中村敬斗単語

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中村敬斗(なかむら けいと2000年7月28日 - )とは、日本プロサッカー選手である。
フランス リーグ・アンのスタッド・ランス所属。サッカー日本代表

ポジションはFW、MF181cm75kg。利き足は右足。

経歴

プロ入りまで

千葉県我孫子市出身。小学生の頃は高野SSSに入団。その後は柏レイソルジュニアに所属していたが、クラブの掲げるパスサッカーが肌に合わず、6年生のときに地元の高野サッカースポーツ少年団でプレーするようになる。自分でドリブルで仕掛けるプレーを好んだ中村は、中学生になると個のを重視する三菱養和SCに所属。この頃に、現在武器となっているドリブルの技術を磨いている。中学3年生の頃にはU-15日本代表にも選出されるなど、注度を増すようになる。

高校生になると、2年生ながらくも複数のプロクラブから注され、さらにU-17 FIFAワールドカップで活躍したことによって彼のプロ入りは予想したよりもいものとなる。

ガンバ大阪

2018年よりJ1リーグガンバ大阪プロ契約を交わし、17歳ながら飛び級プロ世界に入る。G大阪はこれまでアカデミー出身の選手と高校卒業前にプロ契約を交わしたことはあったが、アカデミー出身以外の高校年代の選手とプロ契約を交わすことは初めてのことだった。
2月24日J1リーグ開幕戦名古屋グランパス戦で途中出場し、くもプロデビューを果たす。3月14日ルヴァンカップ第2節浦和レッズ戦ではプロゴール記録。もっともトップチームではなかなか出場機会が与えられず、ガンバ大阪U-23の一員としてJ3リーグでのプレー戦となるが、ここでも15試合4得点マーク。そして11月24日J1第33節V・ファーレン長崎戦でトップリーグでの初ゴール記録。上々のプロ1年となった。

2019年ルヴァンカップで5試合3得点という活躍を見せる。その後オランダへ活躍の場を移したものの、大会のニューヒーロー賞を受賞する。当時クラブ監督だった宮本恒靖からは「得点感覚は優れているが、それ以外は均以下。戦えない、走れない、球際弱い」と評価され、レギュラー定着に至っていなかったが、7月3日天皇杯2回戦カマタマーレ讃岐戦では18歳ながらもハットトリックの活躍を見せる。

トゥウェンテ

2019年7月16日オランダ エールディヴィジFCトゥウェンテに期限付き移籍することが発表される。19歳という若さでの海外挑戦となったが、リーグ開幕戦のPSVアイントホーフェン戦でスタメンに抜。すると、デビュー戦で速初ゴール叩き込み、鮮オランダデビューを果たす。この活躍でレギュラーを獲得し、前半戦で4ゴール記録するなど順満帆なスタートを切ったかと思われたが、12月14日の第17節フィテッセ戦で前半39分に途中交代を命じられると、以降は監督の構想から外れてしまい、試合終盤のみの出場、ついにはベンメンバーからも外れるようになる。この年、新型コロナウィルス感染拡大のによってリーグは途中で打ち切りとなり、契約期間をあと1年残していたが、レンタル打ち切りという憂きにあう。

シント=トロイデン

2020年6月25日日本人選手が多く在籍するベルギー ジュピラー・プロ・リーグシント=トロイデンVVへ期限付き移籍。しかしここでも満足な出場機会が与えられず、ベンチにも入れない日々が続く。前半戦を5試合1得点に終わったことで出場機会をめ、移籍を希望する。

FCジュニアーズ

2021年2月9日オーストリア2部のFCジュニアーズOÖ(LASKリンツのセカンドチーム)へ期限付き移籍することになる。オーストリア2部は年齢の低いリーグであり、ここで自身も「サッカーの楽しさを思い出した」とるように出場機会を得られたことできを取り戻すようになる。

2021-22シーズンFCジュニアーズで開幕を迎えるが、リーグ戦5試合で3得点という活躍を見せる。ここでアピールに成功し、トップチームであるLASKからがかかるのだった。

LASKリンツ

2021年8月11日オーストリア1部ブンデスリーガLASKリンツへ全移籍することが発表される。加入当初はチーム内の序列は低く、途中出場が続いていたが、2021年11月5日UEFAカンファレンリーグ アラシケルト戦で移籍後初ゴールとなる2ゴールの活躍を見せる。さらにその2日後となる11月7日スワロフスキーティロル戦で公式戦2試合連続となる1部リーグゴールマーク。この活躍もあってチーム内での序列も上昇するようになり、プレー時間も増加。最終的に公式戦30試合9得点という結果を残す。

LASKでの2年となった2022-23シーズンでは左ウイングレギュラーを獲得。7月28日リーグ開幕戦では1ゴール1アシスト記録、3ゴール全てに絡む大活躍を見せる。その後はまさに無双状態となり、第8節のルステナウ戦まで公式戦3試合連続ゴールマーク公式戦10試合の段階で8ゴール5アシストチーム得点の半分に絡む活躍を見せ、チームエースとなる。その後も勢いは衰えず、コンスタントゴールアシスト記録2023年2月18日の第18節SVリード戦では、退場者を出し敗色濃厚となった試合終了間際にチームを救う劇的な同点ゴールを決め、リーグ戦のゴール数が二桁の大台に到達。この活躍により、欧州リーグへの移籍話が浮上し、「ネクスト三笘」と評されるようになる。結局チームリーグ優勝を逃したものの、公式戦通算17得点4アシスト記録。大きなブレイクを果たしたシーズンとなる。

スタッド・ランス

2023年8月10日フランス リーグ・アンのスタッド・ランス全移籍することが発表される。加入から2日後となる8月12日リーグ・アン開幕戦オリンピック・マルセイユ戦で途中出場し、デビューを果たす。9月26日の第6節LOSCリール戦では移籍後初ゴールを決める。左ウイングレギュラーを獲得し、右の伊東純也と共に日本人で両を担うかと思われたが、10月の代表戦で左足首を負傷。2かの戦線離脱を強いられてしまう。復帰後の12月20日、第17節ル・アーブル戦でリーグ戦2得点マーク。後半戦に入りしばらくゴールから遠ざかっていたが、2024年4月13日のストラスブール戦で伊東アシストから久々ゴールを決める。

日本代表

中学生の頃にU-15日本代表に選出。2017年10月には、インドで開催されたU-17 FIFAワールドカップ2017に出場するU-17日本代表に選出。このときのメンバーには久保建英菅原由勢が名を連ねている。初戦のホンジュラス戦では前半だけでハットトリックの活躍を見せる。さらに第3戦のニューカレドニア戦でも先制ゴールを決め、ラウンド16でイングランドに敗れたものの、チーム最多の4ゴール記録。個の活躍が後の飛び級でのプロ入り、そして十代での海外移籍の足掛かりとなる。

2019年にはポーランドで開催されたU-20 FIFAワールドカップに出場するU-20日本代表に選出。大会ではスーパーサブとして全4試合に途中出場するもノーゴールに終わり、チームもラウンド16で韓国に敗れ、敗退。その後は年代別の代表から遠ざかることになる。

2023年3月オーストリアでの活躍が認められ、フル代表に初選出。3月24日ウルグアイ戦でわずかな出場時間ながらも代表デビューを果たす。6月15日エルサルバドル戦では後半から出場すると、U-17代表時代の同僚である久保アシストから代表初ゴールを決める。初スタメンとなった9月12日トルコ戦では2ゴールを決め、左ウイングセカンドチョイスに定着。10月13日カナダ戦では代表3試合連続となるゴールを決めたものの、相手の悪質なタックルによって左足首を負傷。2か間の戦線離脱を余儀なくされる。2024年1月1日タイ戦で代表に復帰すると、4戦連発となるゴールを決める。

2024年1月カタールで開催されるAFCアジアカップ2024のメンバーに選出。初戦のベトナム戦では左45度の位置から理不尽なゴラッソによる逆転ゴールを決め、代表デビューから6試合連続ゴールという快挙を成し遂げる。第3戦のインドネシア戦とラウンド16のバーレーン戦でスタメン出場したがその後はゴールを決めることはできなかった。

個人成績

シーズン クラブ リーグ 試合 得点
2018 ガンバ大阪 J1リーグ 17 1
ガンバ大阪U-23 J3リーグ 15 4
2019 ガンバ大阪 J1リーグ 7 0
ガンバ大阪U-23 J3リーグ 6 1
2019-20 トゥウェンテ(loan) エールディヴィジ 17 4
2020-21 シント=トロイデンVV(loan) ジュピラー・プロ・リーグ 5 1
FCジュニアーズ(loan) A・2.ブンデスリーガ 5 1
2021-22 FCジュニアーズ(loan) A・2.ブンデスリーガ 5 3
LASKリン A・ブンデスリーガ 22 6
2022-23 LASKリン A・ブンデスリーガ 31 14
2023-24 LASKリン A・ブンデスリーガ 1 0
スタッド・ランス リーグ・アン

おもな個人タイトル

プレースタイル

戦場となるポジションは左ウイングスピードテクニックを駆使したドリブル突破を武器としており、狭い局面では相手をかわして前に進めるだけの技術と推進がある。スペースのある局面だと、大きなタッチスピードに乗って相手を置き去りにしてみせる。オーストリア1部リーグでは、ドリブル成功率がリーグトップのスタッツ記録している。

周りを使ったプレーよりも個人技で剥がしていくプレーを好むタイプで、左から切れ込んでのカットインシュートが最も得意なプレーの一つとなっている。ドリブル時に顔を上げることができるため、プレー選択の際にはしっかりと周りの動きを見ることもできる。

中村の大きなセールスポイントシュート精度の高さによる得点で、プロ入り当時にガンバ大阪監督だったレヴィー・クルピは「17歳だがシュートチームで一番うまい。そして一番強いシュートが打てる」とコメントしている。自ら切れ込むだけでなく、逆サイドからのボールに中で合わせてのゴールも多い。

逆に裏抜けなど、オフ・ザ・ボール時には課題がある。また、縦への突破はさほど得意ではなく、ドリブルで仕掛ける場面で縦に仕掛けるべきときでも中に入ろうとし過ぎる傾向にある。そのためカットインが切られてしまうと怖さが半減してしまう。

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