トゥインクルスタークライマックスとは、『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するレースである。
概要
ここから始まる過酷な戦いを乗り越え、
トゥインクルスタークライマックス!
- 格付:EX (各種フラグにて重賞扱いされない。演出はG1相当)
- 開催時期:3年目終了後
- クラス:シニア級
- レース場:東京・京都・阪神・中京からランダム
- バ場:芝/ダート から条件に応じて自動選択
- 距離:全距離から条件に応じて自動選択
- 方向:コースによる
- フルゲート:18人
- 出走条件:育成目標全達成
- 獲得ファン数:約45000人
- ウイニングライブ:BLOW my GALE(3戦目終了後)
乙名史悦子が企画したメディア主導のレース。彼女の幼少期の経験から、日本ダービーのような一生に一度の栄冠を取れるかどうかではなく、年間の総合で強さを決めるレースとして考案された。
作中で乙名史本人も言っているとおり、プロ野球のペナントレースとクライマックスシリーズに似た形式であり、どちらも勝ち点方式で最強を決める。
シナリオ
トゥインクル・シリーズ
『Make a New Track!!~クライマックス開幕~』の舞台となる、特定のタイトルではなく、総合得点を競うペナントレース。
従来の「十分トレーニングを積んで勝てそうなレースに出す」というスタイルから一変、積極的にレースに出ることを推奨する仕様となっている。
番組は従来通り。ただし、「URAファイナルズ」「アオハル杯」と異なり、(メイクデビューを除いて)強制出走となる目標レースが無くなった。すなわち、どのウマ娘も全てのレースに出走することが可能になり、自由なローテーションを組むことが出来る。また、全てのレースで目覚まし時計によるコンティニューが可能で、1周での最大回数も5回に増えている。ただし、各レースでの消費体力の増加、獲得スキルポイントの減少、目標レース特有の恩恵(体力消費が無い等)が得られない、など厳しくなっている部分もある。
目標レース廃止に伴い、各ウマ娘ごとのストーリーもなくなったので、それらが見たい、もしくはイベントでもらえるスキルがほしい場合は「URA」「アオハル杯」を攻略する必要がある。育成ウマ娘のイベントは、ランダムイベントか行動に伴うイベント(保健室、お出かけなど)しか起こらない。
代わりに、育成・サポートカードとは無関係に、各キャラたちのストーリーがメインシナリオイベントとしてランダムで出現する。今まで語られなかった意外な組み合わせや新たな設定などが目白押しであり、全部読むには何周もする必要がある。
レースに出走すると、着順とグレードに応じて成績Ptとショップコインが貰える。成績Ptが年ごとに設定されているボーダーラインをクリアすれば次の年に進むことができる。成績Ptは1年ごとにリセットされ、その年のポイントはその年のうちに取らなければならない。なお、芝適性の低いダート特化のウマ娘(ハルウララ、スマートファルコン)は条件が少し緩和される(芝とダートの双方に適性を持つウマ娘は対象外)。特定の条件を満たすと各年度の「最優秀ウマ娘」に認定されるイベントが発生し、これが本シナリオでの固有スキルレベル上昇の条件となっている。
本シナリオはトレーニングよりもレースに重点を置いた育成が推奨される。レースボーナスを積んでレース後イベントでステータスを稼ぎ、レースで獲得したショップコインでアイテムを購入してお休みやお出かけの代替とする光景がよく見られる。また、ランダムシナリオイベントでもガンガンステータスが上がるようになっている。
また、一部のレースでは参加者の1人が『ライバルウマ娘』となり、一回り強化された状態で出走することがある。対象となるのはバ場・距離ともに育成ウマ娘と適性が一致(C以上)する重賞レースで、G1は必ず、G2・G3はランダムで出走してくる。ライバルの出走するレースで見事1着を取ると理事長から祝福されるイベントが発生し絆が上昇、ボーナスとして「そのレースの距離」または「そのレースで採用した戦法」を発動条件に持つスキルのヒントをランダムで獲得できることがある。
トゥインクルスタークライマックス
URAファイナルズと同じく3連戦で、コースはトゥインクル・シリーズで最も多く出走したタイプの中から選ばれるのも同じ。異なるのは勝敗の決め方で、あちらがトーナメント形式なのに対し、本競走は『マリオカート』のような勝ち点方式である。
各レースごとに順位に応じた勝利Ptが与えられ、最も合計ポイントの多いウマ娘が優勝する。そのため、出走するウマ娘は3戦とも同じである。
総合1位が育成ウマ娘ならばグッドエンドに入る。1位タイでもOK。選ばれたコースのタイプ(短距離・マイル・中距離・長距離・ダートの5種)に応じたトロフィーが贈られる。このシナリオではウマ娘ごとのエンディングイベントは見られないが、友人・グループサポートのエンド後イベントは通常通り発生する。
現実
冒頭の通り、プロ野球が元ネタであると公式に明言されている。では、競馬の方には元ネタと呼べそうなレース形式は無いのだろうか?
URAファイナルズと同じく、実際の馬で3連戦は非現実的である。
また、近年の有力馬は出走数を絞る傾向にあり、実際の馬がここまで頻繁にレース出走を要求されることは希である。あっても、とにかく出走数を稼いでどこかで収得賞金を積み上げたい、または出走手当や入着分の賞金だけでも欲しいという馬に限られる。ウマ娘化されている中ではハルウララがそういった理由で頻繁にレースに出ていたことで有名だろう。
一方、成績Ptが高ければ最優秀ウマ娘に選出される、それが年間総合成績で決まるという設定を考えると、このストーリーは各種JRA賞を模していると考えることもできる(選定基準は異なるが)。
その他
本シナリオの解禁により、ダービーが目標に設定されているウマ娘の「トリプルティアラ」など、従来は取得不可能な二つ名が取れるようになった。もしくは、そういった二つ名が設定されていることにより、目標レースのないシナリオの実装が以前から予想されていた。
これに加え、1人のウマ娘ですべての重賞トロフィーを獲得する「全冠」の称号が事実上の解禁となった。
本シナリオでは頻繁にシナリオイベントが発生し、頻繁にレースへ出走し、買い物やアイテムの使用といった要素も追加されたことで、周回に要する時間は他のシナリオよりも大幅に増加する傾向にある。概ねURAシナリオの3倍、アオハル杯の1.5倍程度の時間が掛かるようだ。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
- 0
- 0pt