大福P(小物、おおぬま、Ohnuma、Daisuke Ohnuma)とは、VOCALOID(主に初音ミク、MIRIAM、LEON)を用いて楽曲を発表している制作者である。
直近の作品と公開マイリスト
概要
非常に多作であることと、動画の削除と復活を繰り返していることから、その活動の軌跡を完璧に辿ることは困難を極める。現在は、オリジナル曲、カバー曲など、精力的に投稿している。
ニコニコ動画外での活動も活発であり、Vimeo、Jamendo、YouTube等の外部のサイトでの活動を開始し、現在に至るまで継続している。
また、4曲収録・総再生時間71分のアンビエント・アルバム『Telepathy』をiTunes Store等で配信しているほか、ネットレーベル「分解系レコーズ」にも参加している(Elect-LO-nica Compilation / Project:Noise-channel vol.1)。
ここ最近は、フリー素材を駆使して自らPVを制作するなど、活動の幅を広げている。
元々は「知る人ぞ知る」Pであったが、7月28日発売の「VocaloidをたのしもうSpecial」において、インタビューが掲載されるなど、徐々に知名度が上がっているようだ。
また、KONAMIの音楽ゲーム「SOUND VOLTEX BOOTH」の公募サイト「SOUND VOLTEX FLOOR」にて行われた「第一回スピードアップコンテスト」「ハイテンション四つ打ちインストコンテスト」にて、オリジナル曲「香港功夫大旋風」とRemix曲「GAMBOL(dfk SLC rmx)」が採用され、8月3日のアップデートより「香港功夫大旋風」が全国のゲームセンターでプレイできる事となった。
作風
作風は実に幅広いが、アンビエントやテクノなど、特に硬派なジャンルを扱うことが多い。
また、音ゲーを中心としたゲーム音楽もこよなく愛しており、音ゲー曲をRemixしたり、ゲーム曲をリスペクトしたオリジナル曲、あるいはマッシュアップを制作することもある。
海外VOCALOIDについて
LEONやMIRIAM等、「海外VOCALOID」を積極的に使用することをモットーとしている。
ニコニコ動画で一番最初に、LEONオリジナル曲を投稿した作者としても知られている。その最古の動画は、2008年7月18日投稿の「【LEON】Slashing【オリジナル曲】」であるが、現在は削除されている(→跡地)。
2011年3月30日、海外VOCALOID(LEON、MIRIAM)のみで構成されたEP『Strikes back E.P.』を配信した。
その後、LEONのみで構成されたアルバム「Code:Adam」を制作、
さらに超ボーマスでは「We are Engloid」という、V2までの全海外ボカロを使用したアルバムを制作した。
現在の主な動画
ニコニコ動画外での活動
商業配信アルバム「Telepathy」
- Tokyo No Byakuya
- 幻視の唄(Re-mastering Long Ver.)(feat. 初音ミク)
- 投影の唄(Long Ver.)(feat. 初音ミク)
- Fragment Of Dream(feat. 初音ミク)
大福P初の商業配信アルバム。2010年3月26日、クリプトン・フューチャー・メディア社のレーベル「KarenT」経由でiTunes Store等から配信開始された。 → 詳細@KarenT
4曲71分というとてつもない構成となっており、「現実からの逃避と、それへの回帰」をテーマにしている。(うろ覚え)
また、同年5月9日のTHE VOC@LOID M@STER 12にて、イメージブックレット付きのCD(HRPD-0001)としても頒布された。ブックレットはKarenTからもPDF形式で配信されており、写真撮影でハイネケンPが、イラスト制作で久住ここあ等が参加している。
なお、配信前に自身のネットラジオでその全曲が先行公開された。
商業配信EP「Strikes back E.P.」
『Telepathy』に次ぐ、大福P2作目の商業配信アルバム。2011年3月30日、KarenTレーベルよりiTunes Store等から配信開始。 → 詳細@KarenT
いずれも海外VOCALOIDである、MIRIAMとLEONのオリジナル曲を収録した、2曲入りシングルEP。
海外VOCALOIDオンリーのパッケージ配信は初であり、特に、LEONオリジナル曲がKarenTより配信されたのは、このEPが初めてである。
Ohnuma on Vimeo
動画共有サイト「Vimeo」にて、既存動画をいくつか高画質で再うpしている。ただし、読み込みの際はPCのCPUに気を付ける必要がある。
- Ohnuma - Tokyo no Byakuya on Vimeo
- Ohnuma - Rei-mei on Vimeo
- Ohnuma - Image Of Tetris on Vimeo
- Ohnuma - Gunjoh on Vimeo
- Ohnuma - Liquid Metal(Ohnuma Afterparty rmx) on Vimeo
OhnumaDaifuku on YouTube
YouTubeにも進出している。
- 【10/05/13】【KAITO】灼熱のファイヤーダンス(kone^2 mix)
- 【10/05/04】投影の唄(Touei No Uta) PV予告編 (PV Sample) - Ohnuma feat.初音ミク
- 【10/04/20】心象100420(Image100420) - Ohnuma
- 【10/03/27】Heal(drone only) - Ohnuma
- 【10/03/27】(Revolutionary Girl Utena)Absolute Destiny: Apocalypse - Ohnuma vs. Kiyoto Hashimoto
- 【10/03/27】J(Neo Japan rmx) - Ohnuma
- 【10/03/27】Daydream - Ohnuma
- 【10/03/27】Corruption music(__ mix) - Ohnuma
- 【10/03/27】Yurikago - Ohnuma
- 【10/03/27】Ohnuma - Monochrome Forest
- (Megurine Luka) For B.G.M.
- 根本的工業音楽 - Ohnuma
- 【初音ミク】ジェニーはご機嫌ななめ(ゴキゲンギターmix)
- Vocaloid Miriam Cover "Still Alive" from Portal
- Digital Love(Daft Punk cover)(Vocaloid LEON)
- Ohnuma - Marimba experimeltal music vol.1
- asupara(Ohnuma Chill Retune)(feat.Vocaloid Rin Kagamine)
- Ohnuma - Ice
- Liquid Metal(Ohnuma Afterparty rmx)(vocaloid2 Hatsune Miku)
- Video Killed The Radio Star (Covered with vocaloid LEON,LOLA,MIRIAM)
- Image of Tetris(feat.Hatsune Miku)
- Ohnuma - Genom
Ohnuma on jamendo
クオリティの高い無料配信アルバムが集うダウンロードサイト「Jamendo」にて、これまで同人CDに収録された曲のうち、厳選したものをアルバム「Rei-mei」としてリリースしている。
Ohnuma on muzie / Ohnuma on MySpace
いくらかの曲が無料で試聴出来る。定期的に更新されている模様。
その他の関連動画
以下、ニコニコ在籍時代に第3者により制作された派生動画、別アカウントでアップしたため消え残っている動画、および有志・関係者により再アップされた動画を紹介する。
残存勢力
再アップロード
派生動画
その他いろいろ
関連商品
外部リンク |
関連項目 |
昔の概要
大福Pによるオリジナル曲の初投稿は、確認できる限りでは【初音ミク】flowing【オリジナル曲】(削除済み。再UP版はマイリストにある)の2008年3月5日。その後もコンスタントに楽曲を発表していた。さらに、オリジナル曲「a big happiness」により「大福P」の名が付き(歌詞のあまりの幸せっぷりに因む)、その中毒性から、再生数は伸び悩みながらもリスナーを確実に獲得していった。
だが、2008年7月に投稿動画をほとんど削除しての突然のニコニコ撤退。最後のニコニコ投稿である(正確にはニコニコ撤退後に友人の忠告で投稿したラスト曲)【初音ミク】Vision(nico ver.)【オリジナル】のコメントには、リスナーの大福P引退に対する動揺が見て取れる。理由も明かされぬままの引退劇の裏には、氏の相当な悩みがあったようだ(blog参照)。
その後ニコニコでの発表はなかったが、8月23日にベーコンPが、自身の楽曲を大福Pがリミックスしたカリカリ★ベーコン -synth tech remix- をアップロード。意外な形での復活にファンは驚き、そして喜んだ。大福P自身もこれに刺激されたのか、8月28日に【テレパスミュージック】キメラ、9月8日に【初音ミク】テクノ体操第一【オリジナル】を発表。その後も段々と楽曲を発表し始め、11月にはニコニコで削除されていた楽曲群を再アップ。ここに、大福Pは復活した。
また、10月には自身の在籍する大学でCD頒布も行った。
大福Pの楽曲は、ミニマル・テクノを中心に非常に中毒性のあるものばかりである(編集者主観)。また、LEONやMIRIAMなど、いわゆるボカロ海外組も多用している(しかもネタとしてではなく)数少ないPでもある。
音ゲー曲のリミックスや他のPのカバーにも定評がある。VOCALOIDを用いないオリジナル曲も多数発表しており、テレパスミュージックにも頻繁に参加している。
2010年2月15日、ニコニコ動画から退会、それに伴い全投稿動画が削除されることとなった。なお、現在でも音楽活動は精力的に継続している。
昔の活動
2009年4月4日、絵師・時田へのトリビュート企画「時田トリビュート」に参加。VOCALOIDを用いないオリジナル曲で、耳をつんざくノイズがこそばゆく心地良い。該当動画
2009年9月16日、企画「恋は洗脳」に参加。絵に惑星Pを迎えた、非常に濃密なカバーを投稿し、恋洗ツアー視聴者の度肝を抜いた。該当動画
2010年1月現在、LEONのみを用いたオリジナルアルバムの制作を予定しているらしい。曲目・参加リミキサー等詳しいことは完全には決定していないようだが、世に出る日が待ち遠しいものである。
2010年1月24日開始の「オムニバス企画『時間』」にOhnuma名義で参加している。テキスト(not歌詞)に桃華なゆた氏、絵に拶氏を迎えた豪華コラボであり、企画の趣旨に沿ってか氏にしては珍しく童謡調となっている。該当動画
2010年1月31日、新曲の動画説明文にて、商業配信向けのコンセプトアルバム「Telepathy(仮)」を製作中であることを発表。4曲収録も合計70分を超える意欲作に仕上げる、とのことであり、同年2月2日投稿の「【初音ミク】Fragment of Dream【オリジナル】」をもって完成を宣言。
2010年3月26日、KarenTより「Telepathy」配信開始。
2010年5月9日、ボーマス12にて「Telepathy」CD版頒布開始。
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