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船木鉄道株式会社は、かつて山口県宇部市に存在した鉄道事業者。略称は『船鉄』。
現在はバス事業者に業態転換している。
概要
1916年、762mm特殊狭軌を採用した軽便鉄道として開業。
西宇部駅(現:宇部駅)～船木町駅～吉部駅間を結ぶ、総延長17.7kmの鉄道路線だった。
船木町とは、厚狭郡楠町(2004年に宇部市に吸収合併された)の中心街。
1922年に鉄道省、後の国鉄・JRグループの在来線と同じ1067mmに改軌された。
1944年に万倉駅～吉部駅間 8.0kmが戦時下の金属類回収令の影響でレールが撤去され休止に追い込まれる。
そして1961年、日本国内のモータリゼーションの波は容赦なく押し寄せ、鉄道事業から撤退。
ちなみに、これにより山陽電気軌道が山口県内で旅客輸送を行う唯一の私鉄となるが、1971年に全線廃止となり、(JRおよび三セク鉄道を除いて)山口県内で旅客輸送を行う私鉄が消滅することとなる。
その後、バス事業者に転換。
バス事業者になった後も「鉄道」という企業名を名乗り続けている企業のひとつである。
(ほかにも、既に鉄道事業から撤退しているにもかかわらず「鉄道」「電鉄」「軌道」を今なお名乗り続ける企業としては、旭川電気軌道や夕張鉄道、九十九里鉄道、鹿島鉄道、蒲原鉄道、善光寺白馬電鉄、東濃鉄道、鶴見臨港鉄道、有田鉄道、下津井電鉄、鞆鉄道等が挙げられる。)
関連動画
今のところ無い模様。
関連項目
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