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ウィリー・モー・ペーニャ(Wily Modesto Peña、1982年1月23日-)とは、ドミニカ共和国出身のぐうの音もでないほどかわいい助っ人(外野手)である。
概要
OB | |
---|---|
ウィリー・モー・ペーニャ Wily Modesto Peña |
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基本情報 | |
国籍 | ドミニカ共和国 |
出身地 | バルベルデ州 |
生年月日 | 1982年1月23日 |
身長 体重 |
191cm 118kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 外野手 |
プロ入り | 1998年ドラフト外 |
引退 | 2017年 |
経歴 | |
国際大会 | |
代表チーム | ドミニカ共和国 |
WBC | 2006年 |
プロ野球選手テンプレート |
1998年にドラフト外では当時の史上最高額のメジャー契約を結びニューヨーク・ヤンキースに入団。2002年にシンシナティ・レッズでメジャーデビューを果たす。当時は「サミー・ソーサ二世」と言われ大きな期待を寄せられていた。
2004年にはレッズで110試合に出場、26本塁打をマーク。翌年も19本塁打を記録するが、打撃の確実性に欠け、また守備にも難があり、その後は様々なチームを転々とする。2006年には第1回WBCにドミニカ代表で出場していた。
2011年、3Aでは無双するがメジャーでは結果を残せずFAとなり、同年オフに福岡ソフトバンクホークスに入団。背番号8。
ソフトバンク時代
近年ホークスの自前助っ人野手はハズレ続き(マイケル・レストビッチ、クリス・アギーラ、李杋浩など)だったことなどもあり、来日前はファンからはあまり期待されていなかったが、キャンプではその怪力で柵越えを量産して首脳陣を驚かせつつ、ファンに気さくにヒゲに触らせてくれたりする明るいキャラクターですぐにホークスファンのハートを掴んだ。
2012年、開幕から7番か8番の指名打者か左翼手で起用され、4月8日の西武戦で西武ドームの場外に飛び出そうかという超特大の1号。以降統一球をものともせずその怪力ぶりを遺憾なく発揮して長打を量産し、4月19日以降は主に4番を任された。6月に腰痛を発症し欠場、出場しても精彩を欠き打率も下がったが、8月から復調した。全体的に好不調の波が激しかったものの、最終的に打率.280、チームトップの21本塁打76打点をマークし、主軸としての期待に応えた。
2013年からは背番号55に変更。しかしレギュラーシーズンでは極度の不振に陥り、オフに自由契約になり、12月にオリックス・バファローズがペーニャを獲得。背番号42。
オリックス時代
2014年は打棒が復活。日本に来て初めて30本塁打以上を放ち、オリックスのクライマックスシリーズ進出に貢献した。オフに自由契約となった。
楽天時代
2015年3月に東北楽天ゴールデンイーグルスと契約した。背番号42。本塁打数は前年の半分に落ちたが、出塁率は4割を超えた。オフに自由契約となる。
2017年2月にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格はなかった。その後大砲を欲していた千葉ロッテマリーンズに入団。背番号は54。
ロッテ時代
6月に契約後来日。7月頃から本格的に試合に出場する。楽天退団後プレーをしていなかったため当初は波に乗れなかったが日本野球の感覚を取り戻した後半戦には今までの怪力を発揮。シーズン途中入団のため70試合のみの出場にもかかわらずチームトップの15本塁打を放ち、貧打に喘ぐロッテ待望の4番打者となった。北海道日本ハム戦は打率.340 7本塁打と好調だった一方対ソフトバンクは.179、対楽天は.190と過去在籍したチームには抑えられた。しかしオフに契約が更新されず退団。
引退後
ロッテ退団後はプロリーグでプレーした形跡がなく、そのまま現役を引退した模様。現在はアメリカ・フロリダ州でWily Mo Baseball Academyという野球教室を経営している。
プレースタイル・人物
- 最大の魅力はそのずば抜けたパワー。打球の速さと鋭さは驚異的で、レフト前ヒットかと思った打球がそのままスタンドに突き刺さったり、二塁手がジャンプしたライナーがそのまま右中間を破っていったり、ピッチャー返しがカメラの切り替わった瞬間にはセンターの足元まで来ているなど、あり得ない打球が飛んでいく。
- 指名打者での出場が基本で、守備につく場合は左翼手を守るがお世辞にも上手いとは言えず、凡フライの捕球で一回転したりと普通のプレーでも何かと危なっかしい。足はそれほどでもないが走塁意識が非常に高く、平凡な内野ゴロでも一塁まで全力疾走し、意外なところで好走塁を見せ、三塁打や盗塁も記録している。
- ちなみに「本塁打が40本未満なら100万円、40本以上なら1本につきプラス2万5000円」を東日本大震災の復興支援に寄付する本塁打基金を設定している。チームのためだけでなく日本のためにも働こうとしてくれるぐう聖である。
- 試合ではその打棒でファンを熱狂させるいっぽうで、キャンプ中にクレーンゲームに熱中して100回以上やり続けたり、トイレのウォッシュレットにすっかりハマってしまったり、電車内でファンの求めに応じて気安く写真を撮らせてくれたり、髪とヒゲの一部をチームカラーの黄色に染めようとして金色になってしまい「チームメイトからアジャコングみたいって言われたんだけど誰だい?」と首を傾げたりと、試合以外でもかわいいエピソードの数々でファンを和ませている。
- ホームランを打った2012年9月10日のお立ち台では、骨折で離脱中の松田宣浩を気遣い「ワン・ツー・スリー・マーーッチ」と叫んだ。その翌日のお立ち台では好投した攝津を讃えて今度は「1・2・3・セッツー!」と叫んだが、「セッツ」が「セッ○ス」にしか聞こえないと一部で話題になった。
- ニコニコ生放送の中継では、(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!を改変して「(」・ω・)」ぺー!(/・ω・)/にゃー!」という弾幕が貼られることも。ホームランを打ったあとのベンチ前では似たようなパフォーマンスをしているが、あれは2012年のチームスローガンである「VV(ブイブイ)」のポーズである。
- 正式なフルネームはウィリー・モデスト・ペーニャ・グティエレス(Wily Modesto Peña Gutierrez)。スペイン語圏の命名法に従い、ペーニャは父方の姓、グティエレスは母方の姓。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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ソフトバンク | 応援歌のピコカキコ一覧#68 | 8624 | |
オリックス | オリックス・バファローズ#135 | 7081 | |
楽天 | 応援歌のピコカキコ一覧#1275 | 13484 | |
ロッテ | 応援歌のピコカキコ一覧#134 | 8727 |
成績
- (2019年終了時点)
通算打撃成績
通算:13年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB:8年 | 599 | 1845 | 1703 | 211 | 425 | 70 | 5 | 84 | 240 | 12 | 1 | 7 | 111 | 23 | 559 | 37 | .250 | .303 |
NPB:5年 | 520 | 1994 | 1738 | 203 | 454 | 90 | 4 | 86 | 260 | 5 | 0 | 7 | 205 | 44 | 489 | 43 | .261 | .353 |
関連動画
メジャー時代
日本時代
関連コミュニティ
関連項目
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