AbemaTVトーナメントとは、AbemaTV・将棋チャンネルで開催される将棋の非公式トーナメント戦である。第4回からは「ABEMAトーナメント」に改称している。
概要
将棋棋士の羽生善治が考案した、チェスのフィッシャークロックルールを混ぜた形のルールが特徴。
5分の切れ負けで、1手ごとに5秒持ち時間が増加していくという変わったルールとなっている。
(女流棋士verは何故か7分切れ負けで1手7秒加算となっている。)
上記以外については通常のルール通りだが、プロ棋士の大会の中でも持ち時間が断トツで少ないため、非常に緊迫した戦いを観ることができる。
第1回AbemaTVトーナメントinspired by羽生善治
- 2018年6月~9月に放送。
- 5分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が5秒加算される(フィッシャールール)。
- 予選は3ブロック4名ずつに分かれて行われる。
- 戦いは最大3局行い、先に2勝した側が勝利となる。
- 2敗失格制となり、各ブロック2名ずつ決勝トーナメントへ参加できる。
出場棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aブロック |
予選Bブロック |
予選Cブロック |
決勝トーナメントシード棋士(※肩書は当時のもの)
第2回AbemaTVトーナメント
出場棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aブロック |
予選Bブロック |
予選Cブロック |
決勝トーナメントシード棋士(※肩書は当時のもの)
第1回女流AbemaTVトーナメント
- 2018年12月~1月に放送。
- 女流棋士のみ参加可能。
- 7分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が7秒加算される(フィッシャールール)。
- 予選出場女流棋士は38名だが、放送は一部を除いて無し。
- 予選通過者3名と、シード5名による8名のトーナメント。
予選通過女流棋士(※肩書は当時のもの)
- 室田伊緒女流二段
- 貞升南女流初段
- カロリーナ・ステチェンスカ女流1級
決勝トーナメントシード女流棋士(※肩書は当時のもの)
第3回AbemaTVトーナメント
- 2020年4月~放送。
- 第3回は個人戦ではなく団体戦。1チーム3名、全12チーム。
- 事前にドラフト会議を実施。11名のトップ棋士に加え、サイバーエージェント社長・藤田晋総監督がドラフトのくじ引きに参加した。2巡目まで実施するが、プロ野球のドラフト会議と異なり、2巡目でも同時入札方式である(指名重複によるくじ抽選が発生しうる)。
- 予選リーグは全12チームが3チーム4組に分かれ、チームメンバーの3名がそれぞれ3番勝負を行う(2連勝なら第3局は行われない)。1勝で1ポイント、1敗で-1ポイント。
- 本戦トーナメントは5戦先取の9番勝負。各チームメンバーは最低1局、最大3局戦う。対局者は各局直前に決めるオーダー制。
- 5分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が5秒加算される(フィッシャールール)。
出場棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aブロック |
予選Bブロック |
予選Cブロック |
予選Dブロック |
第4回ABEMAトーナメント
- 2021年4月~9月放送。
- 第3回に引き続き団体戦。1チーム3名、全15チーム。
- 事前にドラフト会議を実施。タイトルホルダー・A級棋士など14名のトップ棋士がチームリーダーとなり、各々計2名の棋士を指名していく。2巡目まで実施するが、プロ野球のドラフト会議と異なり、2巡目でも同時入札方式である(指名重複によるくじ抽選が発生しうる)。
- 予選リーグは全15チームが3チーム5組に分かれる。前回とは異なり、予選リーグも5戦先取の9番勝負。各チームメンバーは最低1局、最大3局戦う。対局者は各局直前に決めるオーダー制。
- 本戦トーナメントも5戦先取の9番勝負。ルールは予選リーグ同様。
- 5分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が5秒加算される(フィッシャールール)。
出場棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aブロック |
予選Bブロック |
予選Cブロック |
予選Dブロック |
予選Eブロック |
第2回女流ABEMAトーナメント
- 2021年10月~12月放送。
- 第2回女流ABEMAトーナメントは個人戦ではなく団体戦。1チーム3名、全6チーム。
- 事前にドラフト会議を実施。女流タイトルホルダー・挑戦者、女流棋戦優勝者など6名のトップ女流棋士がチームリーダーとなり、各々計2名の女流棋士を指名していく。2巡目まで実施するが、プロ野球のドラフト会議と異なり、2巡目でも同時入札方式である(指名重複によるくじ抽選が発生しうる)。
- 各チームには監督棋士が1名ずつ付き、対局の合間にアドバイスをもらうことができる。
- 予選リーグは全6チームが3チーム2組に分かれる。5戦先取の9番勝負。各チームメンバーは最低1局、最大3局戦う。対局者は各局直前に決めるオーダー制。
- 本戦トーナメントも5戦先取の9番勝負。ルールは予選リーグ同様。
- 5分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が5秒加算される(フィッシャールール)。
出場女流棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aリーグ |
予選Bリーグ |
第1回ABEMA師弟トーナメント INSPIRED BY佐藤康光
- 2021年12月~放送。
- 日本将棋連盟会長・佐藤康光九段のアイディアをもとに、開催された棋戦。
- 師弟が2人1組になって参戦。全8チーム。
- 予選リーグは全8チームが4チーム2組に分かれる。3戦先取の5番勝負。各チームメンバーは最低1局、最大3局戦う。対局者は各局直前に決めるオーダー制。
- 本戦トーナメントも3戦先取の5番勝負。ルールは予選リーグ同様。
- 5分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が5秒加算される(フィッシャールール)。
出場棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aリーグ |
予選Bリーグ |
第5回ABEMAトーナメント
- 2022年4月~放送。
- 第4回に引き続き団体戦。1チーム3名、全15チーム。
- 事前にドラフト会議を実施。タイトルホルダー・A級棋士など14名のトップ棋士がチームリーダーとなり、各々計2名の棋士を指名していく。2巡目まで実施するが、プロ野球のドラフト会議と異なり、2巡目でも同時入札方式である(指名重複によるくじ抽選が発生しうる)。
- 予選リーグは全15チームが3チーム5組に分かれる。5戦先取の9番勝負。各チームメンバーは最低1局、最大3局戦う。対局者は各局直前に決めるオーダー制。
- 本戦トーナメントも5戦先取の9番勝負。ルールは予選リーグ同様。
- 5分切れ負けのチェスクロック形式、1手ごとに指し手の持ち時間が5秒加算される(フィッシャールール)。
出場棋士(※肩書は当時のもの)
予選Aブロック |
予選Bブロック |
予選Cブロック |
予選Dブロック |
予選Eブロック |
関連項目
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