キン肉マンスーパー・フェニックスとは、漫画・アニメ『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
概要
説明
キン肉スグルのキン肉星大王即位に異を唱える邪悪の神々によって擁立された「運命の5王子」の一人。スグルと同じ場所・同じ日時に産まれ、スグルへの負の感情を抱いて暮らしてきた。知性の神に憑依され、選りすぐりの超人を集め「知性チーム」を結成。キン肉星大王の座を巡り王位争奪戦を繰り広げる。王位争奪編におけるラスボス。
背中には王家の証「KINマーク」があり、素顔から"フェイス・フラッシュ"を放てる(本人は邪神に知らされるまで知らなかった)。超人強度は神が宿ったことで1億パワー(邪神憑依前は95万パワー)。最終決戦では他の邪悪の神が宿り、他の5王子の能力・技術を使えるようになり、アニメでは超人閻魔まで憑依して力を貸している。
産まれながら高い知能を持ち、赤ん坊の時点で暗算や世界中の言語を習得していたという。幼稚園の頃には大学生に匹敵する学を修めていた。「知性こそ超人格闘技の源」と語っている通り、自慢の知性を基にした科学的レスリングを得意としており、運命の5王子に選ばれる前の試合ではパワーに勝る相手を関節技などで圧倒していた。
知性を標榜しているが、性格は自分勝手で傲慢。悪く言えばゲスい。強力チームとの試合では冷静沈着で余裕を持った態度だったが、次第に歪んだ本心が表に出てきたのか相手を甚振ったり卑怯な戦法を取っていった。戦い方も知性というより卑怯の方が合っている気がする。
新シリーズで再登場してからは傲慢な態度は時折見られるものの、自らの罪を慈悲の心をもって許してくれただけでなく、自身の補佐官として誘ってくれたキン肉スグルに恩義を感じており、スグルのためにあえて汚れ役を引き受けようとし、スグルのアドバイスを素直に聞き入れるなど人間的に大きく成長している。その影響もあってか、王位争奪編の頃は不人気なラスボスだったが、2021年の超人総選挙では10位にランクインするなど再評価されている。
プロフィール
- 所属・・・運命の5王子/知性チーム大将
- 出身・・・キン肉星・サーロイン村
- 身長・・・190㎝
- 体重・・・114㎏
- 超人強度・・・1億パワー(知性の神が憑依してないときは95万パワー)
- 生年月日・・・1960年4月1日
- 年齢・・・24歳
- 血液型・・・B型
- スリーサイズ・・・B128・W76・H94
- 疚しい事があると目を反らす
活躍
登場まで
キン肉星の病院にて誕生。本名はフェニックスマン。父はしがない労働者のフェニックス太郎・母は病弱なフェニックスシズ子。一家は貧乏で少ない金銭で毎日を必死に生きていた。
幼少からフェニックスは天才的な才能を発揮し、周囲を驚嘆させた。この才能はキン肉星王家にまで伝わり、特例で本来ならいけない王立幼稚園に入学している。一方、高い才能を持ちながら貧乏な家ゆえに苦しい生活を強いていることにシズ子は罪悪感を感じ、せめてと王家出身者にしか立ち入ることが許されない筋肉の滝(マッスル・フォール)から流れる知恵の水を我が子に与えており、これによって”フェイス・フラッシュ”を使えるようになった。また、自身と同じ場所で同じ日時に産まれながら王家の子というだけで苦労も無く周囲からチヤホヤされていたスグルに対し、幼少ながら激しい嫉妬心を抱いていた。
まもなくスグルはブタと間違われて地球に捨てられ、キン肉星は王子不在の状況が続いたりキング・トーンというブタがやりたい放題やったりと、色々迷走した末に他者を新王子として選出しようとキン肉族新王子決定マッチを開催。フェニックスは大会に出場し順調に勝ち進み、決勝まで進出しあと一歩で王子というところにまで漕ぎ着ける。しかし、直後に父親が事故死したことを知らされ、母の面倒を見なくてはいけなくなったため、試合を棄権に追い込まれた。さらに、大会後すぐにスグルが発見され帰国したため、結局大会の意味が無くなり、フェニックスは出自の違いを思い知らされ、スグルへの恨みを一層募らせることとなる。
そんな気持ちを抱き続け23年のある日、母シズ子は我が子を少しでも慰めようと出生時の火災事故を語りフェニックスが本当の王子かもしれないと語る。この話を信じたフェニックスはその時以降邪悪な笑みを浮かべるようになる。1年後に知性の神に見出され、「知性チーム」を率いてキン肉星王位継承サバイバル・マッチに突入した。
王位争奪編 VS強力チーム
フェニックス率いる「知性チーム」は会津若松城でおこなわれた1回戦にてキン肉マンビッグボディ率いる「強力チーム」と会津若松城で激突。先鋒マンモスマンは敵チーム3人抜きを達成し、副将キャノン・ボーラーとの戦いを王子同士の戦いを演出するためにワザと引き分けに持ち込む。
次鋒として登場したフェニックスは「強力チーム」の大将ビッグボディと対戦。文字通りあっという間にビッグボディを”マッスル・リベンジャー”で沈め勝利。圧倒的な力で1回戦を勝ち進んだ。アニメでは両者はある程度やり合っており、ビッグボディの戦いを「プロレスごっこ」呼ばわりする余裕を見せた。
王位争奪編 VS超人血盟軍
準決勝は名古屋城にてキン肉マンソルジャー率いる「超人血盟軍」と激突。余裕をかまして全勝宣言をした後、先鋒サタンクロスがアシュラマンと相打ちになっても「引き分けは負けにならない」と屁理屈で全勝宣言を押し通している。
戦いは関ケ原格闘城・立方体リングでの3VS3による6人タッグ・キャプテン・ギブアップ・マッチで勝負を決めることに。試合では必要以上に相手を甚振ったり、仕掛けや邪悪の神々の手助けなど卑怯な手を駆使し超人血盟軍を追い詰めようとする。マンモスマンがバッファローマン、プリズマンがブロッケンJr.を引き付けることで血盟軍を分断し、自らはソルジャーを痛めつけて早期決着を狙い、プリズマンのレインボーシャワーによってソルジャーを消滅させようと試みるが、ブロッケンに阻止される。その後、プリズマンがブロッケンJr.と、マンモスマンがバッファローマンと相打ちになり、とうとう両軍大将の一騎打ちとなる。
チームメイトを倒された怒りに燃えるソルジャーのファイトの前に劣勢になる中、残虐ファイトを使ってこないことから目の前のソルジャーが偽者だと感付き、リング外のマンモスマンの手助けで超人預言書のソルジャーのページを燃やし、ソルジャーの消滅を確定させ、さらにキン肉真弓の口からソルジャーの正体が24年前に家出をしたキン肉王家の長男・キン肉アタルだと判明させる。直後に業火のクソ力を発動したアタルに巻き返され”アタル版マッスル・スパーク”を喰らうが、アタルの脚が消滅して技が掛かっていなかったため効果が薄く、逆襲の”マッスル・リベンジャー”でついにアタルを倒した。
試合後も消滅間際のアタルとスグルのやり取りを嘲笑うなど悪役っぷりを発揮している。
王位争奪編 VSキン肉マン・チーム
決勝は、大阪城にて因縁のキン肉スグル率いるキン肉マン・チームと対決。自軍に有利なリング・リング外からの援護・試合以外での襲撃・罠などあの手この手でキン肉マン・チームを攻撃するが試合は五分五分の戦況になる。キン肉真弓たちが偽王子に関する重要な証拠を手に入れたことに勘付くと、キン肉真弓たちを拘束し超人預言書を奪い取り、さらにはスグルの目の前でビビンバの唇を無理やり奪う。そして、勝負を付けるために超人預言書を使ったお互いの消滅を掛けたデスマッチ(イリミネーションルーレットマッチ)で戦いを挑む。
試合はキン肉マン、ロビンマスク、突如乱入したザ・サムライ(ネプチューンマン)とフェニックス、マンモスマン、ジ・オメガマンの両チームの戦える超人による全面対決になる。ロビンとマンモスマンのページが燃えはじめ、さらにマンモスマンが押され始めると、フェニックスはマンモスマンを見捨て両者を巻き込む攻撃を始める。しかし、これに激怒したマンモスマンの攻撃を受けダウン。マンモスマンはロビンと全力勝負を繰り広げた末に敗北。ページが燃え尽きロビンとマンモスマンは消滅した。この後フェニックスはマンモスマンの遺品を足蹴にする蛮行を行い、ネプチューンマンを激怒させている。
キン肉マンと正体が判明したネプチューンマンのコンビ攻撃の前に追い詰められるフェニックスだったが、オメガマンがΩメタモルフォーゼで全盛期のプリンス・カメハメに変身したことで勢いを盛り返す。さらに、偶然自らの預言書のページに足を絡ませたネプチューンマンを卑劣にも拘束してしまう。しかし、戦いの中でキン肉マンは52の関節技をマスターしてしまい、逆に強くする結果になってしまう。キン肉マンを庇ってネプチューンマンが消滅し、完璧マッスル・スパークによってオメガマンが倒され、戦いは王子同士による決戦で決着が付けられることに。
戦いの最中に争いを悲観してキン肉マンの婚約者であるビビンバが身投げする事件が起きる。キン肉マンは真っ先に助けに行きフェニックスもそれに続くも、助けられずにビビンバは顔面を強打してしまう。フェニックスは怪我で顔面が崩れてしまったビビンバを「王妃にふさわしくない」と見捨てるが、キン肉マンは”フェイス・フラッシュ”でビビンバの怪我を直してしまう。アニメではビビンバのケガを治す”フェイス・フラッシュ”の力を見て自分には助けられるような力が無いことに苦悩するシーンもある。
キン肉マンの力を見て怖気づくフェニックスだったが、そこに他の邪神が憑依し、邪悪5神の力が結集した恐るべき超人となった。邪神の入れ知恵により”フェイス・フラッシュ”を使えることに気づき、オメガマンのページを燃やし消滅に追い込むという、またもや仲間を踏みにじる行為に及んでいる。
他の王子達の能力をフル動員してキン肉マンを追い詰め、技の切り返し合戦にも競り勝ち、体にガタが来たキン肉マンの心臓へ執拗に攻撃を掛け、勝利寸前になる。しかし、そこへ母シズ子が試合会場に駆け付け、母の説得でフェニックスの心が揺らぎ始めた。自分が王子ではないという言葉を否定するかの如くフェニックスは強烈な一撃をお見舞いし、キン肉マンを心停止状態にまで追い込むが、さらに正義超人達が駆け付けるアクシデントが発生。知性の神以外の邪神が勝手に動いた末に正義超人達にあっさり敗れてしまい、4邪神分の力を失ってしまう。
それでも勝利を確信し、マッスル・リベンジャーでトドメをさそうとするが、そこで自身の心臓が限界を迎えてしまう。そこに消滅したアタル達の活躍で火事場のクソ力を取り戻したキン肉マンが復活し、そのまま7000万パワーマッスル・スパークを受け敗北。知性の神諸共死亡した。最後は自らの負けを認め、最後までキン肉マンに勝てなかった自身の人生を自嘲しながら倒された。
試合後、大王としての覚悟を示したキン肉マンの”フェイス・フラッシュ”により他の超人共々蘇生され、かつての敵をも友として助けるキン肉マンの王としての度量の違いを見せられ謝罪。フェニックスマンとしての生活に戻った。アニメでは試合後のパーティに参加し、ビビンバと恋仲になっている。(キン肉マンは二階堂マリと結婚した)
オメガ・ケンタウリの六鎗客編
オメガ・ケンタウリの六鎗客によるサグラダ・ファミリア襲撃が行われ、主な正義超人・悪魔超人・完璧超人が大魔王サタンによって動きが封じられている中、フェニックスマンとして惑星開拓に励んでいたところを知性の神によって発見され、地球に呼び戻される。そして国立超人博物館に現れ、かつて着けていたキン肉マンスーパー・フェニックスのマスクを奪還。キン肉マンゼブラ、キン肉マンビッグボディ、キン肉マンマリポーサと共にサグラダ・ファミリアに降臨し、六鎗客に戦いを挑む。
なお、このとき王位争奪戦の後、キン肉マンからからその知性を見込まれ、行政の中枢を担う補佐役を打診されていたが固辞しキン肉星からも姿を消してしまっていたことが判明。
スーパー・フェニックスの相手は六鎗客のリーダー格であり、かつて知性チームの一員だったオメガマン・ディクシアの兄であるオメガマン・アリステラ。二人は復活した安土城の上で対峙する。
王位争奪戦でディクシアが知性チームに参加していた理由といきさつを聞いたフェニックスは、アリステラの強力な必殺技を知性的な防御によって外していくが、知性の神の助力を拒否して1億パワーを授かっていなかったため攻撃には決め手を欠き、マッスル・リベンジャーも外されてしまう。逆にアリステラのジャイガンテグローブカッターを受けてしまう。可能な限りの受け身によって致命傷は避けたものの、95万パワーのままではアリステラの強大なパワーに対抗しきれないことを痛感する。
劣勢になってきたところで知性の神が再び現れ、力を受け入れるよう促す。フェニックスはアリステラの真の狙いを理解しつつ思案の末に知性の神を憑依させ、かつての圧倒的な力を再び手にし、劣勢だった流れを覆していく。そして、1億パワーでのマッスル・リベンジャーを敢行し勝負に出る。しかしアリステラは倒れていった六鎗客の友情パワーによってマッスル・リベンジャーに耐え抜き、さらにアリステラ自身も友情パワーを発動させてしまう。これで完全に力を上回られてしまい、Ωハルマゲドン・アベンジャーで倒された。しかしこの結果さえも彼の思惑通りで、最低限の務めは果たしたようである。
ちなみに、このシリーズでのフェニックスは上から目線の態度や、煽りや皮肉めいた口調は相変わらずだが、王位争奪戦でのときの自らの悪行を悔いており、死んだ自分を復活させなおかつ友と認めてキン肉星の官僚になるよう打診してくれたキン肉マンに対し恩義を感じている。小悪党で非道なラスボスというイメージから印象が変わったという読者も多い。
試合後、アリステラに「ザ・マンは味方である」という旨を告げる。その後安土城に現れたキン肉マンソルジャー(キン肉アタル)とブロッケンJr.vsアリステラ&マリキータマンのタッグマッチが決定すると、瀕死の体のままリモコンを使って関ケ原にかつての立方体リングを蘇らせ、意識を失う。
超神編
安土城のリングで倒れたまま放置されていたが、意識を取り戻し超神たちの襲来を察知する。その後、ビッグボディと超神の1人・ランペイジマンが対峙していた場面になぜか設置されていたオーロラビジョン越しに姿を現すと、自らが「カピラリアの欠片」を回収して所持していることを告げ、強力チームの解放を交換条件に情報源を提示する旨を述べる。リーダー格である調和の神が条件を受諾したことで、12人の超神たちを欠片の情報がある4つの場所へと誘導する。
超神たちが向かった場所には、オメガマンを除く知性チームのメンバーが1人ずつ配備され、超神たちを迎え撃つ手はずになっていた。その中で、オメガマンの代わりにイタリア・ローマのコロッセオへ向かわせたビッグボディと合流し、自分とタッグを組むように要求する。ビッグボディが受諾したことでタッグチーム"ゴッドセレクテッド”が結成され、二人は超神イデアマンとザ・ノトーリアスが組んだタッグチーム“マイティハーキュリーズ”と対戦する。
天界最強タッグを自負するだけの実力、連携をいかんなく発揮するマイティハーキュリーズに対し、即席タッグのゴッドセレクティッドは序盤から翻弄されてしまう。しかも、指示通りに動かずマイティハーキュリーズの猛攻に一方的にやられるビッグボディに対し苛立つようになり、「なぜオレの命令が聞けん?」と言ったことでビッグボディの怒りを買い、仲間割れを引き起こしてしまう。
このまま空中分解かと思われたゴッドセレクテッドだったが、コロッセオに姿を見せていたキン肉マンから「単に正しいだけでは人は動かん。マンモスマンたちにはそれができたんじゃないのか?」というアドバイスを受けると素直にこれを聞き入れ、1人で奮闘するビッグボディの死を賭した気持ちを汲み取ったうえでサポートに入る。そしてビッグボディに対してチームに引き入れた真意を語り、2人は和解。ツープラトン技も炸裂し反撃開始かと思われたが、マイティハーキュリーズの大技リアルツインDDTを受けてしまう。しかしダメージを最小限に抑える戦い方のために立ち上がることができた。イデアマンを挑発して激高させ、力任せの攻撃を引き出し、キン肉マンの「肉のカーテン」を借りて攻撃に耐えるが、突破されてしまう。そこにビッグボディが交代して防御役を買って出て、相手がザ・ノトーリアスに交代したところで再度交代。ザ・ノトーリアスの技でダメージを受けてダウンしたところでイデアマンがリングに復帰、歓喜を口にしたところで、その隙を突いてマッスル・リベンジャーを決める。ダイヤモンド・パワーで防御されたため一撃KOとはならなかったが、三半規管にダメージを与えることでイデアマンのペースを狂わせる。しかし代わったザ・ノトーリアスに圧倒され、「ノトーリアス双頭斬刀刑」を受けてしまう。
生贄としてゴッドセレクテッドの血を欲して残虐な噛みつき攻撃を繰り出すザ・ノトーリアスによってビッグボディと共に深手を負わされるが、イデアマンとザ・ノトーリアスの考えがますまずずれてしまい、ハーキュリーズは仲間割れを始める。息が合わなくなったハーキュリーズのリアルツインDDTからセットアップの段階で脱出すると、イデアマンをマッスル・リベンジャーに固め、ビッグボディがザ・ノトーリアスをメイプルリーフクラッチに捕らえ、二人の技を合体させて「ゴッドブレス・リベンジャー」を完成させて勝利した。
試合後、イデアマンが超人に期待していたこと、超人を滅ぼすかどうかは超人のあり方次第だという遺言を受け、あらためて調和の神と対峙する。そこへ出現したザ・マンにより、一連の行動は知性の神のシナリオに乗っかり、調和の神に天界へと昇る資格を与えさせるためのものであったことが明らかになる。天界へと続くバベルの塔に挑む8人の超人に立候補しようとするが、連戦の疲労とダメージの大きさからキン肉マンに参加を止められる。そして自らの役目を託せる者としてキン肉マンを指名し、結果的に参戦を避けようとしていたキン肉マンに立候補を決断させる流れとなる。
キン肉マンⅡ世
ヘラクレスファクトリーの授業において、悪魔将軍、マンモスマンと並ぶ最強の悪行超人の1人に挙げられている。
「究極の超人タッグ編」では、新星(ノヴァ)イクスパンションズと世界五大厄の戦いの最中にフェニックスらしき人物が出現。自らを「絶対的な知性」と名乗り、マンモスマンに対して思念によってアドバイスを送りながらネプチューンマンを裏切るようにそそのかし、リングを降りたマンモスマンを連れていずこかへと去っていった。
戦績
- ○キン肉マンビッグボディ(マッスル・リベンジャー)
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ1回戦 / 会津若松城 - ○キン肉マンソルジャー&バッファローマン&ブロッケンJr.
パートナー:マンモスマン&プリズマン
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ準決勝 / 関ケ原・立方体リング / キャプテン・ギブアップ・マッチ - ✕キン肉マン&ロビンマスク&ネプチューンマン(7000万パワーマッスル・スパーク)
パートナー:オメガマン&マンモスマン
キン肉星王位争奪サバイバルマッチ決勝 / 大阪城3F→大阪城パノラマ競技場 / イリミネーション・ルーレット・マッチ - ✕オメガマン・アリステラ(Ωハルマゲドンアベンジャー)
オメガ・ケンタウリの六鎗客 VS 運命の五王子 / 安土城 - ○【マイティハーキュリーズ】イデアマン&ザ・ノトーリアス(ゴッドブレス・リベンジャー)
パートナー:キン肉マンビッグボディ(ゴッドセレクテッド)
知性チーム vs 超神 / イタリア・ローマコロッセオ
主な必殺技
- マッスル・リベンジャー
- キン肉王家に伝わる三大奥義の一つ。頭突きを繰り返すことで相手を打ち上げ、空中で相手を逆さにひっくり返し、両手で相手の両腕を、両足で相手の両足を固め、そのまま落下。コーナーリングに相手の頭部を激突させる。キン肉マンマリポーサが使用していた偽物と違って下から相手をヘッドバッドで打ち上げ上昇している点で異なっている。この技によってビッグボディとソルジャーを葬っており、フェニックスの代表的なフェーバリット・ホールドと言える。
なお、テレビアニメでは前段階のヘッドバッドのみでビッグボディをKOしている。 - 超人牛裂き刑レイジング・オックス
- かつて日本にあったという処刑方法をヒントに考案された技。ロープの元に戻ろうとする力を罪人を引っ張る牛に見立て、リングロープを相手に掛け、ロープの作用で相手を引き裂こうと苦しめる。追撃で相手の体に攻撃を加えることも可能。
- 不死鳥サブミッション
- フェニックス流関節技。延髄蹴りを喰らわせた後で両腕と両脚を極める技。
- 不死鳥ストレッチ
- 相手の上半身に乗っかった状態から首と両腕を同時に攻める関節技。
- 五体排骨手
- 中国の暗殺拳らしい。外傷を与えずに体内の臓器・骨を抜き取り殺す。リング内のバネを取り出すためだけに使用。だがリングには思い切り大穴が空いており、技としてはどう見ても失敗。ただパンチでリングの外側を貫いただけである。バネを取り出すことはできたので別に構わなかったのだろうか……。
- 不死鳥乱心波
- 相手の体を操る超能力。死体さえも操れる。
- マッスル・インフェルノ
- キン肉王家に伝わる三大奥義の一つ。技巧の神が宿ったことで、キン肉マンゼブラの必殺技も使用可能となった。
- 不死鳥サンダーストーム
- アリステラとの戦いで繰り出した新技。
相手の手足をロックし、頭から叩き落とす。喰らう相手の状況がアタル版マッスル・スパークによく似ている。 - インテリジェンスモンスターパワークラッシュ
- 六鎗客との戦いで繰り出した新技。
相手の足首を掴み、首の後ろに肘を当てて高高度から叩き落とす。マッスル・インフェルノを相手の背に乗らず、真下に向けて放つような技。
フェニックスいわく「なんの変哲も無い落下技」だが、知性の神が憑依したため急激に知性が低下したネーミングセンス恐怖の殺人技と化している。 - フェイス・フラッシュ
- 本来ならキン肉王家の者しか使用できない万能光線。本人も直前まで使えることは知らなかった。実は、幼い頃、母シズ子が筋肉の滝の水を毎晩こっそり顔に刷り込まていたことで使用が可能になった。
タッグ技
- 地獄の三重殺・超人デコレーション・ツリー
- マンモスマン、プリズマンの3人で放つ知性チームの連携技。マンモスマンが一人の相手をアルゼンチンバックブリーカーに捕らえると同時に両膝に残り二人を仰向けに乗せ、フェニックスとプリズマンは逆立ちの状態で、アルゼンチンバックブリーカーに掛けられた相手に首4の字と足4の字を同時に仕掛け、さらに両膝に乗せた相手に体重を掛ける複合技。
また、相手が1人の場合に仕掛けるバージョンもあり、空中高く放り投げた相手をフェニックスとプリズマンが首4の字と足4の字に捕らえ、さらにマンモスマンが相手の背中目掛け勢い良くジャンプし、攻撃を加える。ブロッケンJr.が命を落とすきっかけとなった技である。 - オクラホマ・アバランシュクラッシュ
- ゴッドセレクテッドが見せた初めてのツープラトン。それぞれが相手をボディスラムに捉え、オクラホマスタンピートの体勢で敵同士を激突させる。
- ゴッドブレス・リベンジャー
- ゴッドセレクテッドのツープラトン。マッスル・リベンジャーに捉えた相手の頭をビッグボディの肩に乗せることで2つの技を合体させ、メイプルリーフクラッチと共に炸裂させる。
マッスル・リベンジャーをかけられた相手はビッグボディの腕力で頭部をロックされたことで首間接を破壊され、メイプルリーフクラッチをかけられた相手は2つの大技の衝撃を受けることになる。
フェニックスの丸投げ立案にビッグボディが即座に応えて実現したことで生み出された2人の特性ならではのフィニッシュホールドと言える。
関連動画
関連静画
関連項目
- キン肉マン
- キン肉マンの登場人物一覧
- ラスボス
- マッスル・リベンジャー
- 天才
- 偽王子
- キン肉スグル
- キン肉アタル
- 邪悪の神
- 運命の5王子
- キン肉マンマリポーサ
- キン肉マンビッグボディ
- キン肉マンゼブラ
- キン肉マンソルジャー
- キン肉マンスーパー・フェニックス ※当記事
- 知性チーム
親記事
子記事
兄弟記事
- 6
- 0pt