黒桐幹也とは、「空の境界」の登場人物である。
CV:鈴村健一(幼少期:喜多村英梨)(劇場版)・伊藤健太郎(ドラマCD)
概要
奈須きのこの小説「空の境界」の登場人物。
作中では高校生と大学生、両方の姿が描かれている。これは物語の中で彼が進学をした為。
が、中退し、以後は蒼崎橙子の工房兼アトリエでもある「伽藍の堂」で働いている。
見た目はごくごく平凡な、大人しい黒ぶち眼鏡の好青年。最終章では、ある事情により片眼を隠すような形で髪を伸ばしている。
外見のみならず、中身まで普通の人なのだが、
「物を探す」という点に関しては某バーローも真っ青になるほどの手腕を発揮する。
その手腕たるや、わずか一日で玄霧皐月の少年時代の事情を知る人物を日本に居たまま探し当てたりしており、雇い主である橙子を唖然とさせた。妹である鮮花からは「どういう人脈があるのだろう」と思われたりしている。
橙子はこの能力を高く買っているようで探偵になる事を勧められている。
高校時代の先輩である白純里緒のおかげで薬物関連に対する知識も豊富。
後に白純にはどえらい目にあわされてしまうのだが・・・
妹・鮮花の気持ちも幹也は式一筋の為か気付いていない。
というか気づいていたらそれはそれでアブナイ方向に話が進んでしまう気がする。
なお、外見は「月姫」の遠野志貴に似ている。(これは製作側が意図的に行ったこと)
また、劇場版の幹也の中の人はアニメ版「月姫」における志貴の中の人でもある
(当の本人は遠野志貴役の事を忘れていたようではあるが・・・)
「どこまでも普通で、誰よりも人を傷つけない」という変わった起源の持ち主であることが忘却録音における鮮花の回想シーンにより明かされた。
原作の忘却録音(黒桐鮮花の回想シーン)では以下のように記されている。
泣くという行為は特別だ。それだけで周囲に大きな影響をおよぼす。
だから――――この人は泣けないんだ。
どこまでも普通で、誰よりも他人を傷つけないという起源をもつこの人は、たとえ自分がどんなに悲しくても、何かの為に涙する事さえできない。
泣いてしまえば、誰かの特別になってしまうから。――――それは誰とでも解りあえるかわりに得た、誰にも気付いてもらえない空っぽの孤独。
……この時。
わたしにとって、黒桐幹也は大切な人になった。
こんな自分なんかよりずっと大事な、絶対に失ってはいけないモノになったんだと思う。
後に両儀式と結婚し、一児の父親となっている。生まれてきたの女の子だったのだが、これがまた異様に可愛い。
詳しくは未来福音を読むべし。
つまり彼はリア充であり我々の敵である。
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関連項目
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