SARS-CoV-2/COVID-19関連のデマ・陰謀論の一覧 単語

サーズシーオーブイツーコヴィッドナインティーンカンレンノデマインボウロンノイチラン

2.2万文字の記事
  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE
医学記事

ニコニコ大百科 : 医学記事
※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

ニコニコ大百科niconicoプレミアム会員であればでも編集できるサイトです。
また、長く編集されないままに古い情報が放置されることもあります。
よって、この記事に書いてある内容をみにしてはいけません

特に、根拠を外部リンクで示していない記述は信頼しないでください
根拠が外部リンクで示してあっても、それが学術的なサイトでないならば疑ってください

あえて「デマ/陰謀論」と言う強い言葉を用いていますが、正確には「確たる根拠が示されていない情報」であることにも注意してください。「根拠は示せていなかったが実は正しい情報だった」という可性も(ちょっぴりは)残されています。

この記事について

この記事では、2020年現在は「新型コロナウイルス」と呼ばれることが多いウイルスSARS-CoV-2」、およびそのウイルスによって引き起こされる疾患「COVID-19」に関するデマ陰謀論紹介し、それらの根拠が曖昧である事を示す。

なお、この記事における「デマ」や「陰謀論」とは「根拠が曖昧であるもの」「確かな根拠が示されていないもの」をす。この場合「どの程度の根拠をもって確かだと判断するのか」についてが問題となるが、ひとまず「匿名の人物や不明な情報からの伝聞」を根としたものは疑わしいとする。

そのため、この記事には「本当は正しい情報であるのに、誤ってデマ/陰謀論だと見なしている可性」は付いてまわる。実際、匿名の人物がSNSで流した情報が正しかったという実例はわずかながらある(「ある企業のある事業所で感染者が出たそうだ」という情報。翌日にはその企業公式発表した)。可な限りそのような事態が生じそうな情報は避けるが、確たる根拠が新たに登場した情報については訂正を願う。

「なんで確たる根拠がければデマ/陰謀論扱いなんだよ。確たる根拠がくても、疑う理由があるのならデマ/陰謀論ではないだろ……」という考え方の人からすると受け入れがたい記事になっているかもしれない。そういった方はここから下にはを通さず、信じたいことを信じて生きていくことをお勧めする。

ちなみに、このウイルスについてのデマ陰謀論本当にウンザリするほど多いので、すべてを網羅することは最初から諦めている。例えば有名なAFP通信のファクトチェックウェブサイト「AFP Fact Check」で「coronavirus」で検索してみようexit。やたら多いぞ。日本ファクトチェックウェブサイトファクトチェック・イニシアティブexit」では「新型コロナウイルス特設サイトexit」を設けているほどだ。

「安倍晋三内閣総理大臣が「敬意・感謝・絆あればウイルス克服できる」と言った」とするデマ

2020年5月4日に行われた安倍晋三内閣総理大臣による記者会見の直後から、報道機関による会見の中継映像において「敬意・感謝・絆あればウイルス克服できる」とテロップが出されたスクリーンショット画像がTwitter上などで出回った。

これに対して、「精論でウイルスするのかよ」といった論調での嘲笑・憤慨のニュアンスを込めた感想を表明する投稿が多かったようだ。

だが、実際には記者会見において安倍晋三内閣総理大臣は「敬意・感謝・絆あればウイルス克服できる」という意味の事は言ってないのだった。

詳細は「敬意・感謝・絆」の記事を参照されたい。

「イギリスのエリザベス女王が新型コロナウイルス検査で陽性となった」とするデマ

アメリカ合衆国ニュースサイト「UCR World News」が2020年3月27日に記事を掲載したことで広まったデマ

UNITED KINGDOM- Queen Elizabeth II has tested positive for the novel coronavirus, Buckingham Palace confirmed in a shocking release a few minutes after Prime Minister Boris Johnson revealed he tested positive for coronavirus.

(和訳例「英国 - エリザベス2世女王新型コロナウイルスで陽性であった。バッキンガム殿は、首相ボリス・ジョンソンコロナウイルス陽性であったと表明した数分後に、この衝撃的な情報開した。」)

という書き出しから始まる記事であった。

3日前の3月25日にはエリザベス女王息子であるチャールズ皇太子の陽性が英王室から発表されており、さらにこの当日の3月27日にはイギリス首相ボリス・ジョンソンや保健相のマットハンコックなど政府の陽性も判明していたこともあって、一部で信じてしまった人が拡散したようだ。

しかし、そのボリス・ジョンソンの陽性を伝えるBBCニュースでは「バッキンガム殿によると、93歳のエリザベス女王3月11日ジョンソン首相と会っているが、体調は良好だという。」と伝えられており[1]、上記の「UCR World News」の記事の書き出しとは明らか矛盾している。

この「UCR World News」は記事の署名もく、サイトの「About Us」のところに運営企業や人物の情報皆無で、連絡先としての記載はメールアドレス一つのみ……というあからさまに怪しいサイトである。2017年には既に「フェイクニュースサイトリスト[2]の中で名前が挙げられている。さらにこのサイト3月13日には「アメリカ民主党大統領補者のジョー・バイデン新型コロナウイルス陽性だった」というフェイクニュースを報じた上にその後も掲載し続けている。信じるに値するサイトではない。

上記のように英王室の一員や英政府重鎮からもこのウイルスの陽性者が出てきている以上、今後エリザベス女王が陽性となってもおかしくはないが、この情報が広められた2020年3月27日~28日時点ではデマである。

「武漢の火葬場から流出した、携帯電話の山が出来ている動画」と称するデマ動画

「大量のスマートフォン端末が武漢の火葬場で発見された、それがこの動画だ」というデマ動画2020年3月下旬にTwiiter上などで広まった。「中国ではスマートフォン1440万回線以上が解約された」という話と共に広められており、「つまり中国はそんなにスマートフォン回線が解約されるほどの大量の死者が出ているのにそれを隠蔽している。死者の端末は火葬場で処分しているのだ」とほのめかすものだったようだ。

このデマ動画が広まった経緯を辿ると、2020年2月1日台湾人のTwitterユーザーが「武漢病院が火葬した人の携帯電話を片付けている様子らしい、怖すぎる。これマジ?」という文章とともにこ動画ツイートした。

そして2020年3月21日アメリカ合衆国政治家Solomon Yue」氏が上記のツイート引用しつつ「1450万個の携帯電話のうちいくらかは、武漢の1ヶ所の火葬場で見つかった。武漢コロナウイルスに殺された中国の人々は、世を去るときに彼らの携帯電話を一緒に持って行けない。私は彼ら亡くなった中国人犠牲者の方々のに祈りをげるが、「80967人が感染し3248人が死亡した」という中国公式発表に疑念を抱く」とツイート

このツイートを数名の日本人引用したり和訳したりして広め、

さらに有名なまとめサイト保守速報」がそういったツイート紹介記事を書き、その記事をツイート告知投稿して1日で5000回以上リツイートされ、1万回近く「いいね」された)。その日本でも拡散した。

しかし、この動画は少なくとも2019年9月から(すなわちCOVID-19が蔓延し始める前から)存在していたものであることが確認され、「武漢動画だ」という情報デマだったことが判明した。

なお、「1440万台」あるいは「1450万台」が解約された、という情報の元はアメリカ合衆国に本社を置く、中国に関するニュースを扱うメディア大紀元」からの以下のニュース

このニュースでは「大量の死亡者が出ているのを隠蔽しているのでは」という憶測も確かに紹介しているが、「COVID-19の蔓延のために経済不況となり、倒産企業解約したり、複数の回線を契約していた個人が予備の回線を解約した」という別の憶測も合わせて紹介している。

「このウイルスが空気感染する、と『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載された」というデマ

ニュースサイトJBpressJapan Business Press)」が2020年3月14日に掲載した以下の記事が元となり、「空気感染する」「世界で最も権威ある医学誌」「衝撃リポート」という扇情的なタイトルもあってTwitterなどで拡散された。「JBpress」上だけでなく、その転載記事としてYahoo!ニュースにも掲載されたので多くの人がにした。

この記事では、3月9日アメリカの権威ある医学誌『ニューイングランドジャーナル・オブメディシン』に載った論文である、として「新型コロナウイルス空気感染する」といった内容を伝えていた。

しかし『ニューイングランドジャーナル・オブメディシン』にそのような論文がまだ掲載されておらず、プレプリンサーバー「mediRxiv」に掲載された以下の記事であったことが摘された。これは3月9日ではないものの、3月10日にバージョン1が掲載されているexit

ただし3月17日には上記のプレプリントを元にしたと思われる読後の文書が『ニューイングランドジャーナル・オブメディシン』に掲載されているため、誤りではあったもののこちらは致命的なデマというわけではない。

しかし内容について誤りがあり、「空気感染」ではなく、「エアロゾル」となったり「物質に付着」したウイルス生存時間に関するものだった。エアロゾル医学的に言う「空気感染」(飛沫核感染)とは異なるものである。

誤りの摘が多くなされた結果、上記の「JBpress」の記事は同日中削除された。その後同URL上にて編集長とライターの双方の名義による訂正と謝罪の文が掲載され、また「JBpress」の公式Twitterでもアナウンスされた。

ちなみに「エアロゾル」については、下記の日本語記事で詳しく述べている(ただしこの記事は本来医療者向けのものであり、非医療者が読むと誤解しかねない部分もあることに注意。例えば「図1」に「空気感染」の記載があるが、これはSARS-CoV-2ウイルスの事をしたものではない)。

「中国が故意にコロナウイルスを蔓延させている」という陰謀論

最初にCOVID-19アウトブレイクが生じた中国は、感染者数の増加が横ばいとなったのも他よりかった(症状の感染者感染者数の統計に加えていなかった時期があるcite中国 李首相「無症状の感染者数も公表を」 | NHKニュースexit/citeことから、その実態が不透明であるとのもあるが)。

そのためか2020年3月頃にはある程度の余裕が生じたとみえて、例えば「イタリア医師団を送る」など、COVID-19が猛威を振るう他への支援提供し始めた。

かしこういった中国からの支援の動きについて、「故意に蔓延させて救いの手を差し伸べ恩を売るという、マッチポンプだ」という陰謀論を囁く者も少なくなかった。

下記の画像ツイートは、そういった「中国世界に恩を売るために故意にコロナウイルスコロナちゃん)に世界を傷付けさせている」との陰謀論イラスト4コママンガ)で表したものである。

しかし実際には、「中国が恩を売るために故意に蔓延させた」と示すような明確な拠が示されたことはいようだ。

「WHOの幹部が中国のコロナウイルス関連の会合で女性を撫でていた」というデマ動画

2020年3月上旬ごろに拡散されたデマ動画

とあるTwitterアカウントが、「何らかの会合で説明を聞いている男性が横に座っている女性背中を撫でている」という内容の動画に「WHOの高級幹部が、中国新型コロナウイルスの感染状況の説明を聞いているところ。WHOの堕落がわかる」といった趣旨の説明文を付けてTwitter投稿した。

このツイートは数日で1万数千回「いいね」が押され、9000回以上リツイートされて拡散された。「ハニートラップだ」「この女性中国の貢物かな」「WHOの幹部はこう言った手口で中国に篭絡されているんだな」と言った反応があったようだ。

しかし、動画内に映っている「緑色看板」?の文面から、どの集会であったのかを調べた人が現れ、その集会の様子を報じたニュースサイトも提示された。

このニュースサイトの3枚写真で、にこの緑色看板があることがわかる。そして、このニュースサイト記事は2018年のもの。集会も2018年ビジネスに関する会合のものであった。

つまり、この集会はこのウイルス関連のものではないし、男性WHOの幹部ではないと考えられるのである。それ以外に「動画に映っている人の中に半袖の人が居る」「動画内でマスクを付けていない」などの点も、このウイルス関連の会合としては説明が付けづらい点である。

その点についてこの動画ツイートしたユーザーに質問した人も居たようだが、「よくわからないです」との回答が返ってきている。

WHO幹部じゃないなら、この男女なのか」については、「ノーベル物理学賞を受賞したことがある物理学者の人と、そのビジネスパートナーの人じゃない?」という説が有なようだ。

「トイレットペーパーは中国からの輸入に頼っているので、今回のウイルスの流行のせいで不足する。急いで確保しなくてはならない」というデマ

2020年2月末ごろに流布されたデマ

「どのような根拠からデマと言えるのか」という点も含めて、詳細は「トイレットペーパー騒動」の記事に詳しいのでそちらを参照されたい。

「中国が『日本肺炎』という蔑称を拡めている」というデマ

DHCテレビ報道番組「虎ノ門ニュース」の2020年2月28日放映回で、坂東忠信氏が紹介したことで広まった。詳細は単語記事日本肺炎 」を参照。

「PCR検査が進まないのは国立感染症研究所のOBが邪魔していたからだ」と言うデマ

テレビ朝日ワイドショー羽鳥慎一モーニングショー」の2020年2月28日放映回内にて、大学教育学部特任教授であり以前国立感染症研究所第3部研究員でもあった人物が、あまりPCRが行われてこなかったことの理由について、自分が聞かされた伝聞として以下のように感情をこめて訴えた。なお、その伝聞元については具体的な情報を挙げなかった。

(前略)
『これは、テリトリー争いなんだ』と。
『このデーターはすごい重なんだ』と。
で、『衛生研から上がってきたデーターは全部感染研が握する』と。
で、『このデーターを感染研が自分で持っていたいということを言っている専門の、まあ、感染研のOBが居る』と。
で、『そこらへんがネックだったんだ』と、いうことを、おっしゃっておられて。
まああの、私はその時に思ったのは、是非そういうことはやめて頂きたいと!
(後略)

この発言を受けて、国立感染症研究所に対するバッシングが巷で加熱した。

デマじゃないじゃん、言があるんじゃん。そんなテリトリー争いでPCRを邪魔するとか本当に許せないよ!」などと思っただろうか?

しかし、上記の「言」だけでは、この話は本記事の冒頭で定義した「デマ」でしかない。「デマ」という言葉がひっかかるなら、「根拠が薄弱な噂話」と言いかえてもよい。なぜなら、この話の出元が「この特任教授にこの話を伝えた人物がるところによると」という、匿名で正体不明の人物が根拠も示さずに提示したストーリーでしかないためだ。

この特任教授は、聞かされたストーリー真実であると信じているからこそテレビでこの話をしたのだろう。だが、仮にその情報の人物が

「うわぁ、この前話したときはその場の世間話が盛り上がると思って話を創っちゃったんだけど、本当はそういう話を聞いたりはしてないんだよなあ。まさかテレビで言っちゃうとは思ってなかった」

というつもりであったなら、この話の信憑性は消してしまう。「匿名の人物からの言にしか基づかない話」というものは、そういった蜃気楼のようなものでしかないのだ。

もちろん「匿名だが複数の人物から、同じ言が続々出てくる」とか、「メールの文面などの拠が残っていた」などの進展があればただのデマではなく「信頼性がある疑惑」にも変わりうる。しかしそういったなんらかの追加の根拠がければ、この話は偽不明の噂話の域を出ない。

偽不明の話を元にバッシングすることは、「いわれのないバッシングをしてしまった加害者になりうる」という危険をはらんでいるため注意されたい。

「このウイルスに再感染すると心不全を起こして突然死する」というデマ

というわけで、再感染を起こすと、コロナウイルスね、免疫がやっつけることができなくて、そして、ACE-2が障害されてね、で、心不全を起こす。心不全を起こして、突然死する。

一旦良くなって良かったねって皆にこれ思われて退院して、何でもないと思ってると、また次ね、感染すると、その時、死亡突然死してしまうと。そういう。

これね、風邪なんてもんじゃないですので。もうほんとにね、風邪ってね、風邪のようなふりをしているだけですので。なんともない、他のようなね、他のウイルスと同じようなものですよってね、それ騙しですので、皆さん、絶対に、このウイルスには騙されないでください。

(※動画新型コロナウイルスの再燃は抗体依存性感染増強現象(ADE)にて致死的 - YouTubeexit」の終盤、まとめ部分より書き起こし。一部の言いみ、繰り返しなどは省いた)

東京都町田市クリニックの院長である医師が上記のような内容を動画新型コロナウイルスの再燃は抗体依存性感染増強現象(ADE)にて致死的exit」。同クリニックアカウントから2020年2月24日YouTube投稿された。同クリニック公式サイト動画紹介するページもあるので間違いないようだ。

上記のような内容を「医師が専門用も交えてっている」ということで信じてしまう人も多く、SNS上で拡散された。その結果、この動画2020年3月1日までの時点で数万回再生されており、かなりの恐怖が煽られていた。

この動画niconicoユーザーによってニコニコ動画にも転載され、こちらも数万回再生されている。なお転載したのは雑多な内容の動画ニコニコ動画転載しているユーザーであり、おそらく同クリニックとは関係のようだ。

かしこ動画られた内容は、SARS-CoV-2/COVID-19についてこれまで科学論文などで示された内容を元にしてはいるようだが、ありていに言えば「それらの内容をごちゃごちゃに組み合わせた上で独自の見解を付加して恐怖を煽る最悪のストーリーを組み上げてみました」程度のレベルのものであり、要するにデマである。

この動画でも同クリニックサイトでも、っている内容の根拠となる文献などは一切示していない。だが、っている内容から「ネタ元」は推測することが出来る。

動画内で「新型コロナウイルスは抗体依存性感染増強現antibody-dependent enhancement: ADE)を起こす」(要約)と断定調でっている。しかし、SARS-CoV-2/COVID-19とADEを組み合わせた医学文献は、医学生物学分野の学術文献検索サイトPubMed」で検索すると2020年3月1日現在で1件しか存在しない。この論文を参照したのではないかと推測できる。

その1件の論文は『Is COVID-19 Receiving ADE From Other Coronaviruses?exit』(タイトル和訳例『COVID-19は他のコロナウイルスらからのADEを受けているのか?』)というもの。しかしこの論文はタイトルが疑問形である事からもわかるように何も断定していない。「かつてのSARSの原因ウイルスであったSARSウイルス(「-2」と付かない方)においてin vitroでは(生体外での実験的には)ADEらしき現が確認された」という過去の報告を示しつつ「SARS-CoV-2でもADEが起きていると仮定するとCOVID-19重症度に地域差があることの説明のひとつになりうるのでは?」という仮定の内容に過ぎない。もちろん「心不全を起こして突然死」等と言った内容は全く含まない。

動画内では「ACE2という細胞表面の受容体があり、これが働くと心不全などを予防するが、タバコやこのウイルスACE2を止める働きがあるらしくて、どんどん心臓の傷を起こしていって心不全を起こす」(要約)ともっている。確かにかつてのSARSウイルスは「標的細胞表面のACE2受容体に結合してから細胞内に取り込まれる」という過程を取って細胞内侵入することが知られており、それを元に当然「SARS-CoV-2もそうではないか?」と調されて、同じくACE2受容体に結合することで細胞内に侵入することが明らかとなってはいる。だが、だからといって「SARS-CoV-2でADEが起きると心不全をどんどん起こしていく」といった内容の報告は全く見つからない。

一応、中国病院で「SARS-CoV-2に感染していると確認された有症状の入院患者41名のうち5名(12%)で、血液検査や心電図検での急性心障害を確認した」という論文はある[3]が、この論文の著者は過去インフルエンザの患者で同じ手法での急性心障害の調をしており、インフルエンザ患者では321患者中で203名(63.2%)で急性心障害を確認している[4]。細かい患者の条件が違う可性もある(COVID-19なら大事を取って軽症患者でも入院させたが、インフルエンザ患者は重症患者のみ入院させたとか)ので単純な較はできないが、この材料からは「COVID-19インフルエンザよりも心障害性は弱い」とも受け取れてしまう。

総合して、この医師る「このウイルスに再感染するとADEによって重症化して心不全を起こして突然死する」という話には根拠が著しく欠けている。もちろん「検索では根拠が見つからなかっただけで、この院長は本当に十分な根拠を有しておりまだ提示していないだけ」という可性もあるかもしれない。この医師が根拠を提示したらこの記事のこの節は取り下げる。

なお、感染症の専門である神戸大学教授岩田健太郎医師もこの動画については厳しく批判している。

上記のバズフィードジャパンの記事からこの動画の問題点は周知され、ニコニコ動画でも上記のニコニコ動画転載された動画について「ニコ動検索などリスティングからは除外する措置」を取るとアナウンスされた。[5]

「厚生労働省が、マスク不足に対してわざわざ日の丸が付いたマスクを供給しようとしている」というデマ

2020年2月下旬にTwitterなどで広まった。

どうやら、以下の毎日新聞社の記事に、日の丸が付いたマスクの画像が使用されていたことが発端となったらしい。

これに対して、「わざわざ日の丸を付ける手間を省けばもっと増産できるだろ!」という非難のが挙がり、一部のツイートは数千~数万の「いいね」やリツイートを集め、拡散された。

しかし、この「日の丸付きマスク」は「株式会社くればぁ」という企業が生産しているもので、既に2015年にはアスリートなどに使用されていたものである。

つまり、この毎日新聞の記事に載せられていた日の丸が付いたマスクの画像はあくまで単なるイメージを示すものであったようだ。その後、誤解を招くという意見が寄せられたのか、同記事からはこの「日の丸マスク」の画像は除去された。

「このウイルスは熱にとても弱いのでお湯を飲むと防げる」というデマ

SNS上やチェーンメールにおいて2020年2月下旬に広まった。

○○から教えてもらった情報です!このウイルスは熱にとても弱く○℃の熱で死滅するそうです!そのため、感染しないためにはお湯を飲むのがいいらしいです!」といった内容で流布された。

「教えてくれた人」は「海外/内の専門/医療関係者」であったりバリエーションがある。「○℃」の部分もバリエーションがあったようだが、「26-27℃」または「36-37℃」であったりしたようだ。

人間の体内で増殖できるウイルスがそんな温度で死滅するのは常識的にありえないが、一応報道機関が複数の専門に確認している。みなさん「ありえない」で一致している。

医学的には「専門の意見」は意外とエビデンスとしてのレベルは低いのだが、これはそういう問題は通り越しているだろう。防ぎたいなら素直に厚生労働省日本感染症学会ページで勧める予防法を守ろう。

ちなみに生した話題として「26~27℃とか36~37℃って、それって「お湯」か?」という議論も生じたようだ。割とどうでもいいな!

80 degree を80°Fと解釈した結果、26.66℃と誤訳していったという説もある。もし効果があるとしても80℃のお湯じゃ火傷の方が酷いわ!

「○○駅でコロナウイルス患者の中国人が血を吐いて痙攣してぶっ倒れた」というデマ

2020年2月下旬に、TwitterなどのSNSで流布された。「○○」は様々だが、京都駅という投稿が特によく出回ったようだ。実は日本国外でも、血を吐いて倒れている人の画像に「コロナウイルス患者だ」という説明を付けてSNSで流す例は少なくないらしい。

割と初歩的な問題点として「血を吐いて痙攣してぶっ倒れた人がいたとしよう。その人がコロナウイルス患者だとなぜわかったのだ?」という点がある。あなたはぶっ倒れた人を見たとして、時にその人がぶっ倒れた原因ウイルス把握できるだろうか?その点を説明せずに「コロナウイルスだ!」と断定する調子SNSに流す投稿は、全てデマ(すなわち、根拠し)と言ってよい。

なおCOVID-19で口から血を出す可性はくはないのだが、吐血ではなく喀血であろう。食の方から血が出てくるのが吐血で、気の方から咳と共に血が出てくるのが喀血。ちなみにCOVID-19の多な症状の中において、喀血はさほど頻度が高い症状ではないようだ[6]

「武漢人が移動した経路を集計した地図」だとするデマ画像

アウトブレイク後に武漢市民が移動した跡を元にマップ」という説明文が付けられたり、「武漢人が移動した経路を集計した地図 2019コロナウイルス地図」という説明文が重ねられた、海岸線の一部が見えなくなるほど膨大な本数のい線が世界地図に引かれた画像。2月の中旬から下旬頃に、日本語圏の掲示板やまとサイトTwitterなどで流布された。

これは英語版が先にあり、イギリスの有名なタブロイド誌「サン」[7]や「デイリーメール[8]2020年2月10日~11日にオンライン版の記事にこの地図を「武漢が封鎖される前に、数万人の武漢市民逃げ出した経路を図にしたものだ」などと称して掲載していた。さらに前にはオーストラリアメディア紹介していたようだ。

これらの英語情報から、海外情報翻訳して紹介するブログ「劇訳表示。」などが和訳して紹介。そして日本語圏でも2月中旬から盛んに拡散されたという流れのようだ。

かしこの画像は「武漢人が移動した経路の地図」などではなく、単に2011年時点の、世界中の3632の空港を結ぶ航空航路を画像化したものでしかない。以下の論文は2014年8月14日付けのものだが、「Figure 1」(画像1)の「b)」に全く同じ画像が示されているのがわかるだろう。

この画像が「武漢人が移動した経路の地図」などとして広まってしまった詳細は、根拠付きで以下のサイトに示されているため参照されたい。

「武漢で大量の遺体を焼却した結果、二酸化硫黄が大量に放出」とするデマ画像

武漢で大量の遺体を焼却した結果、二酸化硫黄が大量に放出している」とする画像が2020年2月上旬にTwitterで流布された。

広まった大元は、下記の英語ツイートであるらしい。さらなる転載元がある可性は否定できないが。

その一部を和訳した以下のような引用リツイート日本語圏でも拡散された。

また、上記の英語ツイート英語圏の複数のタブロイド誌のサイト転載されたので、それらを海外ニュース翻訳サイトが和訳して転載。その他いわゆる扇情的なまとめサイト転載。そういった記事のツイート日本の有名な医師リツイートするなどしたためにさらに拡散された。

しかし、この「遺体を焼却した結果二酸化硫黄が大量に出ている」というこの説明は全くのデマであった。

まず、この画像はWindy.comexitという気予報関連のサイト提供する二酸化硫黄予測地図exitからトリミングしたものだった。だがこのWindy.comサービスは、NASAのGEOS-5(Goddard Earth Observing System, Version 5)exit提供するデータ引用して未来予報画像を構築している。

そしてNASAの担当者は、この画像についてのファクトチェックを行ったAFP通信の取材に答えて「々の予報データ過去二酸化硫黄の排出データと気情報から算出されているものでしかない。日々の二酸化硫黄の変化を把握してなどいないし、人間の活動による突然の変化など把握できない」と解答している。

「インドの科学者が「このウイルスの中にHIVのタンパク質が挿入されている」ことを発見した。よってこのウイルスは人工のものだ」というデマ/陰謀論

ニュースサイトなどでも取り上げられたので知名度が高いと思われるこのデマ2020年2月初めに出回った。このデマは後に訂正されたのだが、訂正の方のニュースはさほど出回らなかったので、訂正前の情報だけ聞いたという人も少なくないと思われる。

まずややこしいことに、「インド科学者が「このウイルスの中にHIVタンパク質が挿入されている」と示唆する論文を発表した」と言うところまでは事実である。以下のリンク先で、2020年1月31日ウェブ上で開された。

「じゃあデマじゃないじゃん」と思うかもしれない。しかし、この論文には瑕疵があり、発表したサイトコメント欄は他の専門たちからの多数の突っ込みで溢れた。その後、著者たちはこの論文を取り下げている(リンク先に本文がいのはそのため。上部にあるい小囲み「This article has been withdrawn.」は「この記事は取り下げられました」という意味である)。つまり、正確には「インド科学者が「このウイルスの中にHIVタンパク質が挿入されている」と示唆する論文を発表したが、誤りを摘されて論文を取り下げた」というのが正確な情報になる。

「そんなことあるゥー?」と思うかもしれないが、あるある読有りの学術雑誌に掲載された論文でも訂正が入ることはままある。

さらに、ここで注意したいのはこの論文が投稿されたサイトは「bioRxiv」(bioRχiv)と言うのだが、これはいわゆる「プレプリンサーバー」なのだ。科学論文は多くの場合、読付きの学術雑誌に送られて、読担当の専門が内容をチェックして、問題がければ学術雑誌に掲載される、という段階を踏む。しかしその読に時間がかかるので、スピーディーに発表するために「これ、私たちが書いた論文なんだけど見てくれや」とウェブに掲載するのが「プレプリンサーバー」である。まともな論文も少なくないのだが、読というチェックが働かない分、今回のように重大な瑕疵がある論文が掲載されていることもある。

日本国立国会図書館の「カレントアウェアネス・ポータル」も、プレプリントの信頼性に絡めてこの件を報じた記事を掲載しているので参照されたい。

ちなみに「瑕疵って、どういう瑕疵だったんや?」と思うじゃん?くこの論文の瑕疵を題として論文を仕上げ、読付きの学術雑誌に送って読を通過させて掲載させた研究者がいるので、その論文を読めばどんな瑕疵だったのか丸わかり。これは「し上げ」みたいなもんで、やられたインド研究者は結構ぐぬぬだ。まあ結果的に世界的にデマが流れる原因になっちまったんだから手厳しい仕打ちをうけても仕方ないかもしれないが。しかもその内容が「こうして、でもアクセスできるデータベース検索してチェックすれば、ほらこんなに初歩的な瑕疵がわかりますね」というとても易しい方法だったので、余計恥ずかしいぞ!

その「し上げ」的な論文はタダ(オープンアクセスという)で全文が読めるので、興味があるなら以下のリンクからどうぞ。

このデマの関連動画

「ウイルスはアルコールで消毒できない、よってこのウイルスにはアルコールが無効という判断が確実」というデマ

2020年1月末にTwitterで流布されたデマ

看護師漫画家が自らのTwitterアカウントに「基本ウイルスにはアルコール消毒効」という趣旨の内容を含む「ウイルス感染症対処法」と称する画像や、「ウイルスアルコールで除菌できないというのが医療現場での通説。このウイルスも未検証なのだからアルコール消毒効という判断が確実」という趣旨のツイート投稿した。

「元看護師」という経歴があることや、一部の界人気がある漫画家であったことから信用する人もおり、数回の「いいね」「リツイート」が行われて小規模ながら拡散した。

しかし、実際にはこのウイルスはエンベロープを有するためアルコール消毒が有効である。

新型コロナウイルス感染症の原因病原体であるSARS-CoV-2は、エンべロープを有するためアルコール感受性を有します。

高頻度接触部位、聴診器や体温計血圧計等の器材などは、アルコールや抗ウイルス作用のある消毒剤含有のクロスでの清拭消毒を行います。

(※日本環境感染学会『医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド』exitより。上記引用文は2020年3月2日付けの第2版から。)

2020年2月6日には、厚生労働省Twitterからこのデマに対する注意喚起も行われた。

同日ニュースサイトJ-CASTニュース」は、この件について記事を掲載している。

「関西空港に発熱と咳の症状がある武漢から来た観光客が居たが、逃走した」というデマ

2020年1月下旬に、Twitterで流布されたデマ

遡れる限りの発端は、とあるTwitterユーザーが投稿した画像ツイート(Twitterアカウントが凍結されているため、インターネットアーカイブ)exit。このツイート中国マイクロブログサービス(すなわち、ツイッターみたいなもの)である「微博」の投稿をトリミングして投稿情報がわからないようにモザイクをかけたものだった。そしてその画像内の投稿文の内容は

关西场发现武汉来的中国游客发热咳嗽,送到医院检查人跑了。说还得去环球京都呢。这他妈得传染多少人要是携带者。
大阪的都小心他妈德。

関西空港は発熱と咳の症状がある武漢から来た観光客を発見し、検のため病院に送ったがこの人は逃げ去ってしまった。それどころか「私はユニバーサルスタジオ京都に行かなくてはいけない」とさえった。もしキャリアだったらこのファック野郎はいくらかの人に伝染させてしまう。
大阪に住んでる人は気を付けよう、本当にけしからんファック野郎だ。

というものだった。ちなみに原文に現れる「他妈」という単(直訳すると「彼のお母さん」?)の意味が今一つわからなかったが、調べたところファック」に近いようだ。詳しくは「他妈的」の記事を作成したのでそちらを参照されたい

この画像ツイートについて、2020年1月23日日本で活動する中国人漫画家のTwitterアカウントに引用リプライで知らせたexitユーザーが現れ、そしてその漫画家はそのリプライを送られてすぐにこのリプライに「症状がある中国人が関西空港から逃走した」という和訳を付けて引用リツイートexitし、さらに「この中国人は武漢から来ており、京都とユニバーサルスタジオジャパンに行くらしい」という追加情報もツイートしたexit漫画家と言う注を集める立場の人物がツイートで知らせたことで、この情報がかなり拡散されたようだ。

だが、元をたどればこの情報ソースは「モザイクかもわからないようにされた、一人のネットユーザーの書き込みと称される画像」という非常に不確かなものでしかない。しかしソースの確実性などはあまり顧みられることないままに拡散されてしまったようだ。複数のまとめサイトでも「こんな噂がある」と紹介されていた。

そしてその後1月24日吉村洋文大阪府知事の公式ツイッターにて、上記のようなまとめブログを示しつつ「この情報デマです。」と断言するツイートがなされた。

さらに関西空港公式Twitterは「このような事実はございません」と否定し、さらに「関係機関からの正式な発表に基づかない不確かな情報にはご注意ください。」という注意文もツイートした。

「このウイルスは日本の731部隊由来だ」というデマ/陰謀論

731部隊」「コロナウイルス」でSNS上で検索すると、2020年1月下旬ごろから出回り始めているようだ。

しかし、戦後米軍731部隊関係者を尋問して得た情報をまとめた機密文書「ヒル・レポート」には731部隊研究されていた複数の疾患が掲載されており、その中にはインフルエンザ天然痘などウイルスが原因である疾患も混じってはいるが、コロナウイルスは含まれていない[9]

それもそのはずで、731部隊が活動したのは1930~40年代だが人に感染するコロナウイルスが発見されたのは1960年代であり[10]、つまり731部隊の時代にはコロナウイルスは発見すらされていない。

どうもこのデマ/陰謀論日本語圏で信じて流しているのは、安倍晋三総理大臣批判的な人が多いようで、「731部隊には岸信介が深く関わっていた」というデマ(「731部隊」の記事の「731部隊に関するデマ」の節を参照)を組み合わせて信じているらしい人も多い。これは安倍晋三総理大臣の祖岸信介であるためかと思われる。

「「このウイルスは日本の731部隊由来だ」というデマを中国の軍人が言っている」というデマ

上の生版で、「デマを流している人物に関するデマ」というなんだか複雑なデマ

軍服らしき装の男性が、中国語日本語で「台湾と、日本731部隊が、中国新型コロナウイルスを放流したのだ」と糾弾調に話している動画中国台湾日本SNSで出回ったのだが、日本語圏のTwitterでは「中国の軍人」と説明する2020年2月中旬の投稿が特に多くのリツイートを集めた。

上記のように「731部隊由来だ」などというこの男性が話している内容は確かにデマである。それはそれとして、この人物の動画は軍人としては何だか妙であることに気付くだろうか。軍服?にバッジを付けているが、そのバッジに「新四軍」と書いてある。「新四軍」とは1930年代1940年代に存在した軍事組織である。現在中国の軍隊に「新四軍」という組織が絶対にいとは言えないものの、本物の軍人ではなく「軍服コスプレ」をしているだけの変な人なのではないかという疑惑が生じる。

よく見るとこの動画の下方には「@刘恕恩」という文字が薄く映っている。この「刘恕恩」という氏名から探ってみると、どうやらこの人物は「刘恕恩」(別名義「刘强」)と言う人物で、2011年靖国神社放火し、2012年韓国日本大使館に火炎瓶を投げ込んだ犯人であるらしい。

中国におけるWikipedia的なサイト百度科」には「刘恕恩」の記事が写真付きで存在しておりexit動画男性と同一人物に見える。記事本文によれば、スピリチュアルセラピストのような職業自称しているようだ。他にも、上記の放火事件なども含めてこの人物について解説した中国語のサイトexitもあるのだが、ストレートに「奇人」と表現されている。そしてこの2つのサイトのどちらにおいても、軍人であるという情報は記載されていない。

よって現在入手できる情報からは、この人物は「軍人」というわけではなく民間奇人であるようだ。調べるのに時間がかかった割にウイルスとあまり関係ない話だったが、かかった手間がもったいないので一応この記事に載せておく。

「パンデミックがEvent201によって予測または予定されていた」というデマ/陰謀論

2020年1月中旬ごろ同年4月現在にかけて広まっている陰謀論海外も含め、TwitterYouTube上などで確認できる。

上記のツイートのように、「Event201」という、ジョンズホプキン大学健康安全保障センター世界経済フォーラムビル&メリンダ・ゲイツ財団の協のもと、実際に2019年10月18日ニューヨークで開催した感染症パンデミックに備えたシミュレーション[11]と、2020年におけるSARS-Cov-2パンデミックコロナ禍)とを関連させ、「一部の人間の中ではコロナ禍についての予測があった」または「コロナ禍そのものが一部の人間によって引き起こされた」とする言説が生じた。

これについては、催のジョンズホプキン大学健康安全保障センターが、2020年1月24日サイト上で[12]を出し、パンデミックシミュレーションにおいて架コロナウイルスを想定したと認めた上で、現在コロナ禍という状況を予測・予言したわけではないとし、また2020年1月24日時点で、シミュレーションに用いた仮想のウイルス現実におけるSARS-Cov-2は類似しておらず、シミュレーション程の深刻な状況(6500万人が死亡する)に陥るとは考えていないとしている。

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *ジョンソン英首相、新型コロナウイルス陽性 保健相も - BBCニュースexit
  2. *List of Known Fake News Sites in South Africa (and beyond) | MyBroadband Forumexit
  3. *Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan, China - The Lancetexit
  4. *Association Between Cardiac Injury and Mortality in Hospital... : Critical Care Medicineexit
  5. *ドワンゴ専務取締役でniconicoの代表である「栗田穣崇」氏のツイートよりexit
  6. *Clinical features of patients infected with 2019 novel coronavirus in Wuhan, China - The Lancetexit
  7. *Horrifying new data reveals no country safe from coronavirus’ deadly tentacles – The Sunexit(その後、誤りを認めて記事を訂正済)
  8. *Coronavirus death toll surpasses 1,000 as more than 100 people died in the China in one day | Daily Mail Onlineexit
  9. *松村高夫, 金平茂紀 『ヒル・レポート』(上) : 731部隊の人体実験に関するアメリカ側調査報告(1947年) 三田学会雑誌 (Keio journal of economics). vol84, no.2 (1991.7), p.508(206)-526(304). 慶應義塾経済学会exit
  10. *Viruses | Free Full-Text | Human Coronaviruses: Insights into Environmental Resistance and Its Influence on the Development of New Antiseptic Strategiesexit
  11. *Event 201|Event 201, a pandemic exercise to illustrate preparedness effortsexit
  12. *Johns Hopkins University|Statement about nCoV and our pandemic exerciseexit
この記事を編集する
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

掲示板

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2024/06/02(日) 06:00

ほめられた記事

最終更新:2024/06/02(日) 06:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP