Rūninとは、猿渡哲也の漫画である。週刊ヤングジャンプに2015年の間だけ連載されていた。単行本化に当たり「Runin」と微妙に改題されている。副題は「The RONIN in the Ruined city」。
概要
アインシュタインの引用で幕を開ける、大災害や未知のウイルス、そして核戦争によって焼き尽くされた世界のマンハッタンを舞台とする、終末アクション。
連載が続けば世界中を旅する大作になりそうな気配もあったが、人気が出ず単行本二巻をもって早々に打ち切られてしまった。
正直、猿先生の少々危険な思想が浮き彫りになっているので、短いとはいえ人に勧めにくい作品である。
あらすじ
終末戦争によって世界が崩壊した後のアメリカ合衆国マンハッタン島。
獣のような人間の吹き溜まりとなった陸の孤島を舞台に、ハーフの少年・タケルはストリートチルドレンたちと共に日々を逞しく生きていた。
しかし、師であるガモンと、彼を狙う白人系武装集団の親玉ビッグ・アイとの間で争いが勃発し、タケルも巻き込まれていく。
そしてその戦闘の中で、タケルは自らの隠された出生と呪われた運命を知ることとなる。
登場キャラクター
- タケル
- イタメシ屋の用心棒として働く13歳の少年。白人と日本人の混血。幼い頃からガモンに人殺しの英才教育を施されてきた。左足をスーパー義足というメカフットにしている。メイン武器は日本刀。
- 菊乃我門
- “人斬りガモン”と呼ばれる、人間を超えた剣技を誇るタケルの師匠。古い価値観に囚われた融通の利かない潔癖すぎる正義漢で、普段は自警団をしており、タケルがピンチに陥ると颯爽と駆けつける。かつての闘いで左手を失い義手にしている。
- マスター
- タケルが働くイタリアンレストランのマスター。投げナイフの達人。
- トワ
- ストリートチルドレンの中でお姉さん的な存在のボクっ娘。ヒロインっぽい存在だが即行で猿空間送りとなってしまう。
- 奴隷商人のスネーク
- 特徴的な形状のナイフを扱う黒人の奴隷商人。生命力が高い。
- 哀しみのレイベン
- 自分の妻と子供を食ったと噂される、カラスを引き連れた殺し屋。盾と矛、両方を兼ね合わせた特殊合金のマントを扱う。
- ビッグ・アイ
- 白人系ギャング「アーリアン・ファミリー」を率い、無政府状態のマンハッタンに君臨する悪人。“悪い未来”を見通すことができる。
- コモドドラゴン
- ビッグ・アイが飼育している爬虫綱有鱗目オオトカゲ科オオトカゲ属に分類される危険なトカゲ。
関連動画
関連リンク
関連項目
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