田口貫太とは (タグチカンタとは) [単語記事]

田口貫太（たぐちかんた）とは、JRA所属の騎手である。栗東TC・大橋勇樹厩舎所属。

概要

基本情報
田口貫太たぐちかんた
国籍	日本
性別	男性
出身地	岐阜県羽島郡岐南町
生年月日	2003年 12月10日
身長	156.4cm
騎手情報
所属	日本中央競馬会(JRA)
所属	栗東・大橋勇樹厩舎
初免許年	2023年(2年目)
免許区分	平地・障害(騎乗無し)
重賞勝利	中央0勝/地方0勝 GI級0勝
通算成績	中央922戦54勝地方57戦14勝 (2024/05/05現在)
表彰・記録
JRA厩舎関係者表彰新人騎手特別賞(2023) 関西放送記者クラブ賞 (2023)
騎手テンプレート

2003年 12月10日、笠松競馬で調教師をしていた元騎手の父と同じく元騎手の母の間に生まれる。名前はアニメ『一発貫太くん』から命名された。

誕生の直後、父・輝彦が管理するミツアキタービンが中央競馬の香嵐渓特別を勝利する金星を挙げた。幼少期にはミツアキタービンの背中に乗せてもらったこともあり、これが記憶している限りで最も古い思い出である。

しかし、幼少期はプロ野球選手になりたいと考えており、野球に打ちこんでいた。騎手になる転機となったのが、父が世話になっている馬主から所有馬(スワーヴリチャード)が出走すると招待された2017年の日本ダービーで、惜しくも2着に敗れて悔しがるスワーヴリチャード陣営を見て競馬に興味を持つ。なお、スワーヴリチャードは翌年の大阪杯を制するが、その口取り式に貫太少年が参加していることが確認できる。

2018年に競馬学校を受験するも不合格となり、1年間定時制高校に通いつつ三田馬事公苑で住み込みで働いた後、2019年に合格。競馬学校第39期生となった。

2023年 2月から大橋勇樹厩舎所属の騎手としてデビュー。3月4日に阪神1Rで初騎乗し、2着。3月26日の阪神1Rではレッツゴーローズに騎乗し初勝利を挙げた(大橋師のJRA 300勝も同時達成)。

同年8月には北九州記念で重賞初騎乗(12着)を果たすと、10月にGI騎乗が可能となる31勝を達成。そのまま12月の阪神ジュベナイルフィリーズで39期生で最速のGI初騎乗(17着)を果たした。また、デビュー年で35勝を挙げ、JRA賞最多勝新人騎手と関西放送記者クラブ賞を受賞している。

尊敬する騎手は北村友一。トレードマークの坊主頭は幼少期に野球をしていた頃から続けているが、師匠である大橋師からの指導により100勝するまでは坊主のままでいるという。本人は早く伸ばしたいらしい。愛嬌のある笑顔がチャームポイントで、ファンからは「カンタ」という愛称で親しまれている。「まるで昭和の田舎に暮らしている少年のようだ」「虫取り網持ってそう」「おにぎり上げたい」という声も多いとか何とか。

休日は家にいることが多く、アニメ・漫画をよく見る。『ONE PIECE』『僕のヒーローアカデミア』『ハイキュー!！』など少年漫画を好んでいる。スポーツ観戦も好きで騎手になった後もプロ野球の現地観戦をしたと明かしている。音楽はUVERworldが好きで、ボーカルのTAKUYA ∞が毎日10kmランニングすると聞いた際にはそれを自身のトレーニングにも取り入れている。