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鍵谷陽平（かぎや ようへい、1990年9月23日-）とは、北海道出身のプロ野球選手（投手）である。現在は北海道日本ハムファイターズに育成選手として所属。
概要
| 北海道日本ハムファイターズ #130 | |
|---|---|
| 鍵谷陽平 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | 日本 |
| 出身地 | 北海道七飯町 |
| 生年月日 | 1990年9月23日 |
| 身長 体重 |
177cm 80kg |
| 選手情報 | |
| 投球･打撃 | 右投右打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2012年ドラフト3位 |
| 経歴 | |
| プロ野球選手テンプレート | |
北海高校では2年秋からエースとなり、3年夏にはチームを8年ぶりの甲子園へ導く。甲子園では最速146km/hを記録したが、12失点でKOされ初戦敗退。潜在能力の高さはプロからも注目されていたが、進学を選び中央大学に進む。
中央大学では2年からリリーフを中心に登板。最速152km/hをマークする。秋に右肘の靱帯を痛める故障もあったが復活し、4年次には先発も任されるようになった。ちなみに野球特待生ではなく一般入試での入学で、法学部で勉強と野球を両立させていた。
2012年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに3位で指名され入団。背番号は30。日本ハムでは希少な道産子選手となった。
日本ハム時代
2013年は1位指名の大谷翔平と共に開幕一軍入りを果たし、開幕戦でリリーフとしてプロ初登板。4月14日のオリックス・バファローズ戦で3番手として2イニングを投げ、その間にチームが逆転しプロ初勝利を挙げた。ちなみにチームの北海道移転以来10年目にして北海道出身選手の初勝利でもあった。5月6日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初先発、6回途中1失点に抑えるも援護がなく黒星。先発は2試合だけでその後は再びリリーフに戻った。1年目は38試合に登板し2勝3敗1セーブ7ホールド、防御率3.33だった。
2014年は開幕一軍を逃し、4月に一軍昇格も内容は不安定で1ヶ月保たず二軍落ち。8月に復帰した後はぼちぼち抑え、21試合で防御率2.20という成績を残した。クライマックスシリーズではファイナルステージ第2戦で2回を無失点に抑え、道産子選手のポストシーズン初勝利という記録を作った。
2015年は開幕一軍入り。マイケル・クロッタの不調により前半戦はセットアッパーとして起用され好投していたが、6月から調子を崩し、7月下旬に二軍落ち。9月に復帰したあとは謎の勝ち運により全て福岡ソフトバンクホークス戦で計3勝した。最終的に40試合で5勝3敗15ホールド、防御率4.67。
2017年は自己最多の60試合に登板し、1セーブ17ホールドを挙げた。
2018年は開幕前に右腕を痛めた影響もあり、28試合の登板に留まった。
2019年は主にビハインド要員として6月上旬までに18試合に登板したが、派手な炎上もあって防御率5.94と結果が出なかった。
巨人時代
2019年6月26日に、吉川光夫・宇佐見真吾との交換トレードで藤岡貴裕と共に読売ジャイアンツに移籍した。背番号は32。ちなみに令和初のトレードであった。
巨人では7月上旬に一軍昇格するとピッチングも復調し、一時はセットアッパー的な起用もされるなど、27試合に登板し6ホールドを挙げ、巨人での防御率は3.00と好成績を挙げた。シーズン通算では合計45試合の登板で2敗7ホールド、防御率4.12。オフに背番号を30に変更した。
2020年は開幕から、中川皓太とルビー・デラロサの勝ちパターンに繋ぐ試合中盤の要所などを任されるユーティリティ中継ぎとしてフル回転。高梨雄平、大江竜聖、大竹寛らと安定感のあるリリーフ陣を形成した。ほぼシーズンを通して一軍で投げ、チーム最多の46試合に登板、3勝1敗13ホールド、防御率2.89の好成績を残した。
2021年はチーム最多の59試合に登板し、3勝1セーブ15ホールドを記録した。
2022年は故障による出遅れもあって、21試合の登板に留まった。
2023年は13試合の登板に留まり、10月13日に戦力外通告を受けた。
第二次日本ハム時代
2023年11月19日に北海道日本ハムファイターズに育成選手として入団した。5年ぶりの復帰となる。背番号は130。
プレースタイル
直球の最速は153km/h。変化球はスライダー、フォーク、パームを投げる。
成績
- （2023年終了時点）
年度別投手成績
| 年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2013年 | 日本ﾊﾑ | 38 | 2 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 5 | .400 | 54.0 | 33 | 42 | 21 | 20 | 3.33 |
| 2014年 | 21 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 28.2 | 10 | 27 | 9 | 7 | 2.20 | |
| 2015年 | 40 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 0 | 15 | .625 | 34.2 | 12 | 32 | 23 | 18 | 4.67 | |
| 2016年 | 48 | 0 | 0 | 0 | 5 | 3 | 3 | 3 | .625 | 44.2 | 21 | 38 | 23 | 21 | 4.23 | |
| 2017年 | 60 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 17 | .400 | 57.0 | 17 | 46 | 23 | 16 | 2.53 | |
| 2018年 | 28 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | .--- | 27.1 | 12 | 22 | 14 | 13 | 4.28 | |
| 2019年 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | .--- | 16.2 | 12 | 16 | 11 | 11 | 5.94 | |
| 巨人 | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 6 | .000 | 27.0 | 18 | 11 | 11 | 9 | 3.00 | |
| 19年計 | 45 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 | .000 | 43.2 | 30 | 27 | 22 | 20 | 4.12 | |
| 2020年 | 46 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 13 | .750 | 37.1 | 13 | 40 | 12 | 12 | 2.89 | |
| 2021年 | 59 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 15 | 1.000 | 42.1 | 18 | 30 | 19 | 15 | 3.19 | |
| 2022年 | 21 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | 17.0 | 5 | 9 | 8 | 7 | 3.71 | |
| 2023年 | 13 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 | 1.000 | 11.1 | 5 | 11 | 4 | 4 | 3.18 | |
| NPB：11年 | 419 | 2 | 0 | 0 | 25 | 15 | 7 | 84 | .625 | 398.0 | 176 | 324 | 178 | 153 | 3.46 | |
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関連項目
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