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村田(格闘ゲームプレイヤー)とは、TOPANGA-TVに出演を果たした素人格闘ゲームプレイヤーであり、 プロゲーマー、マゴ及びときどの弟子である。
概要
TOPANGA-TVでの素人（一般人）参加型弟子企画、トパンガファイトクラブに応募し、当選。2011年6月から同番組内で、スーパーストリートファイター４アーケードエディション、以下スパ４AEの指導を受けることになる。
番組初登場時のPPはおよそ800程度で、いわゆる初心者であった。使用キャラクターはユン。
師匠担当は前期がマゴ、後期がときどと、他の弟子の進退に伴い、途中から入れ替わる形で進行していった。
最終回では物議をかもすものの、村田の成長は視聴者の目に熱く焼きついた。
第一期トパンガファイトクラブ始動！
ついに始まった、ガチンコファイトクラブもといトパンガファイトクラブ。
番組内で一人につき約30分程度の時間を割り振られ、弟子最強の男ヒガキ、マーケティング専攻の豪鬼使いナベ、そしてお笑い担当？の村田の熱き戦いは始まった。
番組内では弟子（村田）のレベルに合わせた丁寧なコンボ指導を受けていくもなかなか上達せず、スト４ではリュウを使っていたという発言からは想像もできない実力を露呈。長い間その初級者レベルから脱却しきれない状況が続き、マゴやときどを悩ませるという場面が多々見受けられた。
他の弟子は戦術やコンボを対戦でもある程度成功させ、曲がりなりにも成長が見られたのだが、村田のみ対戦はおろかトレーニング中ですらコンボの成功率が低く、村田の指導になるとトレーニングモードでひたすらコンボ練習をさせるという場面も多く見られた。
翻って番組内での受け答えでは『一日６時間練習している』、『帰宅後も対戦している』などの発言をし、その成果に見合わない実力から、「口だけじゃなくちゃんと練習しろ」「本気で練習してコンボ早く覚えろ」などと師匠や視聴者から頻繁に叱り、煽られていた。しかしそれとは打って変わって、彼の言動・トークスキルはその実力に反比例する形で備わっており、対戦よりも彼の人となりそのものが視聴者を楽しませた。
前述のように、村田はその絶望的な不器用さを持つと同時に、視聴者を魅力する”何か”をあわせ持っていた。
一つ目に、微妙に安定したトーク力が挙げられる。番組内では適度に師匠の発言に対してツッコミを入れる、師匠の会話に合わせてアケコンの宣伝をする、前述の嘘は言っていないものの信憑性の低いとんでも発言等がある。
二つ目に、素人だからこそ起こしえる有り得ないゲームプレイが挙げられる。ユンの二翔脚ミスで入力した転進2連発の村田大サーカス、教わったコンボは軒並み失敗するも、なぜか成功する２P側限定のスパコン限定陣がある。
村田はこれらの人間性能をもって視聴者に毎回笑いを提供していたため、愛されるキャラクターとして人気を博した。
今まで活躍してきたプレイヤーは、いずれも高い実力と個性あるキャラクターが受けていたのだが（KSK以外）、ある意味気軽に動画を配信できる時代に、素人である彼は新鮮に映っていたのかもしれない。
だが彼が本当に愛される理由は、初級者レベル以下の彼が持つ、上級プレイヤーにも負けないやる気と行動力、下手なりにも懸命にゲームに取り組む一途な姿勢にあることは間違いない。さらにいえば、彼と同じレベルの初級者のシンパシーや、師匠目線である上級者の、子供を見守る親のような心境も理由の一つに挙げられるのではないであろうか。
これらの曇りない直向な姿勢が、初心者上級者乱れる幾千もの視聴者の反響を得たというのは事実であろう。
以降村田は何度も叱られ、煽られ、緊張でアケコンを汗でビシャビシャにしながらも、ゆっくりと着実に実力を身に付け、2011年も残すところ後１ヶ月という現在では、いっぱしのユン使いである戦いっぷりを各方面で披露するまでに成長を遂げている。（後述）
涙の卒業トーナメント・・・！？
2011年10月、待ちに待った弟子卒業企画（試験）である、一期生卒業トーナメントが同番組で放送された。
トーナメントは8人制、１セット３試合先制方式。3回（3人に）勝てば優勝することができる、シンプルにして緊張感のある試験になった。
なお前日には合宿と銘打ち、各師匠と共に弟子達はニコニコ生放送で数時間にも及ぶ対戦と調整を行った。ときどに付きっ切りで幾時間もの対戦を経た村田は、このときばかりはコンボが安定し、準備万端であった。
弟子、視聴者ともに緊張の中番組が始まり、初めは弟子最強の男・ヒガキが戦いに挑み、結果、準優勝ながらもその期待に大きく応える内容で無事トーナメントを終えた。
そして4千人以上もの視聴者がある意味真に期待した、漢村田の卒業をかけた一世一代のトーナメントは幕を開けた！蓋を開けてみれば彼はその実力を存分に発揮し、かつ笑いも提供する独自のスタイルを忘れぬ奇跡の活躍を見せた。
・・・はずだったのだが、現実は空しく、村田卒業トーナメントは遺恨が残る１回戦負けとなってしまった。（ぷりっつ参照）
敗戦後も村田は悔しさを堪えながらも、その天性の明るさとキャラクターで、責任をもってトーナメントの実況を続けた。その悔しさ伝わる視聴者は「やりなおしてくれ」、「ぷりっつ許すまじ」、「村田、よく頑張った」等の愛あるコメントを繰り返し投稿した。彼は最後まで、独自のキャラクターを貫き、この卒業トーナメントを盛り上げた。
最後に、師であるときどとから感想を求められるも、悔しさ溢れるコメントは隠し切れなかった。そして・・・
ときど 『まぁ一応区切りって言うことでね、一応今日を持って卒業という形で！』
村田 『お･･･！卒業いただきましたんで、中退じゃないですよ皆さん！』
という、なんとも村田にふさわしいやり取りを経て、第一期トパンガファイトクラブは終了した。
が、その直後に師であるときどからTOPANGAの除籍処分を言い渡された。捉え方は人それぞれである（笑）
なお、彼の卒業（除籍）を記念？して作成された動画がある。これまでの軌跡奇跡を簡潔にまとめたMAD動画である。
TOPANGAの弟子、村田として
しかし除籍処分をされようとも、村田の姿勢は変わらなかった。
TOPANGAの出演終了後もスパ4AEを続け、がまの油主催のNSB meets Mad Catz TE-S special nightに同じく弟子のナベとチームを組んで参戦！さらには第２回大会せんとすカーニバルにまさかの出場（大抜擢!?）を果たした。
NSB大会ではさすがに上級者プレイヤーの強さには敵わず予選敗退となるも、凡人最強を決めるせんとすカーニバルでは、一回戦でかりぱくコー ディー相手にユンの強さを押し付けるプレイで見事な勝利を上げ、二回戦進出を果たした。対戦においては相変わらずコンボミスがあるものの、かつてはまるで 勝つことのできなかった彼のユンは、今や縦横無尽に飛び跳ねる。
なお、この時点でPPは約2500まで到達。数ヶ月前、まったくの初心者であったはずの彼を今の今まで見続けた人は、「あの村田がよくここまで…」と感動を受けるほどに、村田は一人前の格闘ゲームプレイヤーとして成長した。
もはや”弟子の村田”ではなく、一プレイヤーとして・・・はたまた同じ環境の仲間たちと共に、その活動の幅を広げる日も近くは無いのかもしれない。
こくじんとの友情
そんな彼の直向な姿勢はこくじんとの対戦を経て、徐々に明らかになってくようにも見えた。
こくじんとの初めての対戦は、ときどがTOPANGAの名を掲げてNSBに出張した回での対戦。二度目はこくじんと連絡を取り合ったプライベート戦がある。
前者のNSB回では弟子の実力をこくじん（マスターリュウ）が見極めるというコンセプトの元行われ、村田はキャラを押し付ける力強いプレイで、奇跡的に１勝をもぎ取った。なおこの対戦では、限定陣（ＵＣ付き）と村田大サーカスを試合中にそれぞれ繰り出すという合わせ技を披露し、ときどを始めとした視聴者を感動と笑いの渦に巻き込んだ。
この名迷勝負の成果もあり、彼の名前はこくじんに強く印象付けられた。
後者のプライベート対戦は、こくじんがせんとすカーニバルに参加するもの同士の調整もかねていたものであったが、深夜にもかかわらず、こくじんが村田に連絡を取り実現した。はじめはこくじんも村田に対して煽りや茶々をいれながら適当に試合を消化させていく試合運びであったのだが、次第にその実力とやる気、直向な向上心を認め、試合中にアドバイスを送る等その試合風景は師弟関係を彷彿とさせるのような不思議な雰囲気に包まれていた。特に特筆すべきは彼の成長速度と吸収力にあり、こくじんのアドバイスをきちんと把握し実践する様は、本家トパンガファイトクラブですら見られなかった光景であった。気づけば試合は村田がリードする場面も増え始め、こくじんは村田の潜在能力に期待し、これからも頑張って欲しいとエールを送るまでに至った。対戦は村田の出勤時間ギリギリまで数時間にも及んでいた。
これからも大会参加を始めとして、対戦で編み出す奇跡のプレイやとんでも発言、はたまた謎の覆面プレイヤーとしてTOPANGAに出演する等、彼の魅力を如何なく発揮するその時を信じ、視聴者はこれからも村田を応援し続けるだろう。
関連動画
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関連項目
外部リンク
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