ニコニコ大百科

で、神がいる場合といない場合とで何かこの世界に差異が生ずるのかねぇ？存在証明なんぞしてもしなくても、いてもいなくても変わんねーよとしか…

神を信じようと信じまいと、神の存在にはなんら影響を及ぼさない
非生産的な議論

1. すべての事物には原因と結果が存在する
2. 因果関係を辿ってゆくと、最終的に「この世界や宇宙を誕生させた原因」に辿りつく
3.「この世界や宇宙を誕生させた原因」は、最も最初に存在する「原因」である
4. ところで、貴族や平民を区分したのは、神に他ならない
5. よって家畜に神はいないッ!!

>>31
カントじゃないが、神が存在するのなら、神を起点に善悪道徳を客観的に定義できる。「どうして人を殺しちゃいけないの？」という問いに、「神がそういったからだ」と答えることができるようになる。


……まあ、次に神＝善を証明しなけりゃならんわけだが。

宇宙を作った神がいて、
その神を作った神Ⅱがいて、
その神Ⅱを作った神Ⅲがいて……
と考えると、永遠に「最初の原因」にたどり着けない

でも、「最初の原因」なんてない、と考えるのも理性に反する気がする

いっそ、原因と結果を超越するのが神なんだよ！
という考えを受け入れてしまった方がすっきりする

というより、受け入れない限り、この宇宙の成り立ちを説明できない

１：神がいると仮定する
２：神がいないと仮定した場合と比較する
３：両者は何も変わらない。よって神はいてもいなくても同じ

高校倫理でささっと触れたけど実際はこれ詳しくやんないと分かんないよなあ
こういうのちゃんと学ぶには哲学科にでも入るしかないのか
ライプニッツはモナド論を唱えたとか覚える分には簡単なんだろうけどじゃあモナド論って何よって言われたら俺は答えられない

哲学ってのは探求することでしょ
神がいるにせよいないにせよ、そのどちらであるかを証明するのが哲学
いてもいなくても同じって発想は哲学的には幼稚の極み

ポストモダン的な哲学の死ですね

「ところで」とか言われると唐突だなと最初は思ったけど、「これを神と定義する」みたいなニュアンスなのね

それぞれの証明が真だとしても、同一の神とは限らない？

「神を定義」して証明に成功したら、キリスト教的な「人間を超越した存在」であることを否定することになるから即火炙りヒャッハーよね…？

それがされてないってことは当時の人も「なわけねーだろ馬鹿じゃねーの」て思ってたのかな？

>>35-36
というよりその手の論議をする人らは「原因と結果」を神と呼んでいるんでしょ。「アルパにしてオメガ」てのは要するに始まりも終わりも神だっていう思想だから
つまり因果で考えている事と基本的に同じなんだけどそれじゃないっぽく見えるという話
要するにその果てなき「最初の原因」探していうのは原罪思想と同根で元からキリがない話。今ある事物のありのままを目にしそれが何であるか、何でそうなっているかを理解し繙く事が「因果の解消」の一歩目という事ですよ。
超越てのは同時に因果の持ち越しになるから、軈てより大きな構造にトラップされる訳。だから持ち越しで済ませたいならお手軽超越論でとりま解決した事にするんだろうけど解消とはならないですよって話。

>>43
>>az4309414133

>【他者論】という観点に立つならば、「誰にも否定されない絶対的な真理」をつくり出すことは、どうあがいたって不可能である。人類は「他者」という異形の怪物の前になす術もなく敗北してしまったのだ。

>現代哲学には、【他者論】と呼ばれる哲学の分野があり、その代表的な哲学者がレヴィナス（一九〇六年―一九九五年）である。　たとえば、「あいつってバカだよね」という文章があったとする。だが、その文章を丸ごと「括弧」でくくって、遠くから、バカにする「他者」の存在が可能である。「『あいつってバカだよね』なんて言ってるあいつ自身が一番バカだよね」
だが、その言説も、丸ごと「括弧」でくくり出す他者が必ず存在する。「『『あいつってバカだよね』なんて言ってるあいつ自身が一番バカだよね』って言ってるあいつが一番バカだよね」そして、その言説も丸ごと「括弧」でくくり出して否定する他者が……。　無限に続く「他者」の連鎖。どのような言説を述べようと、それを否定する「他者」の存在だけは決して否定できない。

>ようするに、「自分の思いどおりにならない」「なんだかよくわからない」といった「いわゆる他人的な性質を持つもの」をすべてひっくるめて、哲学者たちがカッコよく「他者」と名づけた、という程度に思ってもらえればいいだろう。
結局、宗教も科学も哲学も、世界を何らかの形で記述して説明しようという試みの一つであるが、それはようするに、何らかの言葉の組み合わせであり、何らかの「囲い（文章）」を作ることなのだから、その囲いの外側には「他者」―すなわち「違うと否定するもの」「囲いに含まれないもの」が必ず存在してしまうのである。

>一方でこんなふうに捉えることも可能であるように思う。「他者とは、私という存在を自己完結の独りぼっちから救い出してくれる唯一の希望であり、無限の可能性である」
どんな科学、数学、哲学をつくり出そうと、必ずその外部から「違う」と叫び、叩き潰してくる、まったく理解不能で残酷な「他者」が現れるからだ。そして、その「他者」がいるからこそ、僕たちは自己完結の停滞に陥ることなく、無限に問いかけ続けることができるのである。

GO is GOD
GOは神
Q.E.D. 証明終了

そんなもんいてもいなくても俺には関係無いな

そう言われない為に証明しようとしたんだろうけど、納得させないと意味ない
そしてこれらの証明を真面目に読んできた俺も「いやこれ証明できてねーじゃねーか！」となってるしこんな前から議論されてるのに誰も証明できてないからこれを論ずる意味は皆無

数学や論理学の定理や証明って基本的に現実世界と関係なくあるものなのに神の存在証明については現実世界の話を論理学的な証明問題としてしまうのが現代人にとってはよく分からん
「神」を見えざるピンクのユニコーンに置き換えても成り立ってしまう

「神」なんて元よりよく分からんもんなんだから、それの証明がよく分からんのは当然
科学的に理解が難しいとかそういうことではなくて、「神」という存在があまりにも主観的な概念だからそうなる
見えざるピンクのユニコーンを「神」としてる人にとっては文字通りそれが「神」なのだから

いやそういう事ではなく中世、近世人が言葉、論理だけで現実世界の事物を証明しようと考えたのが理解できなかったが
そもそも現代以前の大陸合理主義的な考えでは人間は生得的な理性で事物を判断できると考えるから（昔の人にとっては）不思議な事ではないんだろうな

理解できないものを理解できないのは当たり前。一般人がカルト宗教を理解できないと言ってるようなもの
君が理解できないのは「君」だからだよ、現代人だから～昔の人は～なんて理由付けすることにこそ意味がない

いや思想史の話よ
現代の数学者で神の存在証明やろうなんて人おらんでしょ
それは現代数学や論理学が形式科学だと理解されるようになったからで昔はそうではなかった

「神は死んだ」が真なら神の存在証明(運動しない概念としての道徳哲学)は些事に過ぎないんだよな
でも今御高名哲学者様たちにその様子が見られないあたり、やはり、神は死んでないし、神と最高善に関する議論が無駄にはならんのだよな
正直今よりポストモダンの方が好きだわ

カントの言う「神」とは「人間」のことじゃないか？

と、この記事を読んで思いました。

神の存在と俺たちがいる宇宙との関わりは別の問題

世界観の根幹を考えようみたいな
「神」をどういう形式に設定するかによってそこに連なる世界も変わってくるし
楽しそう

とりあえず分からない事があったら放り込んでおこう的な、何でもBOXみたいな存在だと思ってる
なので宇宙の謎が解ければ解けるほど影が薄くなる
全部分かってきたら「神なんか必要ね―んだよ！」と髪も薄くなりそう

隙間の神ってやつだな

歴史が深いわりに馬鹿でも論駁できる証明ばかりなのは私は現代人だからなんだろうな。私の思想を形作っているのは無数の偉人の思想の断片なんだろう。私は馬鹿だけど。神の存在を言葉と思想だけで証明しようなんて意味が無い事ぐらい判る。観測されず再現性が無いなら科学的な証明とは呼べない。

これ開いたら５００エラー出たので、神は居ないってコト？！