成都(せいと、Chengdu)とは、中華人民共和国の都市である。四川省の省都。
概要
中国の内陸部では重慶と並ぶ大都市。面積は新潟県と同程度で、行政区人口は約1450万人。そのうち都市部に住む人口は約1100万人と推計されている。広大な四川盆地に築かれた都市で、上空から見ると綺麗な環状の形となっている。
三国時代、蜀の初代皇帝となった劉備が首都に定めたのが成都であり、霊廟が存在するなど三国志にゆかりのある都市でもある。伝統的に外からの移民を多く受け入れてきたことから、内陸部にありながらも開放的な市民性の人が多いといわれる。
成都は多くの人々が思い浮かべる四川のイメージを反映しており、麻婆豆腐など四川料理の本場で、2011年にユネスコは美食の都市として成都を指定した。また、ジャイアントパンダで有名で、繁殖のための研究基地が存在する。また、中国茶文化の発祥の地の一つであり、街中に多くの茶屋が店を構える。
2000年に決定された内陸部を発展させ所得を分散させる「西部大開発」プロジェクトにより、目覚ましい経済成長を遂げ、中国国内でも経済的に重要な都市の一つとなっている。中心部の繁華街である「春熙路」にはイトーヨーカドーや伊勢丹など日系企業が店を構えるほか、欧米高級ブランドも出店しており中国西部を代表する商業地となっている。
交通
観光
- 成都パンダ繁育研究基地・・・研究施設と観光施設を兼ねた人気スポット。
- 春熙路・・・成都最大の繁華街。パンダがビルによじ登るIFS(国際金融中心)ビルがランドマーク。
- 寛窄巷子・・・清朝時代の町並みが残るエリア。
- 錦里古街・・・古い町並みが再現されたエリア。
- 武侯祠・・・諸葛亮(孔明)を祀った祠。
- 青城山、都江堰・・・成都郊外に位置する。道教発祥の地で世界遺産に指定されている。
関連動画
関連項目
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