SilentHunter (サイレントハンター) とは、初代作をAeron Electronic Entertainmentが開発、3以降はUbisoftが製作した潜水艦シミュレーションゲームである。ニコニコ動画では主に3及び4のプレイ動画がアップロードされている。
曖昧さ回避
- サイレントハンター(競走馬) - 日本の競走馬。
概要
プレイヤーは第二次世界大戦時の潜水艦の艦長となり、通商破壊任務を遂行していくことになる。潜水艦シミュレーションとして航海計画や乗組員の当直管理・聴音やレーダーによる索敵・魚雷の設定など非常細かいところまで再現されており、艦長たるプレイヤーにはそれらを処理するだけの能力が求められる(ゲーム内の設定で自動化することも可能)。
- Silent Hunter (1996年 MS-DOS) - 開発:Aeron Electronic Entertainment
- Silent Hunter II (2001年 Windows 95/98/ME) - 開発:Aeron Electronic Entertainment
- Silent Hunter III (2005年 Windows 2000/XP) - 開発:Ubisoft
- Silent Hunter 4: Wolves of the Pacific (2007年 Windows XP/Vista) - 開発:Ubisoft
- Silent Hunter 5: Battle of the Atlantic (2010年 Windows XP/Vista) - 開発:Ubisoft
- Silent Hunter online(2015年βテスト中 Windows 7以降) - 開発:Ubisoft
ストーリー性というものはほぼ無く、ニコニコ動画におけるサイレントハンタープレイ動画の殆どは、アップロード者が自ら様々な設定を考え艦長を演じるロールプレイ動画となっている。
サイレントハンター3以降のシリーズではMODが多数製作され、船舶の追加や音声・グラフィックの変更・強化などができる。その分PCスペックが要求されることもあるのでその点は注意が必要。
関連動画
Uボートの艦長たち
隻眼の海狼 (完結)
本作は硬派かつ難解なゲーム、というよりはシミュレーターであるため知る人ぞ知るマイナーなものでニコニコ動画内でも認知度は低かった。しかしそこに1人の「艦長」が現れる。
リアリティ溢れるゲームに合わせた現実の潜水艦艦長の日誌を綴るような実況字幕や的確な雷撃、駆逐艦を煙に巻く立ち回りに多くの視聴者が魅せられた。映画「Uボート」をオマージュした演出や、視聴者コメントのクルー化など、現在のニコニコ動画におけるサイレントハンターの紛うことなき第一人者であり、ニコニコUボート艦隊のトップエースである。
この艦長の影響は大きく、この後現れる艦長達、そして視聴者も、彼の影響を色濃く受けている。
詳細は同大百科内「艦長と呼ばれるうp主」を参照されたし。 →隻眼の海狼
近頃、収容所より脱出に成功した「艦長」は、群狼戦術の浸透と、後輩育成を開始した。
餓狼戦記
「艦長日誌」シリーズの完結後、その視聴者がスピンアウト作品としてこの「餓狼戦記」シリーズを開始。当初は新米艦長ということもあってか危なっかしい場面もしばしば見受けられたが、着々と戦果を挙げていく中で次第に艦長としての風格を備えつつある。
魚雷発射講座を開くなど後進の育成にも熱心で、多数の対潜艦を返り討ちにしているエスコートキラーでもある。→ポチ子
「餓狼戦記」は無事完結したが、続編として「餓狼戦記1942」が公開されている。日米開戦後のドイツ海軍によるアメリカ東海岸攻撃作戦「パウケンシュラーク作戦」を舞台に再度餓狼艦長が出航する。「最近は手動雷撃も出来ないヒヨッコばかり」と嘆いている様子で、チュートリアル動画としても力を入れて製作されている。手書きと思われるリアルな乗組員の絵で分かりやすくストーリーが進む期待の新シリーズ。
薄狼(U-765) - デーニッツP
im@s架空戦記シリーズがついにサイレントハンターにも上陸。アイドルマスターや映画「Uボート」の登場人物、果ては実在の政治家や軍人までもが登場。他の動画に比べてコメディタッチの強い作品だが、ドーバー急襲を敢行するなどその戦術は果敢の一言に尽きる。サイレントハンター動画の新しい形を示した異色のエンターテインメント動画。
鼠の艦長
ミリタリーコミック風のイラストと共に登場した「鼠の艦長」である。元々はzoomeで様々な種類のゲーム動画をアップロードしていたが2009年5月からニコニコ動画でサイレントハンター動画を開始。自身のブログでイラストを交えながら視聴者とコミュニケーションを取り、製作者と視聴者の新しい関係を作り出している。
U-2506(灰色狼) (完結)
サイレントハンター熱が冷めやらぬ中、大戦末期の1945年に最新鋭艦と共に更なる新艦長が着任する。
従来のシリーズでは登場しなかったXXI型に年端も行かぬクルーを乗せ、絶望的な戦況を覆すべくU-2506がベルゲン港を発つ。非常に詳細な資料収集がされており、従来のシリーズである意味「予習」をした視聴者たちも
興味が惹かれる内容となっている。
また、ジョークを交し合うクルーたちの会話などもウィットを感じさせるもので、好評を集めている。
ヒュエーネ艦長(シー・ハイエナ) (更新停止)
そして、Uボートの増備は止まらない。新たな艦長が大海原へと出撃する。大英帝国の生命線を寸断し、チャーチルの残り乏しい頭髪を毟るために。勇猛果敢かつ執拗な攻撃によりライミーたちに恐れられたその艦長は、ヒュエーネ艦長と呼ばれ、ハイエナの如く立ち回る。
深海の戦狼(U-181) (完結)
さらに7人目の「艦長」も参戦した。バタビア(ジャカルタ)を拠点とするU-181である。1943年6月3日、新たなる狼が海に放たれる。アメリカの戦艦2隻を1度に撃沈するという戦果を挙げている → ルーズベルトも禿げる
U-849
1943年6月、U-849艦長に着任した日本人艦長が、ドイツ人クルーを率いて出撃。
ハイン艦長(U-1)
11人目の艦長として、クラウス・ハイン艦長が名乗りを上げることとなる。 画面をよく見てもらえればわかるのだが、
インターフェースはドイツ語で占められている。それもそのはず、この艦長は、数人はいるであろう、ドイツ語字幕職人の一人でもあるのだ。そして、あまりにもフリーダムすぎるU-1(II-A型)の乗組員たちと、どのようにこの戦争を生き抜いていくのだろうか?
海下の一角馬(ユニコーン)
12人目の艦長
シグルーン艦長(U-13)
13人目の艦長。13人目にして、乗艦もU-13と縁起が悪いが、この不幸は艦長と乗組員達に降りかかるのか、それとも不幸になるのはチャーチルなのか?ちなみに、ハイン艦長の友人という設定であり、共演したこともある。女性疑惑有り。
八神はやて艦長(U-838)
14人目の艦長。システムはサイレントハンター5、艦長は「魔法少女リリカルなのは」の八神はやて。長距離攻撃を好むらしい。更新速度は早い。
○○(U-52)
水銀燈艦長(U-3008) (完結)
16人目の艦長。ド派手な紫の痛潜水艦で大西洋へ出撃する。シリーズは無事完結し、その後空で作戦を展開しているようだ(IL-2)。→ sm17221599
ちびっ子艦長(U-2)
17人目の艦長。見た目は幼女。右のサムネは×ゆきぽ○デーニッツ。
エーベル艦長(U-41)
18人目の艦長。居眠り常習犯だが、タフな精神を持ち、大型艦での長期哨戒に適正を持つ。
佐天艦長(U-69)
アーヴェ艦長(U-57) (完結)
20人目の艦長、ヴェンツェル・H・アーヴェ大尉。元ネタは「BLACK LAGOON」
……そろそろ表示形式をなんとかしないと、記事が長くなりすぎだ……
U49戦闘日誌(完結)
伊号一〇潜が行く (完結)
伊号第一〇潜水艦は実在した潜水艦で、巡潜甲型の2番艦。伊号潜の例に漏れず、排水量2400tにもなる大型艦であった。日本の潜水艦としては珍しくインド洋で通商破壊戦に従事し、商船16隻を撃沈。これが、日本の潜水艦トップの撃沈スコアである。1944年、サイパン島付近で戦没。
印度洋の橋姫(完結)
水橋パルスィが艦長を務めるU849の戦いを描いた東方架空戦記の1つ。登場キャラは東方地霊殿旧都組が中心となっている。
武装商船との砲撃戦や白昼に港湾襲撃を行うなど、非常に無茶な行動が多く、「サイレントじゃないハンター」と言われる事もしばしば(後半はだいぶ落ち着いたが)。また、漁船であっても容赦なく撃沈していく非情な姿も見せた。その一方で撃沈総トン数が10万を超えなかった哨戒が一度もなく、最終的な撃沈総トン数は100万t以上に達した。
その他、仮装巡洋艦や潜水母艦、架空の装甲艦や空母、MODで制作された架空艦など、様々な艦種が活躍した。
ストーリー後半は敗戦へと転がり落ちていく枢軸国の姿が描写されるようになった他、艦これとのコラボレーションが行われている。
遺言執行人(完結)
水上艦艇用の93式酸素魚雷を無理やり搭載した魔改造Uボートが活躍するシリーズ。
ドイツ製のG7魚雷とは比較にならない破壊力を発揮して、戦艦や空母を次々と粉砕していく。
遂には真珠湾を襲撃して太平洋艦隊を壊滅させ、日米の戦局を逆転。
艦長はいつしか深海の死神「遺言執行人」と呼ばれるようになる。
6話からタイトル名が変わるが、ストーリーは繋がっているので安心してほしい。
独の魚雷が酷い(完結)
ヨーロッパから、印度洋にやって来たヘタレ艦長が活躍するシリーズ。艦これ、まどマギ、ガルパンと、うp主の趣味全開の作品となっている。まどマギが絡んでいる通り、キュウベエが物語の裏で暗躍するなど、ダークかつメタな展開となっている。最終戦闘では駆逐艦7隻との壮絶な砲撃戦が繰り広げられた。
ユークリボート
スタンダードなUボートを乗りこなし、大西洋前線を生き抜いていく。
ほぼ恒例となっている動画最後の講座は新米艦長必見。
35話で乗艦が航空攻撃で撃沈されてしまい、艦長以下クルー全滅。
35話中盤からⅨ型に乗り込む、新たな艦長で出撃した。
実況艦長
へっぽこ艦長
その初心者らしいあどけない操艦振りと、見てるこちらがひやひやする攻撃振りに多くの指導教官が駆けつけ、再生数の割には多目のコメントがついているなど、かなり愛されている模様。雷撃に失敗するとなぜか砲撃を多用する「砲撃屋」艦長。雷撃時の位置取りはいいのにねぇ…。
ロイメル艦長
新人艦長だが基本はしっかりと抑えられている期待の新人。また新艦長就任挨拶をドイツ語で行い、ゲームインターフェイスもドイツ語表示になっているなど高い知識量を持った人物である。
通商破壊はじめました
VOICEROID結月ゆかりを使用した実況プレイ。雷撃を手動で行うなど、高い能力を持っている。
連合国側の艦長たち
もちろん、潜水艦は枢軸国の専売特許ではない。連合国側にも艦長はいる。
[SilentHunter4]合衆国潜水艦ゆっくり実況
サイレントハンター4のゆっくり実況プレイ。米軍の潜水艦らしく(?)魚雷の不発はドイツより多め。
潜水艦学校の教官
また、忘れてはならないのがUボートの恐ろしく難解な世界や、知識がなければチンプンカンプンな艦の型番や武装などの解説動画だろう。
他の製作者らが「艦長」だとするならば、こちらの製作者は「教官」といえるかもしれない。
動画に触発されて海軍に志願する視聴者も増えている今、まさにタイムリーなシリーズだ。
もう一人、わすれてはならない人物を挙げよう。
Jawohl! Herr Kaleun! (諒解、大尉殿!)
補足
「サイレントじゃないハンター」(主に戦艦MODを用いた動画に使われる)の艦長は、Uボート艦長ではないので、この紹介には入れられていない。
各種ネタ
フタエノキワミー!
- 魚雷命中時に乗員たちが上げる歓喜の叫びの空耳。
直後に「静かにせいっ!」と叱られ「(´・ω・`)ショボーン」とするまでがキワミです。
正しくは「Jawohl Jungs, wir haben ihn!」(ヤヴォール・ユンクス、ヴィア・ハーベン・イーン!)で、「よし、みんな。奴を仕留めたぞ!」という意味。特にコンマの後が「キワーミー!」と聞こえる。
なおこの音声はmodによるもので、音源は潜水艦映画の金字塔「Uボート(原題:Das Boot)」からのもの。
ちなみに煽っているのも黙らせているのも同一人物(兵曹長)である。
気象衛星とリンク(気象衛星とリンクできないのか?)
- 初代シリーズ「艦長日誌」第4回において放たれた伝説のコメント「気象衛星とリンクできないのか?」のこと。
第二次大戦中に人工衛星があるのが当然のような物言いにツッコミ弾幕が発生。
さながらに暇を持て余したクルーから散々にイジられる新兵の構図となった。
今もなお後続のシリーズに受け継がれる伝統のネタである。もう許してもっとやれよ!
タミフルシンバル(タミフルタンバリン)
チャーチルの頭髪(またまたチャーチル禿げる)
- ニコニコUボート艦隊の目覚しい活躍によって、英海軍は多くの輸送船や艦艇を喪失し、時には本国の重要港湾まで襲撃されている(ドーバーの惨劇、リバプールの悪夢)。
その度に英国首相ウィンストン・チャーチルはストレスによって頭髪を喪失していくのだ。
「もともとハゲてるじゃん」とか無粋なことをいう子は気象衛星とリンクしちゃうぞ?→またまたチャーチル禿げる
「Uボート」【Das Boot】
- ニコニコUボート艦隊の聖典ともいうべき潜水艦映画の最高傑作。
「Das Bootを見ずしてサイレントハンターを語るなかれ」とまで言われているかは不明だが、劇中のBGMや挿入歌「遙かなるティペラリー」などを使用するのが動画のお約束となっている。
リザルト
- 撃沈した船舶の種類・トン数・日時を表示させる場面のこと。
原点は勿論「艦長日誌」シリーズで、これまた動画のお約束となっている。
撃沈直後の他、哨戒任務終了時(撃沈した商船と軍艦の隻数・総トン数)と最終話エンドロール(哨戒任務ごとに撃沈した船舶の種類・撃沈隻数と総トン数)で表示される。
なお、最終話エンドロールでは、「Das Boot」のテーマ曲が使われる。
砲撃番長
- 雷撃より砲撃を優先させる艦長のこと。
砲撃自体は史実においてもさほど珍しい事ではなく、貴重な魚雷を節約する為に普通に行われた。
一例を挙げると、史上最大の戦果を挙げたロタール・フォン・アルノ-・ド・ラ・ペリエールは、撃沈した196隻の大半が砲撃によるものだった。
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やはりゲームは見るだけではなくやってみるもの、皆様も魚雷を命中させた喜びを爆発させ、先任に怒鳴られるUボートライフを楽しんではいかがだろうか?BdU (潜水艦隊司令部)は諸君を待っている。
関連コミュニティ
卓上で計算できる艦長も、全部水測任せの艦長も、ゲームをもっていない乗組員も来られたし。BdU (潜水艦隊司令部)
関連項目
U-Bootの艦長たち
関連項目
- 貫禄の不発
- 親睦を深めてやる・親撲会・親睦会
- またまたチャーチル禿げる
- ルーズベルトも禿げる
- 気象衛星とリンクできないのか?
- タミフルタンバリン
- サイレントじゃないハンター
- Jawohl! Herr KaLeun!
- 千早海域
- ローレライ作戦
発生した事件
つながりのある動画
- 千早の第三帝国興亡記 (緑炎PによるiM@S架空戦記シリーズ。薄狼がドイツ総統になっている)
艦長と呼ばれるうp主や鼠の艦長も出演している
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