ARAKAKIとは、暴投(ワイルドピッチ)のことである。主に2chのプロ野球板、野球chで使われる用語。
暴投に関してはWikipediaの当該項目を参照。
概要
由来は、福岡ソフトバンクホークス(用語が誕生した当時)の投手・新垣渚。
2007年、新垣は新たに習得したシュートのすっぽ抜けが続出し、1試合4暴投(プロ野球タイ記録)を記録するなど暴投を連発。7月11日には石井一久の持つシーズン20暴投のプロ野球記録に並び、次回登板で2暴投してあっさりと記録を更新。その後は怪我で戦線離脱するものの、最終的にはシーズン25暴投というプロ野球記録を残した。
そのあまりの暴投っぷりからスポーツ紙で「暴投王」と呼ばれ、プロ野球板では新垣=暴投の図式が定着。暴投そのものがARAKAKIと呼ばれるに至った。
なお、新垣は2008年も開幕から暴投を連発、1イニング3暴投のプロ野球タイ記録、1試合5暴投のプロ野球新記録を打ち立て、そのまま不振で二軍落ち。シーズン終盤に復帰後は暴投は激減したが、シーズン15暴投で2年連続最多暴投という不名誉な記録を残した。
新垣は2014年シーズン途中にトレードで東京ヤクルトスワローズに移籍したが、ここでも移籍後初登板で2暴投、2試合目は1試合4暴投のセ・リーグタイ記録をマークする炎上で二軍落ちした(余談だが、1試合4暴投のセ・タイ記録保持者は他に高井雄平(2回)とオーランド・ロマンがおり、全員スワローズの選手である)。
その後も順調に暴投を重ね続けた新垣は、2016年5月17日にNPB史上3人目の通算100暴投を達成。村田兆次(通算148暴投、通算投球回3331と1/3回)、石井一久(通算115暴投、通算投球回2153と1/3回、MLBは除く)に次ぐ記録だが、この時点での新垣の通算投球回1070と1/3回でありダントツで最速のペース。
とはいえ、これほどの暴投を記録しながらも10年以上一軍で投げ続けているのは実力の証であろう。
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関連項目
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