緊急指令10-4・10-10とは、NET(現・テレビ朝日)系列で1972年7月~12月に放送された特撮ドラマである。制作は円谷プロダクション。全26回。
概要
各地の無線愛好家たちが様々な事件に遭遇、無線を通じて事件を知った「電波特捜隊=毛利チーム」が調査に乗り出し、謎を解き明かす様子を描く。扱われる事件は宇宙人や怪獣の出現から、犯罪、人探し、非行少女の更生まで幅が広い。
通信手段がCB無線であるため、無線装置を所有する者なら誰でも通信を傍受し、会話に参加することが可能。そのため、事件の調査依頼から解決のための手掛かりとなる情報の提供まで、チーム外の無線愛好家から寄せられる情報がストーリーの進行上で重要な鍵となっている。
「毛利チーム」は俳優・黒沢年男(現・黒沢年雄)演じる大学教授・毛利春彦が設立。顧問の毛利以外は、専用のユニフォームを着て腕時計型無線機を所持し、専用車両であるスバル・レオーネを駆って事件の対応に当たる。チームは完全な民間組織であり、何の公的な権限も持っていないのが捜査の支障になることもあった。
なお「10-4・10-10」は、無線用語である。意味は下記のようになる。
「10-4」(テンフォー)→了解、「10-10」(テンテン)→通信終わり/さようなら。
「10-10」は「10-4」に続いて使われることが多かった。これを言わないと、通信は続いている扱いになってしまう。
後年に作られたMADでは、オープニング曲の歌詞で妙に「屋根が飛ぶ」部分が使われるが多い。
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(再生時間5:20頃から)
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関連項目
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