「舘正貴」(たち・まさき)とは、東映のスーパー戦隊シリーズ「鳥人戦隊ジェットマン」の「裏次元伯爵ラディゲ」や、TVゲーム「SIREN」の「竹内多聞」「竹内臣人」役で知られる俳優・脚本家である。
旧名義は「舘大介」(たち・だいすけ)。
概要
19歳より役者を目指して舞台芸術学院で学び、卒業後に「演劇集団円」付属の研究所に入所した。
1991年、「舘大介」名義で東映のスーパー戦隊シリーズ第15作「鳥人戦隊ジェットマン」の「裏次元伯爵ラディゲ」を演じ、トランザをトラウマエンドな再起不能にしたり、女性であっても容赦なく殺害するスーパー戦隊シリーズでも屈指の悪役キャラを好演した。
時に衣装の重みで脱水症状を起こした事もあったラディゲ役だったが、スーパー戦隊シリーズの常連であった「広瀬匠」演じる帝王トランザを、口から涎を垂らしてしまうほど再起不能にしたジェットマン第47話の鬱エンドを発案したり、あまりのラディゲの容赦の無い悪役ぶりにより、放送当時にプライベートで歩いていた際に子供から石をなげられる等、ジェットマンへ多大な影響を与えた。
その後、TVドラマや映画や舞台で活躍しつつ、1994年には「忍者戦隊カクレンジャー」第6話に「モクモクレン」役として顔出しと妖怪の声でゲスト出演した。
2003年の「仮面ライダー555」では、第31~32話にて「ソードフィッシュオルフェノク」役でラディゲをほうふつとさせる怪人役を顔出しで演じた。また同年発売のTVゲーム「SIREN」では「諸星大二郎」の妖怪ハンター「稗田礼二郎」をモチーフとした民俗学者「竹内多聞」やその父「竹内臣人」のモデルと声を担当した。
役者としての活動の他、「小山高生」に脚本を学んだ時期があり、小山が主宰を務める脚本家集団「ぶらざあのっぽ」の一人としてTVゲーム「ときめきメモリアル3」の脚本に参加している。
2019年2月17日、2018年12月下旬に亡くなっていた事が公表された。享年55歳。
主な出演作品
スーパー戦隊シリーズ
- 鳥人戦隊ジェットマン(裏次元伯爵ラディゲ)
- 忍者戦隊カクレンジャー(モクモクレン)
特撮作品
TVドラマ・映画
TVゲーム
- SIREN(竹内多聞、竹内臣人)
- ときめきメモリアル3
※その他の出演作品については wikipediaの関連項目参照
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関連項目
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