kgx6sw
1860とかいう竹田くん
👍
高評価
0
👎
低評価
0