甘イィ〜〜〜〜ンとは、漫画『将太の寿司』第117話「秘技“温泉の寿司”⁉」で将太の寿司を食べた審査員から飛び出した愉悦の感想である。漫画史上最も不快な食レポの疑惑がかかっている。
概要
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シロシブダイを題材にした鹿児島勝負を、小樽コンクールのマグロ尽くしの再現で見事勝利し、勝ち残り確定の三勝までリーチをかけた将太。
次の熊本県で行われる第六課題のテーマが「エビを使った未知の握り」と決まりネタを考えるもまとまらず、布団に入るも前日と同じくほぼ徹夜で夜を明かしてしまう。
仕方なく他の参加者三名と同様自身も熊本へ向かおうとするも、後輩のトビオとバッタリ出くわし、親方の命を受けた彼から指宿市の砂浜へ連れていかれ、そこでスコップを持ったおばさんたちに砂をかけられ名物の砂むし温泉に入れられる。
自分以外の職人が既にエビの研究を始めている中、半ば無理矢理砂に埋められたことに憤慨していた将太だったが、死んだような眠りから目が覚めると頭のモヤモヤが消え去り、身体に力がみなぎっていた。どうやら課題に熱中するあまり寝ると疲れが取れるということも忘れていたようだ。親方は真面目すぎる将太の状態を察してトビオを遣わせたのだった。
起き上がった将太は電車なんてトロ臭いものじゃなく漁船で熊本へと向かい、その最中、漁の手伝いをしながらエビも探すことを決意。
そして網漁でウチワエビをゲット。ウチワエビは伊勢海老をも上回るという旨味を持つとされるが、このエビは既に二回戦で他の参加者が使用しているため何か画期的な調理の工夫が求められる……
そして熊本城で行われる課題当日、他の参加者が八代海産の車エビを使う中、将太がメイン食材に選んだのはやはりウチワエビであった。
少し遅れて会場入りした将太はおもむろに土鍋を取り出すとふたを開け、中の白い塊を木槌で叩き割り出す。
ウチワエビを殻ごと塩に包んで蒸すことで甘味の汁を閉じ込めることに成功したのだった。
砂むし温泉から着想を得て編み出したこのウチワエビの握りを食べた審査員は「む‥‥!!!」と歯茎を剥き出しにしてフリーズ。この間、審査員の口内でウチワエビが「ブッ ブチッ プシシッ ジュッ」と咀嚼され、「 シャア・・・・・・」と舌にシャワーのように降り注いでゆく。
そして寿司を口に運ぶ前とは似ても似つかない歓喜の表情になった審査員は、「甘イィ〜〜〜〜ン」、「口の中に‥‥甘露の雨が降り注ぐゥー!!」、「まさに黄金色の甘味の洪水だ!!!」と将太の握りを褒めちぎるのだった。
なお、単行本化にあたり舌の向きが左右逆になるなど謎の修正が施されている。
コラ
コラ素材としては刃牙系と親和性が高く、特に末堂厚のオカマコラに使用されたモノは有名。
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