プリム(ユニコーンオーバーロード)とは、ゲーム『ユニコーンオーバーロード』の登場人物である。CV:白砂沙帆
概要
「苦しむ人にはなおのこと… 信仰の救いが必要となるわ」
ドラケンガルド編のメインクエスト「黒衣の将」にて初登場した、パレヴィア正教に所属する女性僧侶。
ドラケンガルド領オンパラスト地方の出身。6年前、オンパラスト地方で「災厄」と呼ばれる謎の死病が流行、住民の半数が死亡する惨劇が起こり、この時に両親と弟を失う。その後、修行も兼ねて各地を流浪しながら疫病の原因を探っていた。そして原因を掴んだ彼女は姉に会うためコルニアとドラケンガルドの国境付近を歩いていたところ、厳戒態勢のゼノイラ軍に捕縛され、ヘルシュタン砦の地下牢に投獄された可哀想な人。そこへアラミスと名乗る傭兵が現れて彼女を地下牢から連れ出し、逃げられるよう砦の外まで案内してくれた。どうやら彼はゼノイラに恨みを持っておりプリムを助けたのも嫌がらせの一環なのだという。こうして九死に一生を得た彼女であったが、連れ出された先は、あろう事かアレイン率いる解放軍とゼノイラ軍が干戈を交える戦場のど真ん中。戦いの心得など持っていない彼女は「こ、こんな戦場のど真ん中に放り出されても…」とただただ困惑するしかなかった。
自軍ユニットが戦場東方のヘルシュタン砦に近づくとイベント発生。先述の展開が繰り広げられた後、友軍のプリムが単騎でゼノイラ軍の包囲網の中に登場する。プリムの近くまで自軍ユニットを移動させるとプリムが解放軍に加入。以降は操作出来るようになるため安全な場所への退避が可能となる。逆に放置するとプリムはゼノイラ軍に襲われて戦死してしまう。仮にすぐ襲われなかったとしても、近くには高台に乗った弓兵がいるという殺意全開の配置なので、アローレイン発動までが実質救出までのタイムリミットとなる。彼女の命の花を散らせてしまうか、その前に救い出すかはプレイヤー次第。ちなみにHPが0になると断末魔の悲鳴や絶叫もなく静かに死亡する。
プリム救出後にヘルシュタン砦の近くまで行くと、彼女が「あれ…?あそこにいるのは私を助けてくれた方では」「…そういえば、ゼノイラには恨みがあるとか仰ってたような」「どうにかお話して剣を収めてくれないかしら…」と呟く。要望通りプリムを砦付近まで連れて行くとアラミスとの会話イベントが発生。助けて貰った礼と戦場のど真ん中に放り出された文句を同時に言われるアラミスだったが、彼女から解放軍に救われたと聞くや否や好機と捉え、ゼノイラに反旗を翻す決意を抱く。こうして戦う事なくアラミスは解放軍に下り、自動的にヘルシュタン砦も解放軍の拠点となる。アラミスが加入した場合は戦闘後二人が互いに自己紹介するシーンが挿入される。
サブクエスト「秩序の守護者」では、自身の出身地でありゼノイラ軍の将である姉ヒルダが守るオンパラスト地方を攻める事になり、出撃前にヒルダと会話させて欲しいとアレインに懇願。彼女の言う通りヒルダがいるノイモート砦まで進軍させるとプリムが説得を試みる。教会の人たちの協力で謎の死病の原因がゼノイラ軍が垂れ流した毒薬だと突き止めていた彼女はその事をヒルダに伝えたものの、秩序の維持と疫病の抑え込みを何よりも重視するヒルダに妹の想いは通じず、結局説得出来ないまま別れてしまう事に。だが彼女の言葉は心のどこかに響いたようで解放軍に敗れた後、独自に調査を開始。そしてプリムの言う通り遺跡からゼノイラ軍の毒薬が発見された事で家族の仇がゼノイラだと分かり、ヒルダも解放軍に加わるのだった。
プリムの存在は今後仲間になるキャラの加入フラグに複数関わっており、もし彼女が戦死した場合はヘルシュタン砦のアラミスを説得出来ず、そのまま戦闘になって撃破すれば戦死してしまう。砦でアラミスが死亡するとアーカイブにすら載らない(プリムがいなくても、リアを加えたユニットで撃破すれば仲間に出来る救済措置はあるが、戦闘を挟まない分プリムに会話させた方が楽)。またギルベルトの加入条件の一つにアラミスの生存があるため、彼がいないとドラケンガルド編での加入は諦めるしかない。他にもヒルダの加入にはプリムによる会話イベントが必須。したがってプリムがいなければその時点で加入不可能となる。ラストステージ「一角獣の覇者」をクリアすれば加入するギルベルトとは違い、ヒルダは取り返しがつかない。
人物像
実はかなりの食いしん坊。幼い頃はぽっちゃりしていたらしい。頑張った時はご褒美として豪華に飯を食べるようにしているのだが、解放軍に入ってからは頑張る事が多くなり、それに伴って散財を繰り返して破産しかけるという情けない一面を見せた。これを受けてアラミスは「生活が破綻する前に改めた方がいい」「褒美を食事から他の何かに変えるのはどうかな」と助言しており、地下牢から助けて貰った縁もあってプリムとアラミスの関係は親密なものになっているのが窺える。一方、彼の存在を知ってか知らずか、ヒルダからは「口の上手い優男にむやみについていったりするなよ」「そういう男に限って腹に一物あるものだからな」と警戒を促されている。なお当のプリムは「それはもしかすると手遅れかも…」と思っていた。
解放軍では治癒魔法で傷付いた味方を癒やしており、彼女に助けられた者は少なくない。プリムの救護で戦線が持ち直した事さえもあったとか。仲間を助けるために自ら危険に飛び込むという姉譲りの豪胆な部分も持ち合わせる。またアレインとの親密度会話では解放軍と出会えた事を心から喜ぶ描写がある。
関連人物
- アラミス
絶望の箱の奥底で一輪の花を見出した傭兵。理不尽な理由で投獄されていたプリムを救い出したが、戦場の真ん中に放り出すという鬼畜の所業も行った。ともに解放軍に所属してからは互いに言葉をよく交わす仲となっている。
- ヒルダ
プリムの姉。幼少期、彼女が飛竜の丘へ通っていた時にプリムが密猟者に捕まった事があり、それ以来心配性になってしまったとか。かつては傭兵稼業をしていたようだが、いつの間にかゼノイラ軍に仕官して故郷のオンパラスト地方の守備に就いていた。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- エルトリンデ(ユニコーンオーバーロード)
- ニーナ(ユニコーンオーバーロード)
- ギャメル(ユニコーンオーバーロード)
- リディエル(ユニコーンオーバーロード)
- メリザンド(ユニコーンオーバーロード)
- オーシュ(ユニコーンオーバーロード)
- ガレリウス(ユニコーンオーバーロード)
- セルヴィ(ユニコーンオーバーロード)
- スカーレット(ユニコーンオーバーロード)
- セレスト(ユニコーンオーバーロード)
- イスタニア砦解放戦
- フラウ(ユニコーンオーバーロード)
- ヘルマン(ユニコーンオーバーロード)
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