概要
Falloutシリーズにおいてもっとも有名な「清涼飲料」であり、「HP回復アイテム」であり、「通貨」である。日本語での表記には中黒を入れた「ヌカ・コーラ」という表記もある。当然だが糠は入っていない。
2044年、ジョン=ケイレブ・ブラッドバートンによって発明され、アメリカ合衆国内で瞬く間に人気のソフトドリンクとなった。
- ヌカコーラ:もっとも一般的入手できるヌカコーラ。HPが回復する。
- ヌカコーラクアンタム:HPは回復せずにAP(アクションポイント。VATS起動時に必要となる行動ポイント)が回復する。ただし後述の理由のため体内のRAD(放射能値)が格段に上がる。また「薬物」扱いであり、中毒症状になることもある。
上記以外にも入手が可能なバリエーションは複数あり、ヌカコーラを始めとして、ほか様々な作品でバリエーションが登場している。
『Fallout3』においては、レシピのみだが「ヌカ・コーラ・クリア」なる商品の存在があり、『Fallout: New Vegas』では透明の「ヌカコーラ・クォーツ」とオレンジの「ヌカコーラ・ビクトリー」の二種のバリエーションが登場する。また、Fallout4のDLC「Nuka-World」では、さらに複数のバリエーション、バリエーションのレシピ、およびヌカ・コーラ同士を組み合わせてバリエーションを作るミキサー機械も登場している。
通貨?どういうこと?
つまり、大戦争勃発で文明が灰燼に帰してしまったため、従来の紙幣は
となり、そこで紙幣なみに流通というか各家々に溜め込まれていたヌカコーラの金属製のボトルキャップ(いわゆる王冠)に白羽の矢が立った。しかしなぜキャップが通貨として扱われるようになったのかは作中には描かれていない。
ちなみに、どのヌカコーラも、アイテムとして消費した際にあわせて1キャップ入手できる。
ただし、「Fallout: New Vegas」の舞台である西海岸ではサンセット・サルサパリラというライバル社の飲み物がヌカコーラよりも流通していた関係か、サンセット・サルサパリラのキャップも通貨として使われている。
ヌカコーラクアンタム
ヌカコーラ社では更なる売り上げ倍増のため、新製品の開発を進めていた。そこで開発されたのが「二倍のカロリー、二倍の炭水化物、二倍のカフェイン、二倍の味」の二倍尽くしなヌカコーラクアンタムであった。そしてただ単純に二倍ではなく、味の効果向上と視覚的にも斬新さを加えるためにマイルドアイソトープと称して原液に放射性ストロンチウム、つまり放射性同位体を混入しているため飲料自体が青く発光をしている。飲むと小便が夜光るらしい。
混合するアイソトープ選定の際に色々と事故を起こしているのだが・・・
そして待ちに待った2077年10月23日。ヌカコーラクアンタムは正式に発売されたが、同じ日に大戦争が勃発したために待ち望んだすべての人に流通することは無かった。
後世、流通しきらなかったヌカコーラクアンタムはキャピタルウェイストランドなどで高値で取引されており、ただ単純に飲むとちょっともったいない嗜好品となりつつある。
さらにこのクアンタム、兵器に加える原料として軍事転用するととんでもなく強いことがわかり、手榴弾の強化に用いることで非常に強力な爆弾「ヌカ・グレネード」、ヌカランチャーの弾ミニ・ニュークの強化に用いることで火力を増大させる「ヌカ・ニューク」、パワーアーマーの強化に用いることでアクションポイントを増強する「クアンタム・パワーアーマー」となる。
戦前に日の目を浴びなかった最高級飲料は、アメリカがウェイストランドと化した今となっても、飲料に戦闘に、あらゆる面で引っ張りだことなっている。
ヌカ・コーラの一覧
商品名 | 内容 |
---|---|
ヌカコーラ | Falloutシリーズを代表する飲料にしてヌカコーラシリーズの原点。キャップはそのまま通貨になる。 |
ヌカコーラ・クアンタム | 水色に光っているヌカコーラ。核戦争(Great War)の当日に発売された2077年当時のヌカコーラ最新作。高い品質を追求して作られただけあり、ゲーム中でも驚異的な回復性能を誇る。 |
チェリー・ヌカ・コーラ | 『Fallout Tactics』に出た飲料。味が大不評だったらしく。会社が傾くほどの大損害を出したらしい。「ヌカ・チェリー」という商品も出ているが、これと同じものかどうかは不明。 |
クラシック・ヌカ・コーラ | チェリー・ヌカ・コーラで発生した大損害を補うために発売されたヌカ・コーラ。ボトルデザインが新調されている。この飲料の発売によってヌカ・コーラ社は立て直したという。 |
ヌカコーラ・クォーツ | 透明のヌカコーラ。「Fallout: New Vegas」においては何故か暗視効果を得るがクアンタムより放射能汚染がひどい。 |
ヌカコーラ・ビクトリー | オレンジ色のヌカコーラ。おそらく何かの記念商品だと思われる。回復性能は非常に高いがクォーツと同じレベルの放射線汚染を持つ。西海岸では流通しているとか。 |
ヌカコーラ・クリア | 透明のヌカコーラ。レシピのみの登場。「レモンとライムのフレーバー」とのことだが、コストに問題があったのか諸事情も重なったのか、発売はされていなかったようである。 |
ヌカ・チェリー | 赤みがかったヌカコーラ。フルーツが入っている。もとは別会社の飲料だったが、ヌカコーラが買収した際に本家の飲料にヌカ・コーラを組み合わせ、リブランドしてヌカ・コーラ社の製品として発売したという。 なお「チェリー・ヌカ・コーラ」という商品も出ているが、この商品と同じものかどうかは不明。 |
ヌカコーラ・ダーク | ビンからラベルまで真っ黒なヌカコーラ。アルコール度数35%(アホみたいな度数だ)。夜の街へ繰り出す男女に対して推奨されていたらしい。戦前のヌカワールド施設内では購入に制限がかけられていたが、Fallout76では(プレイヤーたちの手で)醸造できるようになったとか。 |
ヌカコーラ・ワイルド | サンセット・サルサパリラ社(西海岸)の買収に失敗したヌカ・コーラ社が対抗として発売したといわれる商品。根菜系(ルートビア)の味がするといわれる飲み物。 |
ヌカ・コーラ・オレンジ | アメリカの東海岸で発売されたオレンジ色のヌカ・コーラ。 |
ヌカ・グレープ | アメリカの東海岸で発売された。海外で販売されていた「グレープパールソーダ」という飲料をマーケティング部監修のもとにリブランドして発売されたものであるため、ヌカ・コーラ社のオリジナル商品ではない。いわば外様。 |
ダーティ・ウェイストランダー | マットフルーツとウィスキーとヌカ・コーラを混ぜたカクテル。核戦争後の連邦で楽しまれている。 |
ヌカ・ミックス
Fallout4のDLC「Nuka-World」では、レジャー施設「ヌカワールド」にヌカ系飲料をミックスさせて飲める設備「ヌカ・ミキサー・ステーション」が登場しており、来園者はワールドの各パーク内に設置されたミキサーを使って様々な組み合わせで飲んでいたようである(ちなみにミックス設備は各入植地のワークショップでも設置できる)。
以下、ミックスの一覧は50音順である。()内は4におけるレシピ。
- ニューカ・コーラ (ヌカコーラ+チェリー)
- ヌカ・エクストリーム (ヌカコーラ+グレープ+クアンタム)
- ヌカ・クーラー (クアンタム+ビクトリー+クォーツ)
- ヌカ・サイド (ヌカ・コーラ+グレープ+オレンジ+クアンタム+クォーツ+ダーク+ビクトリー+ワイルド+チェリー)
ドリンクバーの飲み物を混ぜたものを英語では「Suicide Drink」と呼ぶ。 - ヌカ・ツイン (ヌカ・コーラ+ワイルド)
- ヌカ・ハーティ (ヌカ・コーラ+ダーク+キャロットフラワー+テイト)
炭酸野菜ジュース?なぜかアルコール分が抜けている。 - ヌカ・バズ (ワイルド×2)
- ヌカ・パワー (ヌカ・コーラ+ダーク×2)
- ヌカ・パンチ (チェリー+クォーツ+グレープ+オレンジ)
- ヌカ・フリー (ヌカ・コーラ+汚れた水)
汚れた水で割ったヌカコーラ。なぜか放射能汚染がない。 - ヌカ・ファンシー (ワイルド+チェリー)
- ヌカ・フルーティー (ヌカ・コーラ+グレープ+オレンジ+チェリー)
- ヌカ・ベリー (ヌカ・コーラ+チェリー+グレープ)
- ヌカ・ボイド (クアンタム+ダーク)
- ヌカ・ボムドロップ (ダーク+ウォッカ+バーボン+ラム酒)
お酒系を混ぜたアルコールカクテル。悪酔いしそうだ。 - ヌカ・ラッシュ (ビクトリー+ワイルド)
- ヌカ・ラブ (クォーツ+チェリー)
- ヌカ・リキサー (無印+オレンジ+Med-X)
中毒性のある鎮痛剤と混ぜたカクテル。飲みすぎはダメ、ゼッタイ。 - ヌカ・レイ (オレンジ+ビクトリー)
関連動画
関連項目
- FALLOUTシリーズ
- FALLOUT3
- ヌカ社おわびセット
- コカ・コーラ
- 糠
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- なし
兄弟記事
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