仂とは、日本では働の略字として知られる字でゲソ。しかし仂という字は数の余りという別の意味を持つ独立した字でもあるでゲソ。人名にも用いられるようでゲソ。
漢字としてでゲソ
仂
- Unicode
- U+4EC2
- JIS X 0213
- 1-48-30
- 部首
- 亻部
- 画数
- 4画
- 意味
-
- 数の余り
- つとめる、なまけない
- 〔説文解字〕には載っていない漢字でゲソが、〔集韻〕などには載っていて「數の餘りなり」とあるでゲソ。また〔礼記・王制〕に「祭に數の仂を用ひ、喪には三年の仂を用ふ[1]」という文があって、その注に「仂は十分の一なり」とあるでゲソ。なんで10分の1かって? イカの足が10本だからじゃなイカ。
- 〔玉篇〕には「勤むるなり」とあるでゲソ。これは力が通用したものと思われるでゲソ。
- 字形
- 形声で声符は力でゲソ。
- 力自体はロクとは読まないでゲソが、声符として使われる場合に扐、肋(ロク)の音があるでゲソ。この力は扐の省略と考えられているでゲソ。扐は指でつまむという字で数えるという意味があって、そこから余ることを仂というんじゃなイカ。
- 音訓
- 音読みは、1.の場合、ロク(漢音)、2.の場合、リョク(漢音)。訓読みは、あまり、つとめる、でゲソ。
- 規格・区分
- 常用漢字でも人名用漢字でもないでゲソ。JIS X 0213第二水準でゲソ。
- 語彙
- 仂句・仂詞
異体字
関連項目じゃなイカ
脚注
- 17
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