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三重交通株式会社とは、三重県津市に本社を構えるバス事業者である。通称「三交」(サンコウ)。
主に三重県内を営業エリアとしている。
歴史
三重交通は1931年、伊勢電鉄自動車として創業したのが始まり。その名の通り、伊勢電気鉄道(現:近鉄名古屋線等)傘下のバス会社であった。
1944年には北勢電気鉄道、三重鉄道、松阪電気鉄道、志摩電気鉄道、三重乗合自動車、伊賀自動車を吸収合併。現在の三重交通に商号変更。その当時は鉄道・バス兼業事業者だった。
1964年には鉄道部門を三重電気鉄道として分割、翌年には三重電鉄は近畿日本鉄道に吸収合併され、
三重交通はそれ以降バス専業事業者となる。
1985年には犀川スキーバス転落事故（25名死亡、8名重軽傷）を起こし、以降は少しでも雪が降る予報がある場合はタイヤにチェーンを必ず巻くようになっている。
高速バス・特急バス
※があるものは特に決まった愛称がない。
主要停留所のみを記載。
- 高速鳥羽大宮線(新宿・立川経由) 西武バス大宮営業所・大宮駅・池袋駅・新宿駅・立川駅～桑名駅・四日市駅・白子駅・三重会館(三交本社社屋)・松阪駅・伊勢市駅・鳥羽駅
西武バスと共同運行。 - 高速鳥羽大宮線(横浜経由) 西武バス大宮営業所・大宮駅・池袋駅・横浜駅～桑名駅・四日市駅・白子駅・三重会館(三交本社社屋)・松阪駅・伊勢市駅・鳥羽駅
西武バスと共同運行。 - いが号(高速伊賀品川線) 品川駅・横浜駅～四日市駅・名阪関ドライブイン(名阪国道 関IC 関バスセンター)・名阪国道 御代IC・上野市駅・三交上野車庫・名張駅・名張市役所
かつては京急バスと共同運行していたが現在は三交単独運行。 ただし切符の予約・発券業務はこれまで通り京急バス側も共同で行っている。 - 伊賀京都高速線 京都駅・清水五条駅～上野市駅・三交上野車庫
- 忍者ライナー(伊賀大阪高速線) 新大阪駅・東梅田駅～道の駅針テラス・上野市駅・三交上野車庫
かつては近鉄バスと共同運行だったが2014年3月1日からは三交単独運行となった。ただし切符の予約・発券業務はこれまで通り近鉄バス側も共同で行っている。 - 名古屋長島温泉高速線(名鉄BC系統) 名古屋駅名鉄バスセンター～ナガシマスパーランド
名鉄バスと共同運行。 - 名古屋長島温泉高速線(栄系統) 栄町駅(オアシス21)～ナガシマスパーランド
- 名古屋南紀高速線 名古屋駅～三交海山営業所・尾鷲総合病院・熊野市駅・三交南紀営業所・新宮駅
- 名古屋湯の山温泉高速線 名古屋駅～片岡温泉アクアイグニス・湯の山温泉駅・三交湯の山温泉(カフェオレンジハウス前)
- 四日市中部国際空港線 中部国際空港～三交生桑車庫・四日市都ホテル・四日市駅・三交新正車庫
- 高速南紀大宮線 西武バス大宮営業所・大宮駅・池袋駅・横浜駅～道の駅奥伊勢おおだい・尾鷲総合病院・熊野市駅・道の駅パーク七里御浜・新宮駅・南紀勝浦温泉
西武バスと共同運行。 - 三重京都高速線(四日市系統) 京都駅・清水五条駅～新名神 土山SA～三交生桑車庫・四日市駅・三交新正車庫
京阪バスと共同運行。(2014年3月1日からは近鉄バスは運行を外れた。) - 三重京都高速線(津系統) 京都駅・清水五条駅～新名神 土山SA～名阪関ドライブイン(名阪国道 関IC 関バスセンター)・三重会館(三交本社社屋)・津駅
- 四日市大阪高速線 新大阪駅・東梅田駅～新名神 土山SA～四日市駅
かつては近鉄バスと共同運行だったが2014年3月1日からは三交単独運行となった。ただし切符の予約・発券業務はこれまで通り近鉄バス側も共同で行っている。 - 名古屋上野高速線 名古屋駅～名阪関ドライブイン(名阪国道 関IC 関バスセンター)・上野市駅・三交上野車庫
- 岐阜長島温泉高速線 長島温泉ナガシマスパーランド～岐阜駅・関シティターミナル・関市役所
岐阜バスと共同運行。春休みおよび夏休みの土日祝のみ運行。 - 南紀特急線(三重大学病院系統) 三重大学病院・津駅・三重県庁前・三重会館(三交本社社屋)～大紀町役場前・道の駅紀伊長島マンボウ・紀北町役場前・三交海山営業所・尾鷲総合病院・熊野市駅・三交南紀営業所
- 南紀特急線(松阪中央総合病院系統) 松阪中央総合病院・松阪駅～大紀町役場前・道の駅紀伊長島マンボウ・紀北町役場前・三交海山営業所・尾鷲総合病院・尾鷲駅・尾鷲港・瀬木山・熊野古道センター
- 桑名中部国際空港線 中部国際空港～長島温泉ナガシマスパーランド・桑名駅
- 熊野古道シャトルバス 名古屋駅～道の駅マンボウ・道の駅海山・尾鷲駅・熊野市駅
- 栄南陽高速線 栄町駅(オアシス21)～イオンモール名古屋茶屋
- ※上野市駅～道の駅針テラス～天理駅
廃止された路線
- お伊勢さんエクスプレス福岡号 西鉄天神高速BT・博多駅・北九州高速黒崎IC・小倉駅～四日市駅・白子駅・津駅・三重会館(三交本社社屋)・松阪駅・伊勢市駅・鳥羽駅
かつては西鉄バスと共同運行していた。末期は運行は三交単独で、予約システムは西鉄バスが担当していた。
2014年1月4日廃止。ソース
- みえ美し国エクスプレス(名古屋伊勢志摩高速線) 名古屋駅～伊勢神宮内宮・鳥羽駅・志摩スペイン村・鵜方駅・賢島駅
2015年3月31日廃止。ソース - 四日市・長島奈良高速線 長島温泉・四日市駅～奈良駅
奈良交通バスと共同運行していた
2015年9月28日廃止。ソース
路線バス
基本的に三重県内の路線バスの殆どを三重交通が運行している。一部路線は愛知県内に乗り入れており、名古屋駅では名鉄バスセンターに乗り入れている。
伊勢市駅・宇治山田駅と伊勢神宮の間の参拝需要が大きいことから、内宮と外宮を結ぶ臨時バスが運行されることがあるほか、連接バスとして「神都ライナー」が導入されている。
連接バスは近鉄四日市駅〜キオクシア四日市工場間を結ぶ路線にも導入が計画されている。これまでは続行便を出したり、直行バスを設定するなど対応していたが、半導体需要により工場の拡大が進んでいることから導入が進められることになった[1]。
IC乗車券
2016年4月1日より三交グループバス(分社の三交伊勢志摩交通/三重急行自動車/八風バスの3社含む)で使えるハウスカード(独自乗車券)の「emica」の運用を開始するほか、
全国10ブランドのIC乗車券(Kitaca/Suica/PASMO/toica/manaca/ICOCA/PiTaPa/SUGOCA/nimoca/はやかけん)の使用も可能となるが、チャージは三交内エリアではできないので、事前にコンビニ等でチャージする必要がある。
なおPiTaPaに関しては、西日本JRバスと同じくポストペイ(クレジット)扱いでの決済となる。
【注意】三交グループでも、名阪近鉄バスに関しては導入未定。
このIC乗車券導入により、従来から運用されていた磁気プリカおよび紙回数券の発売は停止となる(ただし現在保有している分に関しては使用は当面の間可能)。
定期券についても2018年8月21日に対応し、基本的に紙定期券は発売されなくなった。
※高速バスでは基本的に使用不可。ただし、栄南陽高速線等の短距離高速路線は例外として使用可能となる。
かつての鉄道事業、その後
- 神都線
1067mm軌間。伊勢市駅～伊勢神宮外宮～宇治山田駅～伊勢神宮内宮を結ぶ路面電車だった。1961年廃止。 - 志摩線
かつては1067mm軌間路線だった。1435mm軌間に改軌され、近鉄志摩線として現存。 - 内部線
四日市あすなろう鉄道内部線として現存。 - 八王子線
四日市あすなろう鉄道八王子線として現存。 - 湯の山線
かつては762mm軌間路線だった。1435mm軌間に改軌され、近鉄湯の山線として現存。 - 北勢線
三岐鉄道北勢線として現存。 - 松阪線
762mm軌間。1964年廃止。
三重交通傘下の分社バス会社一覧
関連動画
関連項目
脚注
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