リロイ・ジェンキンス(Leeroy Jenkins)とは、オンラインゲームでやらかして伝説になった男である。キャラクター名であり、プレイヤーの本名はBen Schulz。
概要
YoutubeにオンラインゲームWorld of Warcraftで盛大にやらかした映像が投稿されたことで話題になった人物で、その動画は今では4500万再生を超えている。
動画の内容を説明すると、ギルドのメンバー達がボスの部屋の前でボイスチャットを使って作戦会議をしている。部屋の中に無数にある卵を踏むとチビドラゴンが出現する仕組みになっていて無策に突っ込むと危険な為である。
その集団の端で座ってAFKをしていたのがリロイで、彼はチキンを温めるためにPCから離れており、当然作戦は聞いていない。何を勘違いしたか、突然「Time's up, let's do this!」(もういいだろ!始めようぜ!)と言い放ち、部屋の中へ「LEEROOOOOOOOOOOOY JENKIIIIIIIIIIIIINS!!」と自分の名前を叫びながら突撃し、残されたメンバーは突然の事に一時は凍りつき、突撃したことを理解して急いで後を追うことになってしまった。
部屋の中は大量のチビドラゴン、混乱を極め纏った動きのできないメンバーと、阿鼻叫喚。
当然の如く全滅。 当然何やってるんだといった文句が飛んでくるが、リロイはこう言い返した。「At least I have chicken.」(でも、俺にはチキンがあるよ)
後にWoWの公式イベントに呼ばれたり、この事件に因んだ実績が追加されたり、最終的にはNPCとしてWoW内に登場するまでに至った。それどころか、全く関係のないゲームなどで小ネタとしてそれらしいものが出ていることがある。リロイ、愛されてます。
Hearthstone
World of Warcraftの世界を基にしたカードが登場するオンラインカードゲーム「Hearthstone」にて原作のキャラクターに混じって何故かリロイのカードが実装されている。しかもLegendary(最高レア度)で。
性能は 中立、4マナ/6/2、突撃&雄叫び:敵の陣地にチビドラゴン1/1を2体召喚する。というもの。
つまり、突撃で召喚酔いなしで攻撃できるが相手のターンには自らが呼び出したチビドラゴンによって殺されるという再現率の高いギャグみたいな能力を持つ。だが、デメリットはフィニッシャーとして使う分にはデメリットにはならず、出したターンに攻撃力を上昇させれば一気に相手の体力を削れるという性能から、nerfされるまで猛威を振るったカードであった。フィニッシャーでなくとも中立にもかかわらず4マナ6点はファイアボールと同等であるため、強いミニオンが出た時の対処として使われることも。
現在はマナが1増えて5/6/2と使いにくくなり、現在ではたまに見かけるほどに落ち着いた。いくらnerfされたとはいえ汎用性は未だにある。クラシックパックのカードなので環境が変わればまた流行るかもしれない。
再現は効果だけでなく、セリフも再現されている。召喚時に「リッロォォォイジェェンキィインス!!」(パフパフ音付き)と叫びながら現れ、攻撃時に「もういいだろ!始めようぜ!」英:"Time's up, let's do this!"、殺されると「うおぉ! チキンうめぇ」英:"At least I have chicken!"
Blizzardがこうした一人のプレイヤーを基にしたりすることは他にもある。例えば「ドレッドスティード」は倒されても復活するミニオンなのだが、こちらは闘病で引退したプレイヤーに対する応援の意味が込められており、フレーバーテキストからも読み取ることができる。
関連動画
関連項目
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