Rivalsとは、『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するCMシリーズである。
概要
ウマ娘になっている競走馬が、史実で繰り広げた大接戦をクローズアップしたシリーズ。
秋古馬三冠G1である「天皇賞(秋)」「ジャパンカップ」「有馬記念」から1戦ずつがピックアップされ、ライバルの一方と他方で対になって作られている。先に放送された方が史実で1着である。
ウマ娘それぞれの心中がモノローグで語られ、その裏で茂木淳一による実況が流れる。
実況は、ウマ娘化されていない競走馬には言及されないことと、「2頭→2人」など馬に関することはウマ娘の世界観に合わせられることを除き忠実である。ただし、一方と他方で引用されている部分が異なる。
全6回。
次のシリーズは、「◯◯ちゃーーん!」篇になる。
ソーシャルゲームのCMは、基本的に「かわいいキャラクターを前面に出してオタク層に訴える」→「芸能人が楽しく遊ぶ様子で一般層に訴える」というプロセスを踏むが、本作は間に「史実を再現して競馬ファンに訴える」という段階を挟むことが出来る特異なゲームであった。「Heroes」シリーズと「Rivals」シリーズはそのためのものであり、実際に競馬ファンからの評価も高い。一部は史実の鞍上からも評価を受けた。
シリーズ
1レースごとに2回ずつ。キャッチフレーズの「VS」の部分は、フィーチャーされている方が先に来る。つまり奇数回と偶数回で入れ替わる。
は聞き取れなかった部分。
矜持の「宿敵」 女帝 VS 女王
俺は大外から…差す!
お前にだけは、ぜってえ負けねえーーーー!
――ウオッカ
特に…あんたにだけは!
ダイワスカーレットまだ先頭!
これは大接戦のゴール!
内からもう一度、ダイワスカーレットも差し返す!
これは大接戦のゴール!
ディープスカイ(四位洋文)、ディープスカイ、勝手知ったる府中、
その外に先輩ダービー馬ウオッカ!残りあと300、坂を登る! 新旧ダービー馬の決着になるのか!
最内ダイワスカーレットは少し苦しくなった!
ウオッカ! ウオッカ! ウオッカ!
ディープスカイ! ディープスカイ! ウオッカ!内からもう一度ダイワスカーレットも差し返す! ダイワスカーレットも差し返す!
これは大接戦! 大接戦のゴール!
史実ではディープスカイとウオッカ、新旧ダービー馬の叩き合いに内からダイワスカーレットがもう一度差し返し、上位5頭まで「大接戦ドゴーン!」。長い写真判定の結果、ウオッカ1着、ダイワスカーレットハナ差2cmの2着となった。
ダイワスカーレットがゴール直前でウオッカの方をチラリと見ているが、史実でも鞍上・安藤勝己が同じことをしていた。この部分はその安藤勝己本人からも絶賛されるほど評価が高い。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/andokatsumi/status/1447755904816857089
「宿敵」の条件 覇王 VS 怒濤
- テイエムオペラオー VS メイショウドトウ
- 元ネタ:2000年11月26日 第20回 ジャパンカップ
- 結果:テイエムオペラオー(和田竜二) 1着 / メイショウドトウ(安田康彦) 2着(クビ)
- 実況:三宅正治(フジテレビ)
ドトウ! 想像以上の走りだよ!
嗚呼、やはり宿敵は、君しかいない!
ずっと貴方に憧れてきました。
だからこそ…
――メイショウドトウ
さあ、テイエムオペラオーが来ている! テイエムオペラオーが来ている!
坂を上がる!
メイショウドトウが飛んできた! テイエムオペラオーバ場の真ん中ァ!
さあ、今年の(旧)4歳戦線を賑わせた2頭が、外に回っていった!
さあ、ステイゴールド先頭だ、ステイゴールド先頭に立っている!
そして、その後ろからジョンズコール(ジャン・リュック・サミン)、さらにはメイショウドトウ飛んできた!
さあ、テイエムオペラオーが来ている! テイエムオペラオーが来ている!
そして、テイエムオペラオー先頭に立つか!
坂を上がるか、坂を上がった!
インコースから13番のメイショウドトウ、テイエムオペラオー!
そして10番のファンタスティックライト(ランフランコ・デットーリ)!
やはり強かったテイエムオペラオーです!
3-4コーナーで先行し、馬場の真ん中いい位置に陣取ったメイショウドトウだが、最終直線でテイエムオペラオーに競りかけられ、毎度おなじみ僅差完敗。やはり世紀末覇王にはかなわなかったか…と思いきや。
パドックにて、オペラオーの下手で手を振っている青服のモブウマ娘は、史実で3位だった外国馬・ファンタスティックライトと思われる。彼は世界中の競馬場を駆け巡り、この時点でもドバイシーマクラシック(当時はG3)、マンノウォーステークス(G1)を制して日本にやってきた実力者である。その海外からの刺客がオペラオー・ドトウに競りかけて三つ巴になっているにもかかわらず、2頭とも歯牙にも掛けずぶっちぎっている。
世界のどこからどんなすごいウマ娘が来ようがそんなもん知らん、オペラオーのライバルは私しかいないというウマ娘・メイショウドトウと、どんな強敵が来ようとも自分にふさわしいライバルはドトウしかいないというテイエムオペラオーのある種の信頼が見てとれる。
本年の秋古馬G1は有馬記念の方がよく取り上げられるが、世界のウマ娘すら眼中にない世紀末覇王伝説の1ページ目には欠かせないレースでもあるのかも知れない。
なお、本競走にはエアシャカール(武豊)が出走しているが、14着と遙か後方にいるためか、勝負服のデザインがまだなのか、画面には映っていない。
最強の「宿敵」 栗毛の怪物 VS 日本総大将
心を以て、心に伝う。
スペちゃん…あなただからこそ、勝ちたい!
真剣勝負、いざ、参ります!
――グラスワンダー
ついに、この日が来たね、グラスちゃん!
あなただからこそ…勝ちたい!
全身全霊…ぶつけます!
スペシャルウィーク大外から
後ろから最強の2人!
やっぱり最後は2人だった、最後は2人!
後ろの方から最強の2人!
やっぱり最後は2人だった、最後は2人!
グラスワンダー、ツルマルツヨシ(藤田伸二)、
そしてスペシャルは、グラスワンダーのアウトコースに出ようとしている!
グラスのアウトコースに出る!そして、ツルマルツヨシ、グラスワンダー、グラスワンダー来た!
内の方からゴーイングがんばっている! ゴーイングスズカ(芹沢純一)がんばっている!ツルマルツヨシ、その後ろ、グラスワンダー! グラスワンダー来た!
外の方からスペシャル! 外の方からスペシャル!
しかしツルマルもがんばっている! ツルマルがんばっている!テイエム(オペラオー、和田竜二)か! テイエム来ている!
ツルマルも! そして外の方から、後ろから最強の2頭!やっぱり最後は2頭だった! 最後は2頭!
最後はやはり、最強の2頭!
スペシャルウィークの引退レース、古馬時代を通しての宿敵グラスワンダーをハナ差制した…と思ったら、写真判定で首の上げ下げ、4cm差での敗北。グラスワンダーはグランプリ3連覇。スペシャルウィークにとっては惜しいラストランとなったが、黄金世代を締めくくるにふさわしい一戦であった。
今回は、他の競走馬も多数ウマ娘化している世代を扱っていることから、実装済みのウマ娘が原作通りの位置に登場している。テイエムオペラオーはもちろん、発表されたばかりのメジロブライトも後方から追い上げて来るのが見える。
また、アニメで「キンイロリョテイ」の名で登場したステイゴールド(熊沢重文)は、同じく黒字に金縁の勝負服を着たモブウマ娘として登場している(テイエムオペラオー篇でも映っているはずだがわかりづらい)。
本競走にはナリタトップロードも出走しているが、ウマ娘化が発表されたのは翌年1月だったため、この時点では容姿の全く異なるモブウマ娘としての登場である(テイエムオペラオーの後ろにいる薄紫色の勝負服)。
関連動画
関連静画
関連商品
関連リンク
関連項目
- 1
- 0pt