Tsudaる(つだ-)とは、Twitter投稿によって実況中継する行為を意味する新語・俗語・造語である。
定義
社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、現場で発表された発言の140字要約postをTwitterのTimeline上に送り続ける行為。津田大介(@tsuda)が率先して行うことから附いた俗語
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https://twitter.com/tricken/status/2029353828
概要
ジャーナリスト津田大介がTwitterで行った実況中継投稿スタイルに端を発する新語・俗語・造語である。
聞き取ったカンファレンス・記者会見等の現場の発言者の発言を淡々と要約してTwitterに出来るだけリアルタイムで逐次実況中継投稿するスタイルが本来の在り方であり、中継者の感想・雑感・意見・批評等の付加は望ましくない。
Twitterを利用したカンファレンスの中継行為そのものはTwitterの重要な利用方法の一つとして確立していると言える。その行為をTsudaると呼ぶのが今後一般化して行くかどうかは別として、一部Twitterユーザーでは認知された言葉と言える。
「Tsudaる」という言葉の発祥については、「Twitter社会論」によると、一部のユーザーが冗談半分で「これからバズる新しい動詞。ついったーで『Tsudaる』ww」「Twitterで生中継することを『Tsudaる』というらしい。」と発言していたのを、オンラインメディアが既成事実のように報じた[1]、と言うことらしい。というわけで津田氏自身が名付けた訳ではないのだが、未だにその様に思っている人はいる様だ。
自らの名前が冠された言葉に対し、津田大介本人は長らく黙認していても、積極的に肯定する事は無かったが、2010年末ごろには自身のblogのタイトル名『津田大介の、「ファミ通でもtsudaります」 - ファミ通.comブログ』に起用する程度には肯定していた。
Googleトレンドで検索インタレストの動向をみると、広まり始めたのは2009年6月頃で、最も話題に上ったのは2010年2月のことのようだ。
2009年には「はてなキーワード」に「tsudaる」のページが作成された。このページは2009年末にウェブメディア「ITmedia NEWS」がまとめた「09年はてな人気キーワード」という特集においても、多くのアクセスを集めたページとして紹介されている。同じ2009年末には新語の年鑑である「現代用語の基礎知識」の同年版「現代用語の基礎知識2010」にも「TSUDAる」として掲載された。
2011年にはMSN産経ニュースに掲載されたコラム記事において言及されたこともある。ただしその文中では「元々はジャーナリストの津田大介氏が使い」という誤った情報が含まれていたため、津田大介本人からの指摘を経て記事が修正された。[2]
その後は廃れはじめ、2012年夏以後は検索インタレストが最高時の1/10未満となっている。TwitterおよびTwitterと相性のよいスマートフォンの普及を受けて、「何らかのイベントをTwitterで実況すること」が特に名付けるほどでもない普遍的なことに変わった、という社会情勢も背景にあるのかもしれない。
2019年にはNHKのテレビ番組「平成ネット史(仮)」の公式Twitterが
ツイッターを使って実況中継することをあらわす「tsudaる」って言葉、懐かしいですね。最近はtsudaるって、聞かなくなった気がしますが、どうなんでしょう。 #平成ネット史
とツイートしたところ、リプライ欄には「初めて聞いた」「知らない」と言った反応が多く寄せられた。
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https://twitter.com/nhk_nethistory/status/1080834019741204481
それどころか、中には「嘘」「フェイクニュース」として非難する人々まで現れた。ちなみにこのツイート当時でも、Googleなどの検索エンジンで「tsudaる」を調べればこのニコニコ大百科の記事(初版作成日は2011年1月20日)や、「Twitterコミュニティなどを中心にして広がった」と記載があるWeblio辞書の「tsudaる」の記事(IT用語辞典バイナリからの引用記事)が検索にヒットしていた。つまり、嘘だ!とリプライする前に少し調べさえすればこの「tsudaる」という言葉についての背景は知ることができたはずだったのだが。
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関連項目
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脚注
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- ページ番号: 4549140
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