- 馬鹿試合 > 馬鹿試合(MLB)
ここではメジャーリーグベースボールで起きた馬鹿試合について述べる。
概要
日本プロ野球においては乱打戦、投壊などによって大量得点が入る馬鹿試合があるが、それはメジャーリーグベースボールにおいても例外ではない。日付はいずれも現地時間。
日本プロ野球の馬鹿試合については馬鹿試合(プロ野球)を参照。
1985年(3試合)
1985年6月21年【BAL-MIL】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | |
1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 0 | x | 13 |
オリオールズは初回に四番エディ・マレーのタイムリー二塁打で先制すると、マイク・ヤングのタイムリーなどでさらに5点を追加、3回にはヤングのホームランでリードを6点に広げる。
ブルワーズは5回に3点を返し7-4の6回裏にポール・モリターとセシル・クーパーのタイムリーで同点に。この回さらに6点を追加して勝ち越すと、9回表にカル・リプケン・ジュニアに3ランを浴びつつも逃げ切った。
1985年9月3日【CAL-DET】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 8 | |
0 | 5 | 0 | 5 | 0 | 1 | 3 | 0 | x | 14 |
タイガースは2回にカーク・ギブソンの2ランなどで5点をあげると、4回にも再びギブソンの2ランなどで5点を追加する。ギブソンは7回にもタイムリーを打ってスコアは5-14に。エンゼルスは9回表にレジー・ジャクソンの2ランなどで3点を返すが、大差を覆すには至らなかった。
1985年9月17日【OAK-CLE】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | 8 | |
2 | 3 | 2 | 1 | 0 | 3 | 3 | 1 | x | 15 |
インディアンスは初回から4イニング連続で得点し、4回終了時点で2-8とリードする。アスレチックスは5回表に3点をあげて反撃、5-8の6回にもルーキーのホセ・カンセコのタイムリーで1点を返す。なお無死1,3塁で続く打者の併殺の間に1点差に迫るが、チームは6回から7回にかけて7点を失い大差で敗れた。
アスレチックスは先発のティム・バートサスが味方の失策も絡み3回途中7失点(自責3)など、登板した4投手が全員複数失点と振るわなかった。
2011年(1試合)
8月25日 OAK 9-22NYY
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 9 | |
1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 4 | 6 | 6 | x | 22 |
アスレチックスは初回に4番・松井秀喜の犠牲フライで先制すると、3回にはクリフ・ペニントンの3ランなどで5点を追加しリードを6点に広げた。
対するヤンキースは7-2の5回に一死満塁からロビンソン・カノの満塁ホームランで1点差に迫ると、6回にはラッセル・マーティンの満塁ホームランで逆転に成功した。
アスレチックスはその後もヤンキース打線を止められず、7回は7四球などで6点を失う。8回にはカーティス・グランダーソンにこの試合3つ目の満塁ホームランを、続くアンドリュー・ジョーンズにも二者連続となるホームランを浴びるなど、登板した投手が全員失点する大炎上。序盤のリードを守り切れなかった。
2017年(2試合)
4月29日 BAL 11-14 NYY
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オリオールズ | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 11 |
ヤンキース | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 4 | 0 | 3 | 3× | 14 |
オリオールズの先発はケビン・ゴーズマン、ヤンキースの先発はCC.サバシア。
オリオールズは3回表にマニー・マチャドのタイムリー二塁打で2点を先制。4回表にはウィリントン・カスティーヨの2ランホームラン、5回にマチャドのホームランで5点とした。
ヤンキースは5回裏にアーロン・ジャッジのホームランで1点を返したが、6回表にマーク・トランボの満塁ホームランで点差を広げられ、9-1となる。6回裏にディディ・グレゴリアスのセカンドゴロで1点を返すと、ジャッジの2本目の2ランホームランで5点差とする。オリオールズは7回表にジョナサン・スコープのタイムリー二塁打で2点を追加し、11得点としたがここまで。
ヤンキースは7回裏にジャコビー・エルズベリーの満塁ホームランで4点。9回裏にエルズベリーのゴロとスターリン・カストロの2ランホームランでついに11-11の同点とし、延長戦に入る。
オリオールズは10回表に得点を入れることができず、10回裏にマット・ホリデイが3ランホームランを打ったことで決着がついいた。
7月27日 MIA 22- 10 TEX
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マーリンズ | 2 | 0 | 0 | 9 | 0 | 0 | 2 | 5 | 4 | 22 |
レンジャーズ | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 3 | 2 | 10 |
マーリンズの先発はホセ・ウレーニャ、レンジャーズの先発はダルビッシュ有。イチロー(マーリンズ)は6番右翼手で先発出場した。
ダルビッシュは1回表にディー・ゴードンとクリスチャン・イエリッチにホームランを許し2点を先制される。レンジャーズはその裏にノマー・マザラの犠牲フライで1点を返したが、4回に9失点を喫し、3回10失点でマウンドを降りる。10失点は自身初で、日本時代含めてもワーストだった。
レンジャーズは4回裏にエイドリアン・ベルトレが9号ソロホームランを放ったが、この試合は4回表の9点で決し、反撃しても10点、マーリンズは9回に7点と大量得点を入れ、22-10に終わった。
2019年
6月10日 ARI 13-8 PHI
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダイヤモンドバックス | 3 | 0 | 0 | 4 | 3 | 1 | 0 | 0 | 2 | 13 |
フィリーズ | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 8 |
1回表から空中戦が始まる。ダイヤモンドバックスはジャロッド・ダイソン、ケーテル・マルテ、デビッド・ペラルタのソロホームランで3点を先制。フィリーズは1回裏にジーン・セグラのソロホームランで1点を取り返す。
4回表にダイヤモンドバックスはエドゥアルド・エスコバー、アレックス・アビラがそれぞれ2ランホームランを放ち7-3としたが、4回裏にフィリーズはスコット・キンガリーのソロホームランで4-7とした。
5回表、エスコバーのこの日2本目のホームランとイルデマロ・バルガスのソロホームランで3点を入れる。フィリーズは7回裏まで沈黙していたが、8回裏にキンガリーがこの日2本目のソロホームラン。6-11とした。
9回表にダイヤモンドバックスはバルガスのこの日2本目のホームランで13点目を入れる。9回裏にフィリーズはリース・ホスキンス、ジェイ・ブルースのソロホームランで2点を入れた。
終わってみればダイヤモンドバックスに8本、フィリーズに5本のホームランが出る空中戦と化し、メジャー新記録の1試合13本塁打を樹立した。
2020年(1試合)
7月31日 NYM 10-11 ATL
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メッツ | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 10 |
ブレーブス | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 5 | × | 11 |
ブレーブスの先発はショーン・ニューカム、メッツの先発はリック・ポーセロ。
1回裏にブレーブスはマット・アダムス、トラビス・ダーノーのタイムリーで2点を先制する。4回表にメッツはJ.D.デービスの2ランホームランで同点に追いつくと、5回表はロビンソン・カノが勝ち越しソロホームランを放って3-2と勝ち越すと、ピート・アロンソのタイムリー、マイケル・コンフォルトの押し出し四球、ヨエニス・セスペデスの二塁打、カノのタイムリーでこの回6点の猛攻を魅せる。ブレーブスはその裏、アダムスとダーノーの連続タイムリーで3点を挙げ、5-8と3点差とする。
6回表、メッツはアーメッド・ロザリオのソロホームラン、デービスのタイムリーで2点を入れたが、ブレーブスは6回裏にダンズビー・スワンソンのタイムリーで1点を入れ、6-10とする。
メッツはこれ以降点数は入らず、8回裏にブレーブスはスワンソンのこの日2本目のタイムリーで3点差とすると、四球で満塁となり、ダーノーのタイムリー二塁打で11-10と逆転。2016年から2017年まで北海道日本ハムファイターズに所属していたクリス・マーティンが9回を締めてブレーブスが勝利した。
2021年(21試合)
4月1日 TEX 10-14 KC
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 10 | |
5 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | x | 14 |
レンジャーズは1回表にいきなり5点を先制するが、その裏に先発のギブソンも負けじと4点を失い、1死しか取れずに交代。さらに犠牲フライで同点にされてしまう。試合は両チームの先発が開幕投手なのに2回持たずに降板し、その後はお互いに細かい継投を続けたが、レンジャーズは4回に許したリードを終盤に広げられ、4時間半近くに及んだ開幕戦を落とした。ちなみにこの試合で最も長いイニングを投げたのは、勝利投手になったカルロス・ヘルナンデスの3.0回だった。
4月21日 MIN 12-13x OAK
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 12 | |
0 | 3 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 3x | 13 |
ツインズ先発の前田健太は3回7失点と乱調だった。それでもチームは5回と6回に計6点をあげて逆転に成功する。1点差で迎えた9回裏に犠牲フライで同点とされるが、タイブレークに入った延長戦にバクストンが2ランを放ち、試合を決めたかに見えた。だが、その裏に2四球で二死満塁とされると、ツインズはセカンドのエラーで1点差に迫られ、さらにサードのエラーで痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。
- 4月22日【ARI 14-11 CIN】
- ダイヤモンドバックスは8-8で迎えた延長10回表に二死満塁から走者一掃のタイムリー3塁打と2ランで6点を勝ち越す。チームはその裏に3点を失いつつも逃げ切った。
- 5月2日【CHC 12-13x CIN】
5月6日 DET 9-12 BOS
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 1 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 | 9 | |
1 | 1 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | 4 | x | 12 |
レッドソックスが1回から4回まで毎回得点をあげると、タイガースも負けじと3回から毎回得点をあげる。タイガースは6回に逆転されるものの毎回得点を続け、8回に再びリードを奪い返す。しかしその裏に先頭打者がエラーで出塁すると、二死からエラーの間にランナーが帰り逆転を許してしまう。レッドソックスはリードを3点に広げて、そのまま逃げ切った。ちなみにこの試合では、ホームランは1本も出なかった。
5月8日 LAD 14-11 LAA
ドジャースは4回に7本の単打などで一挙8点をあげると、5回にも5点をあげ、リードを13点に広げた。6回に先発のクレイトン・カーショーが降板すると、エンゼルスは代わったD.サンタナを攻めて4点をあげる。7回には二死から大谷翔平が相手のエラーで出塁すると、5連打で4点をあげ、さらにホセ・ロハスの3ランで3点差に迫った。エンゼルスは一時13点差をつけられたこの試合に勝利すればMLBの最多点差逆転(12点差)を更新する可能性があったが、8,9回は三者凡退に抑えられ得点できなかった。
5月24日 TB 14-8 TOR
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 7 | 14 | |
0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1 | 8 |
レイズは初回に二死から相手のエラーと四球で満塁とすると、J.ウェンドルが満塁本塁打を放ち、この回5点をあげる。ブルージェイズは2回にグリエルJr.のソロで1点を返すと、4回にはゲレーロJr.とT.ヘルナンデスの連続ソロで2点をあげる。2回からマウンドにあがったブルージェイズのストリップリングが7回を無失点に抑えると、8回には再びゲレーロJr.の2ランで同点に追いついた。タイブレークに突入した10回にレイズが2点をあげると、ブルージェイズはその裏にセミエンの2ランで再度同点に。しかし延長11回にレイズ打線に連打と四球を許しまさかの7失点。ブルージェイズはその裏1点を返すにとどまり、最終盤の大量失点を覆すことはできなかった。
6月13日 TOR 18-4 BOS
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 1 | 0 | 4 | 4 | 1 | 2 | 0 | 2 | 18 | |
0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 |
ブルージェイズは打線爆発。得点した全てのイニングでホームランが出るなど、8本塁打18得点でレッドソックスを粉砕した。
- 初回にT.ヘルナンデスの3ラン、グリエルJr.のソロ
- 2回にM.セミエンのソロ
- 4回にT.ヘルナンデスが再び3ラン
- 5回にB.ビシェットの3ラン
- 6回にC.ビジオのソロ
- 7回にゲレーロJr.の2ラン
- 9回にR.テレスの2ラン
一方のレッドソックスは2回のサンダー・ボガーツのソロ、7回にB.ダルベックのソロなどで4点を返すにとどまった。
6月18日 CLE 10-11 PIT
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 3 | 0 | 10 | |
5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | x | 11 |
パイレーツは初回に5点をあげると、6回にも5点をあげリードを10点に広げた。しかし7回にインディアンスが反撃に転じ、二死からC.ヘルナンデスの満塁本塁打などで6点をあげると、8回にも二死満塁からR.リベラが走者一掃のタイムリーを放ち、ついに1点差に。パイレーツは9回に連打で一死1,2塁のピンチを招くものの、後続を断ち切り辛うじて逃げ切った。
- 6月23日【WSN 13-12 PHI】
- フィリーズは5-5で迎えた5回裏にアンドリュー・マカッチェンの満塁本塁打で勝ち越すが、直後の6回表にジョシュ・ベルの満塁弾返しなどで6点を失い逆転される。11-10で迎えた8回裏に逆転するものの、またも9回に逆転を許し敗れた。
- 7月6日【PHI 15-10 CHC】
- フィリーズは初回に4番アンドリュー・マカッチェンの満塁本塁打が飛び出すと、7回にはブライス・ハーパーの3ランなどで6点をあげ、終盤のカブスの追い上げを振り切った。
7月16日 SD 24-8 WSN
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 7 | 1 | 1 | 1 | 6 | 0 | 4 | 1 | 24 | |
3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 8 |
MLBオールスターゲーム明けの初戦。パドレスは初回に2点をあげ、さらにダブルスチールをかけて本盗に成功する。しかしその裏にフアン・ソトに3ランを浴び、一死も取れずに同点にされてしまう。
パドレスは2回表に3四球で満塁とすると、J.クロネンワースのタイムリーで勝ち越し、W.マイヤーズの満塁本塁打で10点目をあげた。クロネンワースは3回に三塁打、5回にソロホームランを放ってサイクル安打に王手をかけると、6回には早くも5打席目を迎え、ショートへの内野安打でサイクル安打を達成した。
毎回得点は7回に途切れたものの、22安打で球団最多となる1試合24得点を記録した。
- 7月19日【NYM 15-11 CIN】
- メッツは初回にピート・アロンソとJ.マクニールの二者連続弾で3点を先制する。しかしその裏にフィルダースチョイスが絡んで4失点で逆転、2回裏にもフィルダースチョイスから3失点を喫する。チームは5回表に同点に追いつくと、10-10の延長11回表にK.ピラーとM.コンフォートの二者連続弾などで5点を勝ち越し決着をつけた。
7月28日 DET 17-14 MIN
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 2 | 0 | 8 | 0 | 3 | 0 | 0 | 4 | 17 | |
0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 6 | 2 | 14 |
タイガースは4回表に打者一巡の猛攻で8点をあげ、リードを10点に広げる。対するツインズはその裏に先頭のM.サノがソロホームランを放つと、三連打で無死満塁に。続くR.ジェファーズが7球粘って満塁本塁打を放つと、こちらも打者一巡で再び満塁とし、M.サノのタイムリーで6点目をあげた。
ツインズは7点差とされた8回にも打線が爆発し、先頭からHR→HR→四球→HR→左飛→二塁打→三振→HRで6点をあげ、1点差にまで詰め寄る。しかし9回表に二死満塁から連続タイムリーを浴びて4点を失ってしまう。その裏にJ.ポランコの2ランで粘りを見せるものの、その後は三者凡退。両チーム16安打ずつの乱打戦はタイガースに軍配が上がった。
ちなみにツインズはM.サノとR.ジェファーズが2本塁打などチーム7本塁打だったのに対し、勝利したタイガースは1本も本塁打がなかった。
8月9日 NYY 8-6 KC[1]
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 3 | 8 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 6 |
ロイヤルズ先発はカルロス・ヘルナンデス、ヤンキース先発はジェイムソン・タイヨン。両先発の好投で、6回まで両チーム無得点という投手戦で始まる。7回にヤンキースが先制して均衡を破ると、ロイヤルズはその裏に1点を返して同点に。8回に再びヤンキースが1点を勝ち越すが、ロイヤルズも1点を返して追いついた。ヤンキースは9回にルーク・ボイトのソロホームランでリードするも、ロイヤルズは2アウトからランナーが出ると、ニッキー・ロペスのタイムリーで三たび同点に。タイブレークに突入した延長10回表にヤンキースは2点をあげるが、ロイヤルズも譲らず2点を返し、4イニング連続で同点となった。そして11回表にヤンキースが3点をあげると、ロイヤルズは2アウトから1点を返してサヨナラのチャンスを作るものの、カルロス・サンタナがサードゴロに倒れ力尽きた。
9月6日 TB 11-10 BOS
1 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 11 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 10 |
レイズは1-7で迎えた4回表、二死満塁でネルソン・クルーズがフライを放つと、相手のエラーの間に全員が生還し4点をあげる。レイズは6回から毎回得点をあげてレッドソックスに追いすがり、9回に同点までこぎ着ける。タイブレークに入った延長10回に2点をあげるものの、その裏に1点を失いさらに二死満塁のピンチに。それでも最後はショートゴロに打ち取り逆転勝利した。
9月11日 TOR 11-10 BAL
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 2 | 1 | 2 | 2 | 0 | 4 | 11 | |
2 | 3 | 2 | 3 | 0 | 0 | 0 | 10 |
7イニング制のダブルヘッダー1試合目なのにとんでもない乱打戦に。というかブルージェイズ多くね?
オリオールズが3本の2ランなどで得点をあげると、ブルージェイズも2本の2ランと3本のソロで応戦。7-10で迎えた7回表に2点をあげ、さらにG.スプリンガーの逆転2ランで試合を決めた。両チーム合計で2ラン6本、ソロ3本。ピッチャーは何をしていたのだろうか…
その翌日の試合がコレ▼
9月12日 TOR 22-7 BAL
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 1 | 10 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 22 | |
0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 7 |
同一カード4連戦の最後。
ブルージェイズは初回にグリエルJr.の満塁本塁打などで5点を先制する。オリオールズも3本のソロなどで得点するものの、3回表のT.ヘルナンデスの満塁本塁打で勝負はついていた。
結局この4連戦は3-6、11-10、11-2、22-7で、ブルージェイズは4試合で計47得点も記録した。
9月16日 CHC 8-17 PHI
0 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 3 | 5 | 2 | x | 17 |
フィリーズは3回表に7点のリードを許すが、4回裏にはこちらも7点をあげ、同点に追いつく。終盤には3イニングで10得点をあげて勝ち越し、序盤に大差をつけられたにも関わらず結果的に大差で勝利した。
2022年(8試合)
5月15日 SF 6-15 STL
カージナルスは初回にポール・ゴールドシュミットのホームランで先制。3回以降は毎回のように得点をあげてジャイアンツを圧倒する。先発のアダム・ウェインライトが7回3安打2失点でマウンドを降りると、9回には4番手として42歳のアルバート・プホルスが自身2988試合目の出場で初の野手登板を果たした。2本塁打などで4点を失うものの、今季限りで引退するレジェンドが試合の最後を締めた。
ちなみにこの試合ではジャイアンツのルイス・ゴンザレス外野手も8回途中から野手登板し、6人の打者と対戦して被安打1に抑えている。9回裏にはプホルスから3ランホームランを放った。
5月22日 STL 18-4 PIT
カージナルスは2回に6点など序盤から大量得点をあげ、中盤以降もアルバート・プホルスの2本塁打などで18-0と突き放した。9回にはこちらも今シーズン限りでの引退を表明しているヤディアー・モリーナ捕手がマウンドへ。パイレーツの筒香嘉智などにホームランを打たれ4点を失ったが、1回を投げきった。
5月29日 TOR 11-10 LAA
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 11 | |
1 | 1 | 4 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 10 |
エンゼルスは初回に大谷翔平の10号ソロホームランで先制するが、直後の2回表に先頭打者がエラーで出塁したのをきっかけに2点を失い、逆転される。しかし直後の2回裏に先頭のルイス・レンヒフォが三塁打を放ち、相手の送球が逸れるあいだに本塁まで到達して同点に追いついた。
ブルージェイズは3回表に1点を勝ち越し、さらに二死満塁から押し出し四球とライメル・タピアのタイムリーで3点を追加する。しかしその裏、先頭のテイラー・ウォードに四球を与えると大谷翔平の2打席連続となる11号ツーランで2点を返される。その後一死1,3塁となったところで先発のホセ・ベリオスは降板。代わった投手もマックス・スタッシに同点タイムリーを打たれ、またも追いつかれてしまった。
エンゼルスは4回裏に先頭のタイラー・ウェイドが四球を選び、テイラー・ウォードのホームランで2点を勝ち越す。6回裏にも先頭のタイラー・ウェイドが四球を選び二盗に成功、テイラー・ウォードのタイムリー二塁打で1点を追加した。
ブルージェイズは6-9で迎えた7回表に一死満塁から押し出し四球とライメル・タピアのタイムリー安打で2点を返し、なおも満塁の場面でテオスカー・ヘルナンデスが四球を選んで同点に。さらに勝ち越しのチャンスだったが、続くジョージ・スプリンガーは併殺打に倒れ得点できなかった。
追いつかれたエンゼルスはその裏にマックス・スタッシのソロホームランで1点を勝ち越すものの、8回表にボー・ビシェットのソロホームランでまたも追いつかれてしまう。その後二死2塁から代打ブラディミール・ゲレーロJr.を敬遠してルルデス・グリエルJr.と勝負するが、勝ち越し二塁打を打たれこれが決勝点となった。
大谷のホームランが出た試合では7戦全勝だった今シーズンのエンゼルスだったが、これが初めての敗戦に。ブルージェイズには4タテされて5連敗となった。
6月21日 KC 12-11 LAA
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 1 | 2 | 0 | 2 | 12 | |
0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 0 | 3 | 0 | 1 | 11 |
エンゼルスは先発のデトマーズが4回までに5点を失い、序盤からリードを許す展開となる。5点差の6回に大谷翔平の3ランホームランなどで1点差に迫るが、7回にはリードを2点に広げられた。それでもその裏、大谷の犠牲フライとジャレッド・ウォルシュの三塁打で同点に追いついた。
エンゼルスはいつものように救援陣が振るわず、8,9回にかけて3点を勝ち越されてしまう。しかし打線は諦めていなかった。チームは9回裏一死2,3塁の場面で大谷がまたも3ランホームランを放ち、試合を延長戦に持ち込んだ。
10回表は三者凡退に抑え、その裏に一死1,2塁のチャンスを作るが得点できず。そして延長11回に案の定リリーフ投手が打たれ2点を勝ち越される。その裏に一死1,3塁から大谷の犠牲フライで1点を返すものの、この日3安打のウォルシュが邪飛に倒れ試合終了。大谷は自己最多&日本人選手最多となる1試合8打点を記録した。なおエンゼルスは一度もリードを保つことなく敗れた。
ちなみにウォルシュはこの試合で本塁打、二塁打、三塁打と今シーズン2度目のサイクル安打に王手をかけていたが、7回以降は安打が出なかった。
7月22日 TOR 28-5 BOS
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 7 | 4 | 11 | 2 | 0 | 0 | 1 | 28 | |
0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 |
ブルージェイズは3-0の3回に3点をあげ、二死満塁からライメル・タピアの打球はセンターへのフライに。少し残念そうな感じで一塁へ向かうタピアだったが、この飛球をセンターの野手が見失いボールは背後のフェンス際に落下する。レフトの野手がボールを追いかける間に、タピアは全力疾走で三塁を蹴り本塁へ。球団史上2人目となるランニング満塁ホームランでさらに4点を加えた(ちなみに1989年に球団で初めて記録したジュニオール・フェリックスも同じフェンウェイ・パークでのレッドソックス戦だった)。
チームは4回にも2本塁打などで4点、5回には二死走者なしから12打者連続で出塁して一挙に11得点をあげる。この時点で25-3として一試合最多得点の球団記録を44年ぶりに更新した。チームは6回と9回にも得点し最終的に28得点で圧勝。一試合29安打の球団新記録と先発全員複数安打もマークした。(ルルデス・グリエルJr.は7打数6安打の固め打ち)
敗れたレッドソックスは4本塁打で5得点をあげたが、先発のイオバルディが3回途中9失点で降板すると続く3投手もそれぞれ5失点、8失点、5失点(自責点4)と火に油を注いでしまう。失点しなかったのは各1イニングを投げた5番手のジェイク・ディークマンと6番手・澤村拓一だけだった。
大敗したレッドソックス、実は昨年のブルージェイズ戦でも味方投手が8本塁打を浴び14点差で大敗したという試合がある。ときおり打線が爆発するこのチームとは特に相性が悪いのかもしれない。
8月19日 BOS×BAL
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 2 | 2 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 10 | |
0 | 3 | 3 | 4 | 5 | 0 | 0 | 0 | x | 15 |
レッドソックスは2回表にエンリケ・ヘルナンデスのタイムリー二塁打で2点を先制するが、直後の2回裏にホルヘ・マテオに3ランホームランを打たれ逆転される。チームは3回表にも2点をあげて逆転するものの、その裏にアンソニー・サンタンダーの2ランホームランで再度逆転される。さらに一死2,3塁から犠飛で追加点を許すと、4回裏にはアドリー・ラッチマンとライアン・マウントキャッスルの2ランホームランでリードを広げられた。
レッドソックスは4-10の5回表に先頭打者が相手のエラーで出塁すると、連打で1点を返し、二死満塁からトミー・ファムの3点タイムリー二塁打などで5点をあげて1点差まで迫る。しかしその裏にラモン・ウリアスのソロホームランやアンソニー・サンタンダーのエンタイトルツーベースなどで5点を失い、リードを再び広げられた。チームは6回に1点を追加して以降は毎回走者を出すものの得点につながらず、点差を縮めることができなかった。
9月20日 TOR×PHI
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 4 | 4 | 18 | |
0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | 5 | 1 | 11 |
ブルージェイズは初回にマット・チャップマンの3ランホームランで先制すると、その後も小刻みに得点を重ねていく。対するフィリーズは4回に1点を返すと5回には先頭打者ホームランから5連打で4点を追加した。
ブルージェイズは10-5で迎えた8回に無死満塁から2本のタイムリー安打などで4点を加える。フィリーズもその裏に無死満塁のチャンスを作り、押し出し四球と内野ゴロで2点、さらにカイル・シュワーバーの3ランホームランで4点差に迫った。
さらにブルージェイズは9回にもジャッキー・ブラッドリーJr.の3ランホームランなどで4点をダメ押し。その裏にJ.T.リアルミュートのホームランで1点を返され、失策もあって二死満塁のピンチを招くものの、続く打者を打ち取って両軍合計36安打の打撃戦を制した。
9月24日 HOU×BAL
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 4 | 11 | |
0 | 0 | 0 | 5 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | 10 |
アストロズはメジャー新記録となるシーズン25試合連続QS中のフランバー・バルデスが先発。チームは3回にホセ・アルトゥーベの2ランで先制するが、バルデスは4回裏に味方のフィルダースチョイスもあって無死満塁のピンチを招く。セドリック・マリンズの2ランなどで5点を失うものの、直後の5回に味方が4点を取って再びリードを奪う。バルデスは5回にアンソニー・サンタンダーに同点ソロを浴びると、6回に逆転のタイムリー安打を打たれたところで降板。5回⅓を7失点(自責点4)となり、シーズンをまたいだ26試合連続QSのメジャー記録には届かなかった。
8回に追いついたアストロズだったが、その裏またもアンソニー・サンタンダーにホームランを打たれ2点を勝ち越される。チームは9回に一死満塁のチャンスを作り三ゴロの間に1点を返し、カイル・タッカーの二塁打で同点に。さらにユリエスキ・グリエルの2点タイムリー安打で勝ち越しに成功する。9回裏には先頭打者にホームランを打たれ1点差になるものの、その後は三者凡退に抑えて勝利。ドジャースに続いて2チーム目となるシーズン100勝をあげた。
2023年
4月9日 TOR×LAA
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 4 | 0 | 0 | 2 | 12 | |
3 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 1 | 11 |
ブルージェイズ先発の菊池雄星は初回にハンター・レンフローの2ランなどで3点を先制される。3回には大谷翔平にも2ランを打たれ、5回途中6失点で降板。しかしここまで無失点投球を続けてきたエンゼルス先発のリード・デトマーズが6回に満塁ホームランを浴びて2点差となり、続く打者にセーフティバントを許したところで降板した。替わった投手が投ゴロをエラーしたことでピンチが拡大。2アウトからケビン・キアマイアーに三塁打を打たれ同点に追いつかれた。
エンゼルスは7回に4点を勝ち越されたが、3点差の9回二死満塁の場面でアンソニー・レンドンが四球を選び、さらにレンフローの2点タイムリーで追いついた。タイブレークに入った延長10回に6人目のカルロス・エステベスが連続タイムリーを打たれ2点を失う。エンゼルスはその裏に再び二死満塁からマイク・トラウトの押し出し四球で1点差に迫る。逆転サヨナラの好機で大谷に打席が回るが、ここはワンポイントリリーフで登板したティム・メイザが抑え、ブルージェイズが逃げ切った。
4月24日 OAK-LAA
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 11 | |
0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 2 | 10 |
アスレチックスは初回にブレント・ルッカーとヘスス・アギラルの二者連続弾で2点、2回にはケビン・スミスの3ラン、3回には再びルッカーとアギラルの連続弾で7点をあげる。エンゼルスは7-2の6回に3本のタイムリーなどで5点を返して同点に追いつく。その後1点リードの9回に登板したハイメ・バリアが一死満塁から押し出し四球を与えて試合は延長戦に。10回も続投したバリアは味方のフィルダースチョイスもあり3失点。その裏に先頭のブランドン・ドルーリーがこの日2本目のホームランを打って1点差に迫り、その後一死1,2塁のチャンスを迎えるが後続が続かずアスレチックスが勝利した。
4月29日 SF-SD
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 11 | |
2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 0 | 2 | 4 | x | 16 |
パドレスは初回二死1,2塁の場面でネルソン・クルーズの打球が相手ピッチャーのマナイアを直撃。この間に先制し、さらにサードの悪送球もあり一塁走者も帰って追加点をあげた。
ジャイアンツは3点ビハインドの3回表にブランドン・クロフォードがポール際にホームラン性の打球を放つが、これはビデオ判定の結果ファウルとされる。再び打席に戻ったクロフォードは今度こそ文句なしの打球をレフトスタンドに運ぶ。ラマン・ウェイドも続いて2点を返すが、その裏にクルーズのホームランなどでリードを広げられた。ジャイアンツは2-5の4回にミッチ・ハニガーの3ランホームランで同点に、さらにタイロ・エストラーダの3点タイムリー二塁打で勝ち越しに成功した。しかし、その裏にフアン・ソトとザンダー・ボガーツの二者連続弾で1点差に迫られると、4回にはフェルナンド・タティス・ジュニアに2ラン、続くマニー・マチャドにもホームランを浴びて逆転を許した。
パドレスは7回表に登板した4番手ウィルソンがブレイク・セイボルに2ランを打たれ同点にされ、さらにデビッド・ビヤーのソロホームランで勝ち越されるが、11-10の7回にマニー・マチャドの2ランで再び逆転すると、8回にトレント・グリシャムとネルソン・クルーズのタイムリーで4点を追加した。9回は8回から続投したニック・マルティネスが三者連続三振で締め、パドレスが乱打戦を制した。
両チーム合わせて11本塁打(うち二者連続弾4回)10選手による本塁打はメジャー記録に並んだ。またこの試合はメキシコの球場で行われ、この日ホームランを打ったザンダー・ボガーツはアメリカ、カナダ、イギリスに続きメジャー初の4ヵ国で本塁打を記録した。
7月15日【HOU-LAA】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 5 | 2 | 1 | 0 | 12 | |
0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 3 | 1x | 13 |
エンゼルスは2回裏にルイス・レンヒーフォの3ランで先制するが、3回、4回に2点ずつ失い逆転される。7回には2番手のクリス・デベンスキーがホセ・アブレイユに3ランを浴びるなど5失点を喫し9-3とリードを広げられる。それでもその裏にザック・ネトの2ランなどで3点差に迫ると二死1,2塁からマイク・ムスタカスの同点3ランで6点差を追いついた。
エンゼルスはいつも通りリリーフ陣が振るわず、8回表にチャス・マコーミックの2ランで勝ち越しを許すと9回にもタイムリーを打たれ3点差に。しかし9回裏に先頭の大谷翔平が33号ソロで1点を返し、続く打者も連続で出塁すると無死満塁から相手のパスボールで1点差、その後一死2,3塁からハンター・レンフローのタイムリーで再び追いついた。サヨナラのチャンスだったがここはアストロズの抑えライアン・プレスリーが粘り、試合は延長戦に入った。(ちなみにプレスリーはこの日大谷にホームランを打たれるまで42打者連続無安打に抑えていた)
タイブレークの延長10回表はカルロス・エステベスが無失点に抑え、その裏に一死1,2塁の場面でテイラー・ウォードの打球はセカンドへの併殺打と思われたが、これがショートの悪送球を誘い二塁ランナーがそのまま本塁へ。乱打戦を制したエンゼルスは連敗を6で止めた。
ちなみに7回以降に6点差を追いつき、その後さらに3点リードを許しながら逆転勝利したのは、1930年9月16日のパイレーツ戦で14-15で逆転サヨナラ勝利をあげたフィラデルフィア・フィリーズ以来93年ぶり[2]とのこと。この試合では7回表終了時10-2から7回裏に3点、9回裏に5点をあげて追いつき、延長10回に4点を勝ち越されながらもその裏に無死満塁から三者連続四球で3点を返し、さらにFred Brickellの2点タイムリーで試合を決めた。
7月16日【HOU-LAA】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 9 | |
0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 1 | 8 |
前掲の翌日の試合がコレ。
エンゼルスは1-1の4回にルーキーのトレイ・キャベジの2点タイムリーで勝ち越しに成功する。先発のタイラー・アンダーソンが3回で負傷降板となりチームは小刻みな継投に入るが、1-3の7回表にアストロズのチャス・マコーミックとジェイコブ・マイヤーズにソロHRを打たれ追いつかれてしまう。それでもその裏にザック・ネトのタイムリー二塁打で再び勝ち越すと、二死満塁からテイラー・ウォードの走者一掃となるタイムリー二塁打で3-7とリードを広げた。
エンゼルスは8回に抑えのカルロス・エステベスを投入するものの、昨日と同じイニングにまたもマコーミックに2ランを浴びる。2点リードの9回にはハイメ・バリアがマウンドに上がるが、先頭を四球で歩かせると一死2,3塁から三ゴロの間に1点を返され、続くアレックス・ブレグマンに逆転の2ランを打たれてしまう。さらにカイル・タッカーにも二者連続となるソロを打たれバリアは4失点。中継ぎは今日もダメだった。
9-7の9回裏には大谷翔平が2試合連続の34号ソロで1点を返し、その後二死1,2塁とチャンスを作るが、マット・タイスの打球は右翼タッカーの好守備に阻まれ、前日の再現とはならなかった。
7月18日【ARI-ATL】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 5 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 1 | 3 | 16 | |
5 | 0 | 0 | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 13 |
ダイヤモンドバックスは初回に2点を先制するが、直後に先発のザック・デイビーズが5点を失い逆転される。それでも2回に先頭のエマヌエル・リベラがホームランを放つと一死2,3塁からケーテル・マルテのタイムリー二塁打で同点に。コービン・キャロルは三振に倒れるがワイルドピッチとなり、捕手の悪送球もあり振り逃げを狙ったキャロルは一気に三塁まで到達、その間に二走のマルテが帰り勝ち越した。
ブレーブスは8-5の4回に1点を返し、さらにオースティン・ライリーの逆転3ランでデイビーズをKO。5回にはオーランド・アルシアの2ランでリードを広げた。
ダイヤモンドバックスは8-11の6回にキャロルのタイムリー内野安打とクリスチャン・ウォーカーの逆転3ランで再びリードを奪い返すが、その裏にまたもライリーに2ランを浴び逆転されてしまう。それでも8回に死球で出塁したキャロルが二盗、さらにウォーカーとダブルスチールにも成功。ルルデス・グリエルJr.の三ゴロで本塁を狙ったキャロルはアウトになるが、続くドミニク・カンゾーンのタイムリーで1点を追加して13-13の同点に追いついた。そして9回に相手のエラーも絡み3点を勝ち越す。その裏はケビン・ジンケルが三者連続三振で締めた。
なおこの日は他にも【タイガース10-11ロイヤルズ】【ホワイトソックス10-11メッツ】【ジャイアンツ11-10レッズ】など対戦チームの双方が二桁得点する試合が多数あった。同日に両チーム二桁得点4試合は1996年5月17日、2000年5月5日の3試合を上回り、1894年7月4日と7月9日に並ぶメジャー最多記録となった。
9月9日【BAL-BOS】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 4 | 2 | 0 | 2 | 3 | 0 | 1 | 13 | |
2 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 3 | 0 | 3 | 12 |
オリオールズは1-2の3回表にアンソニー・サンタンダーのタイムリー二塁打で同点に追いつくと、二死2,3塁からアーロン・ヒックスの3ランで勝ち越しに成功する。4回にはジェームズ・マッキャンの2ランでリードを5点に広げるが、その裏に2点を返されたところで先発のフラーティは降板。サードのエラーもあり1点差となる。
オリオールズは6回表にジョーダン・ウエストバーグとマッキャンの連続ソロで2点を追加すると、7回にはガナー・ヘンダーソンの3ランで12-6に。4点差の9回裏には二死満塁から連続タイムリーを浴びて1点差まで迫られるが逃げ切った。
2024年
3月21日【SD-LAD】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 0 | 4 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 15 | |
1 | 1 | 4 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 11 |
MLB史上初の韓国開催。その第2戦のドジャースの先発は、前年までオリックス・バファローズに所属し3年連続で投手四冠を獲得した山本由伸。しかし球に慣れていなかったのか制球が定まらず、1回5失点でKO。パドレスは3回に4点、4回に2点と引き離すも、ドジャースも食らいつき、5回裏にはムーキー・ベッツのシーズン初ホームランで8-10と2点差に縮める。8回にはウィル・スミス、ベッツがタイムリーを放ってついに1点差としたが、9回にマニー・マチャドが3ランホームランを放ってこれで勝負が決まる。デビューした山本が敗戦投手となった。
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関連項目
脚注
- *【MLB】ヤンキースが粘り勝ち 7回から4イニング連続で同点に追いつかれる史上初の珍事(2021年10月25日閲覧)
- *アストロズ歴史的逆転負け 93年ぶり試合展開 7回6点差以上追い付かれ再び3点リードも敗戦 - 日刊スポーツ(7/16(日) 16:11配信)フィリーズのスコアはBaseball-Referenceを参照しました。
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