ニコニコ大百科

>>569
脳や神経に接続する系も技術としては滅茶苦茶難しい
関節の周波数取って適宜合成するとか機械学習を使うとかすれば、腕を動かす程度ならどうにかなるが、立つのはまず不可能で、かつ適切なフィードバックを与えるようにしないと体性感覚が機能しないからユーザビリティが格段に落ちるし、その辺が疎かならわざわざ人型である必要がなくなる
そもそも、大体積・大質量になるほど制御が面倒になるのに制御を人間の運動野に投げること自体が無理難題で、ロボット側である程度スケーラブルしないといけないのにも関わらず、こういう類は非線形系だからスケーラブル困難な上、仮に正確なスケーラブルできるアルゴリズムなりリソースなりがあるなら最初からロボット側で全部処理しろって話になる

結局人型ロボットは専門的に突き詰めていくと、どんな手法を取ろうがロマン（やりたいこと）に対する各種要求値が高すぎて、ロマンが価値になるホビー系以外では産廃にしかならない

人型が一番効率が良いのはサイズも重量も人並みにして人と同じ場所で使う場合
「乗りこむロボット」をやってる限りはどうやっても無理だけど

バルキリー「人間（ゼントラーディ）サイズです」

宇宙で戦うのは普通に危なくないかと思う
色んな意味で

危なくない戦いってそれゲームかスポーツでは

限りなくリアルで、人間的に動く機体

少し浮く程度の噴射動力と、大型の車輪がある、惑星開拓多目的車
クレーン付きトラックのようなアームが二つあり、先端はクレーン・バックホー・機関銃・握って採取する手に換装できる

ガンダムが一番リアルロボットしてるのって避難民とのアレコレで起こる揉め事辺りだよなって

ガンダムもボトムズも、あとヤマトもだけど、
「広い世界のどこにでもありふれた話」的な部分は続編で真っ先に削ぎ落とされて、
「主人公の周りでしか戦争が起こってない世界」になりがちである。
こういう普遍性を残したのはマクロスくらいだろう

人とサイズが同じで人と同じ場所で使うも戦闘用だと鹵獲される危険と
コストが他の兵器より高くて弱いとそのコストで他の兵器を作ったほうがマシになる

やっぱ操縦系としてはパシフィック・リムみたく(厳密にはちょっと違うが)マスタースレーブが一番最短なのかなー。

人間の適応力は個人差が激しいけど、高い人間ならフォースフィードバックを合わせれば制御は出来そうな気がする。

>>580
それどころか、兵器運用が主＆ソフトウェア側で自動補正かける前提ならゲームパッドで十分
実際、戦争系のFPSはゲームパッド程度の操作量で十分な動き出来るし、研究室レベルのロボットもゲームパッドで動いてることが多い
さらに言えば、コストが滅茶苦茶安価で本当に兵器向き

あと、マスタースレーブは乗り込む前提だと、ロボット側の挙動や状態に影響されて操縦者が意図せず動いてしまうことで動きが発散してしまう可能性があるし、その辺に再現性重視で下手な補正かけるとユーザビリティがゴミと化すならまだましで、他の制御と干渉して共倒れする危険性さえある

「人が操縦できるロボット」ってコンピュータのみで過不足なく動けることが前提になるから、動かす分にはわざわざ「人が操縦する必要はない」ってのは割と忘れられがち
人が操縦する場合に求められてるのは操縦能力ではなく状況判断能力・問題解決能力の方だから、極論言葉（自然言語）で命令するだけでいい

>>581
">>568
ななしのよっしん
2021/03/26(金) 03:46:30 ID: Z/3iMBsWPK"

それが無理って話をあなたがしてたから、マスタースレーブが「一番実現が早い(実用的とまでは言ってない)んじゃないか」と書いたんだが、時間が経って心変わりでもしたの?

>>582
マスタースレーブだとしても
>>「人が操縦できるロボット」ってコンピュータのみで過不足なく動けることが前提になる
からどの道五十歩百歩で、仮に前提条件を満たした上で最良の操作方法を考えるとゲームパッド（か音声認識）になるって話で、「人型ロボット作れるなら、その技術で別のもの作った方が良い」ってあれに近い
人間が意識的に制御できる可能な部分っていうのは意識できる部分に限られてて、人型ロボットなんて面倒な制御をしてるロボットを操縦するなら意識不可な部分の制御はロボットのソフトに投げないといけないってのはあらゆる操作方法に共通すること
「フォースフィードバック」の提示にしたって、各種センサー情報等からそれを正確に計算するのがそもそも無理難題な上（マスタースレーブでいろんな場所を歩くとか言い出すなら尚のこと）、汎用性の高い提示用ハードまで作らないといけない面倒っぷり
その辺加味しても、提示を無視していい上に、動作をある程度決め打ちすることになる分ゲームパッドの方が実現"は"早いというか、小さい人型ロボットに関しては実際にそうだった

無理難題かは別として
マスタースレーブで歩けるほどのフィードバック機能（解析機能）を備えたコンピューターを搭載しているなら自動操縦でいいんじゃね？になるし
ガンダムシリーズの「全天周囲モニターの画像は加工されたCG」と言う設定も同類
画像を解析したうえでCGに置き換える暇があるなら自動操縦ぐらい余裕やろ
質量を持った残像だって肉眼で見ない限りは（モニター越しでは）人間も騙されるわけだし

>>584
CG置換のような一度外界の情報取り込んだからコンピュータ内で完結するものと、最終出力が実世界に作用する自動操縦って実装難度に天と地の差があったりする
コンピュータ内で完結できないものって、システムが複雑になるほど理論（アルゴリズム）上は完璧に動くはずなのに動かないってのがザラで本当に面倒
現状の技術でも、CG置換に関しては十分に高性能なコンピュータ用意すればいける（から「どうやって計算量削って高速化するか」に移りつつある）けど、自動操縦はそんなコンピュータがあっても実用に耐えるレベルで動いてくれなくて無理

あと、あの手のロボット作品だと、宇宙での実用にさえ耐える宇宙線障害に強い高性能CPUをどうやって作ったのかは結構気になる
そんな感じで、色々な部分に誤魔化しがある「深く考えたら負け」なジャンルの一つ
まぁそれを大真面目に深く考えようとして研究者・技術者になったって人は一定数いるから悪いものではないけども

空想科学大戦３巻というお手本。
「そもそも巨大ロボが２足歩行であるけねーよ！」
で落ちを付けた。

三次元格闘戦がしたいなら飛行形態に変形した方が早くね？　とも思う。ヴァルキリーやフラッグカスタムみたいなの増えろ

>>585
既に現実世界でもAIがエースパイロットに圧勝したって話があってね
まぁフライトシミュレーションの話だが（ただしゲームではなく米軍が使っている本物）
そりゃ単にCG置換する「だけ」なら今でも可能でしょ
問題なのは「画像の意味」を理解する能力なわけで（所謂画像認証も同じ理由）
理解する能力が無いならCG置換で無駄なマシンパワーを消費せずにカメラ画像をそのまま映せば良いじゃん

>>588
問題にしているのは、アルゴリズム（≒自動操縦精度や意味理解能力）云々ではなく、それを実世界に引っ張り出した時のズレ
カオス理論の初期値鋭敏性じゃないが、シミュレーション上では考慮できないパラメータ（機体の歪みとか色々）が無数にあるせいでどうしてもズレて、このズレはアルゴリズムの精度やマシンパワーではどうしようもないから、実用的な代物を作る時の難度に差があるって話
仮にエースパイロットに圧勝したAIをリアルの戦闘機に積んで飛ばしても恐らく10分も飛んでられない
シミュレーションしてから3年後の2023年から実物使って実験やるって言ってるのもそういう理由で、この段階でコンピュータ上で完結するシステムとは3年差が付いてるし、ハード使うと実験サイクルがどうしても遅くなるから更に差が開く

平成ガメラ三部作や仮面ライダークウガを考えれば、主人公の乗るロボットや敵勢力が人知を超えた超存在でも、自衛隊や警察に当たる組織や社会情勢や人間ドラマがリアルならリアルロボットととして十分合格点じゃないか。
巨大人型ロボットを兵器として優れてるみたいに扱うよりよほど説得力がある

>>590
まあフィクションでの社会情勢や人間ドラマのリアルも「フィクション的・エンタメ的なリアル」であって現実（リアル）とは程遠かったりする
一言で言えば「現実はあんな簡単にポンポンと事が進まない」、結局は「ぼくのかんがえた理想の現実」という虚構

つまるところ、リアルロボット系というのは、世界（社会）もロボットも「（多数派の無知・無学な人たちの感覚的に）それっぽく見えてそれっぽい説得力があれば、別に現実（リアル）の諸々に忠実である必要はない」「現実の延長線上"っぽい"」というジャンル
上述したように、そういった説得力と現実の相関は実のところそれほど強くない（というか、多分ある地点で急激に偏って相関してなさそう）
最近は「リアリティがない」と馬鹿にされてたものが現実で起こっているという珍現象が多発してるから尚更

>>589
今は個人用ドローンでさえ人操作以上の姿勢制御能力を持っているんですが？

>>592
マルチコプターって自動操縦の欠陥を補う為の複数プロペラだと思ってたんだけど違うの?

ラジコンサイズの普通のヘリコプターでアクロバット飛行をするとか言う話はあまり聞かないから、マルチコプター以外だとまだまだダメでも驚かないけど、その辺の現状ってどうなってんだろうな。

AIをやたらと持ち上げてる人がいるようだけど、現実は自動車の自動操縦ですら人間が補助してないと使い物にならないくらい、学習が足りてないからね。
ついでに自動車以外でもシーサイドライン事故みたいに想定外の挙動を起こすし。

個人的には、ガンダムWのゼロシステム＋モビルドールの遠隔操作辺りがリアリティ有りそう。

ようは兵士の代わりにAIを率いる人間の隊長が居て、RTS（リアルタイムストラテジー）のように部隊を率いる感じ。

どっちかっていうと機体そのものよりも作品タイトルのサブジャンルとして、作風や世界観重視で仕分けた方が破綻しにくいと思うんだよね。
それこそ武器単位で言うとビームの剣ってどうなの？ってとこまで言えちゃうし、
「スーパーロボットモノが好きだ！何かそういうの見たいなぁ」って言ってる奴にイデオンとか薦めたら多分コレジャナイ…って顔されると思うの。

世界観重視って話だと思うところは色々とある。
TV版エヴァンゲリオン(旧劇含む)はかなりリアル路線だと思うし、シンカリオンもスーパーと言うには大人の責任に踏み込みすぎてるので境界線に近く判断に迷う。
それに、個人的には「今の」宇宙世紀はリアルロボットではないと思う。
ハサウェイ以降の時代はフェネクスと政治家が、RX-0とネオ・ジオングという精神を現実に反映させる魔法兵器(スーパーロボット)を封印して成立した、ある種の虚構と言う設定になったし。

これをリアルというのなら、Gガンダムやシンカリオンやジャイロゼッター、ダンバインの方がまだリアル系だと思う。物理現象という資源を使い尽くす方がリアルだ。

当然作風としての話なら、NT以後の時代であるF91やV、ターンエー、Gレコ(TV)はリアルロボットだと思う。あくまで封印設定は後付けで、当時はリアル路線で作られてるから当然と言えば当然だけど。

エヴァもそうだが、結局どっかにファンタジーを持ってこないと逆に巨大二足歩行人型ロボットは「リアル」にはならんと思う。
敵が核兵器すら無効化するバリアを持ってて、
そのバリア中和機能が使えるのがたまたま「巨大」で「人型」で「二足歩行」の謎の物体だった、っていう。
だったら人型でもしょうがない。その世界観の中ではリアルだ。

ただ他にも健全ロボダイミダラーも「人型が最もHi-ERo粒子が活性化する」という理由で、
その世界観の中では人型であることに非常に整合性があって「リアル」なんだが（無理やり人型にするために適当な腕を付けられているところも）、ダイミダラーはリアルロボットとは絶対に呼ばれない。
シリアスっぽいかギャグ（冗談）っぽいか、くらいの意味でリアルかリアルじゃないかって使い分けられてる気がする。

リアルロボットが、ガンダムの18メートルじゃなくてもっと現実的な小さいサイズから始まっていたらどうなっていただろう？

確か、ガンダムは本来パワードスーツのはずだったが、マジンガーと同じにしろと上からごり押しされたと聞いたことがある。

＞一言で言えば「現実はあんな簡単にポンポンと事が進まない」、結局は「ぼくのかんがえた理想の現実」という虚構
組織の中でどれくらいスムーズに物事が進むかというのはそれに関わる個々人の資質の影響が大きすぎて、人によって相場がバラバラだから何に対してでも言えてしまうんだよなこれ。
特に知識や慎重な検討を要さずに使えるインスタント叩き棒という感じだ。

リアルロボット作品を支えているのは、「可動砲塔の機関砲では人型機を落とせない」という一事だと思う。

まあ現実でも、空中大型機の可動砲塔で戦闘機相手に無双するということはできてないけど…