概要
「魔導師ラルバ」とは、コマンド選択式アドベンチャーゲームである。プラットフォームはMSX、開発・発売はコンパイル。1988~1989年にコンパイルのディスクマガジンである「ディスクステーション」1号・2号・4号で連載後、1990年に「総集編」としてリメイク・単体パッケージ化された。「総集編」ではエピソードが追加された(連載版の第2話・第3話の間に新エピソードが挿入された)他、プログラム・グラフィック・サウンドが強化された。現在、ProjectEGGにて総集編がダウンロード販売されている。
主な登場人物
基本的に、ラルバ以外の登場人物はすべて獣人である。
- ラルバ
- とある姿で封印されていた闇の魔導師。
主人公(サイバーキャット)がその封印を解いてしまったことにより、復活を遂げる。
さまざまな魔物をサイバーキャットの元に送り込み、彼を苦しめる。 - サイバーキャット
- 主人公だが、その姿が明らかになるのは2話、名前が分かるのは最終話(総集編では第3話)である。
その名の通り、猫の青年。
かなりトボけた言動が目立つが、戦士としては優秀である。 - ハーゲンダック
- 目つきの悪いアヒル。
サイバーキャットに敗北して以来、彼に惚れこみ、勝手に師弟関係を結んで付き従う。
アイテム
- ひかりのけん
- ハーゲンダックが持っていたが、サイバーキャットが奪い、自分の剣にしてしまう。
- カキのタネ
- 成長すれば柿の木になって、柿の実が食べ放題になるぞ!
- ホッピング(総集編のみ)
- 崖を飛び越えることができる。
- まるた
- これさえあれば邪魔な壁も怖くない?
魔導物語との関連
後に「魔導物語1-2-3」をディレクションする米光一成の作品であるためか、本作で出てくる人物やキーワードのいくつかが「魔導物語」シリーズに引き継がれる。
(総集編でグラフィックを担当した氷樹むう、効果音を担当した塚本雅信も、「魔導物語1-2-3」に参加する)
- 魔導物語シリーズ全般
- 魔導物語ARS
- アウルベア
- アルル編に敵として登場。相手の心を読む能力を持つため、普通に戦っても全ての攻撃を避けられる。能力を無効化する特定の魔法を使わなければ倒せない。後に「ぷよぷよ通」にキャラクターとして採用されて知名度が上がった。コンパイル和議申請後、ぷよぷよ関連作品に登場したキャラクターの著作権はセガに移動したため、「魔導師ラルバ総集編」のProjectEGGでの公開が遅れる原因となったのではないかと噂されたが、公式にアナウンスはない。
参考:GAME Watch:Project EGG、アイキ「魔導師ラルバ」の発売を無期延期 代替として「ザナック」を8月中旬に発売(09/8/18リンク確認) - あらいぐまパスカル
- ルルー編にNPCとして登場。汚れたアイテムを洗ってくれる。
- 占いオババ
- シェゾ編にNPCとして登場。「魔導師ラルバ」で出てきたアイテムを探している。
- おさる
- シェゾ編にNPCとして登場。「魔導師ラルバ」と同様のアイテム交換イベントが存在する。
- ドナルゾドック
- ルルー編にNPCとして登場。
- ハーゲンダック
- シェゾ編にNPCとして登場。
- 魔導物語III究極女王様/魔導物語Aドキドキばけ~しょん
- 「踊る」コマンドが登場。一定の確率で少量の経験値(経験玉半分)が得られる。また、IIIでは「踊る」を使わないと先に進めない箇所が存在する。
関連動画
関連項目
- 3
- 0pt