羽越新幹線とは、基本計画路線である。
概要
新幹線の基本計画路線の一つであり、富山市と青森市を結ぶ予定の日本海縦貫路線。起点は北陸新幹線富山駅、終点は東北新幹線新青森駅であり途中の長岡駅で上越新幹線と、秋田駅で奥羽新幹線と接続する。
この羽越新幹線は一部区間を他の新幹線路線と共用するのが特徴であり、起点となる富山駅から上越妙高駅(旧脇野田駅付近)では北陸新幹線と共用。北陸新幹線と分岐した羽越新幹線は上越新幹線長岡駅で合流し新潟駅を経由して上越新幹線の新潟新幹線車両センター付近で再び分岐。そこからは羽越新幹線は共用区間を設けず単独で進み秋田駅で奥羽新幹線と合流しながら東北新幹線新青森駅までを結ぶのである。
羽越新幹線の設備としては上越新幹線との合流駅となる長岡駅にその一部を見る事が可能で、羽越新幹線用のスペースが確保されており将来的に羽越新幹線が乗り入れた際にはホームを対向式ホームから島式ホームに変更する事が可能な状態になっている。
一方、北陸新幹線と羽越新幹線の分岐駅となる上越妙高駅は民営化後に建設が開始された駅でありJRの境界駅ともなるが、上越妙高駅では羽越新幹線関係のスペースはこれといってない。
基本計画のままであり実際に着工されるかどうかは不明。但し、地元自治体は信越本線や羽越本線といった既存の在来線の高速化や秋田新幹線の延伸などを目標としており、フル規格の羽越新幹線が全線開通する見込みは現在のところない。
これらの在来線高速化構想は羽越本線高速化が少し進展している程度であるが、北陸新幹線の金沢延伸に伴う上越新幹線のローカル線化を危惧した2014年問題とセットで話題になる事が多い。
一方、新潟県では2022年以降に議論が再活性化しており、上越妙高駅~長岡駅間のミニ新幹線化や北越急行ほくほく線の活用などが議論されている。
関連項目
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