イデアマンとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。
概要
超人の神の一人“理性の神”。
数億年前に超人たちが暴虐を働いていた時代に超人たちを抹殺する案に同意し、現代に至って派閥のリーダー“調和の神”らと共に地上に下天した「超神」の一人。
口癖は「ヌガヌガ」。一人称は「私」で、相手を「汝」と呼ぶ。
古代ローマの闘士のような風貌をしており、兜のようなデザインのマスクをかぶっている顔が特徴。
自身が攻勢に出る時に「この瞬間こそ我が至高の時」等と歓喜を口にする癖があり、試合中にたびたび行っている。
“狂気の神”ザ・ノトーリアスとタッグチーム「マイティハーキュリーズ」を組み、タッグマッチでは天界で最強と自負する。
超神の中では、超人達に理解と興味を示す穏健派。ジ・エクスキューショナーと同様に超人に好意的ではあるが、自分たちが神の限界を超える手がかりを得るための存在と捉えている。
かつては“知性の神”とは仲が良かったらしく、彼の眷属ともいえるキン肉マンスーパー・フェニックスとの対戦を楽しんでいた。
作中の活躍
イタリア(ローマ・コロッセオ)に“調和の神”と共に現れ、タッグマッチを指定してきたキン肉マンスーパー・フェニックスとキン肉マンビッグボディの「ゴッドセレクテッド」に対してザ・ノトーリアスと二人で立ち向かう。
他の三試合が終了すると試合が動き出し、ビッグボディをチョップの連打で打ち払うパワーを見せつける。交代したフェニックスには“知性の神”との親交を語って期待を見せるが、フェニックスは苦々しく感じる。フェニックスの不死鳥ストレッチを難なく返し、ツープラトン技「ハーキュリースープレックス」で叩き付ける。ここでザ・ノトーリアスと選手交代、ツープラトン技「フィギュア フォー ティガークロークラッシュ」でビッグボディを痛めつける。そして古代コロッセオでは神に捧げる超人たちの行われていたが、いつしか拝金主義に堕ちてしまった歴史を語り、フェニックスらを神への犠牲とする事を宣言する。
ビッグボディのダブルラリアットを受けると、サンドイッチラウンドハウスキックで反撃。さらにザ・ノトーリアスの攻撃に続いて、関節技「イデアツイスター」を決める。ザ・ノトーリアスとのツープラトン技「パラサイトストーム」でビッグボディ、フェニックスの二人を攻撃していく。
チームワークが噛み合わないフェニックスとビッグボディをさらに攻め立てるが、キン肉マンの助言でチームワークを取り戻した二人に反撃され、本気を見せなければならぬと判断。ツープラトン技「リアルツインDDT」を炸裂させる。
それでも起き上がる二人に狼狽して攻撃に出るがビッグボディに阻止され、一時ザ・ノトーリアスと交代。ザ・ノトーリアスから再度交代する時に、精神的に昂揚している時の隙を突かれてマッスル・リベンジャーを喰らってしまう。直撃のダメージこそダイヤモンド・パワーで防いだが三半規管を狂わされており、反撃に失敗。ザ・ノトーリアスに交代され、「今日のお前は調子が悪すぎて信頼性に欠ける」と共闘を拒否されてしまう。
フェニックスとビッグボディの血を生贄と欲し、狂気の残虐ファイトを始めたザ・ノトーリアスの姿に互いの求めていた「地平」が異なっていることに気付く。かつてさらなる進化のヒントは超人にあると語った知性の神の言葉を思い出し、血を求めることに夢中になって隙を突かれたザ・ノトーリアスを「超人」をヒントに身を挺してフォローする。この行為にザ・ノトーリアスは激昂し、息が合わなくなったハーキュリーズは二発目の「リアルツインDDT」を失敗。ゴッドセレクテッドの合体技「ゴッドブレス・リベンジャー」を受けて倒された。
試合後、互いを讃え合い、支え合う超人たちの姿を見て、“知性の神”から「ヒントは超人にあり」と語られたことを伝える。“慈悲の神”や五大邪悪神らと同様にイデアマンも超人に興味を持ったために下天してきた事を語り、超人たちを殲滅するかどうかは超人のあり方次第と告げて倒れた。
必殺技
- イデアツイスター
- 相手を逆さにして片手・片足を捉え、もう片方の脚を踏みつけて股裂きをかける関節技。
- ダイヤモンド・パワー
- 体をダイヤモンドの硬度に変化させ、相手の攻撃に耐える。
“慈悲の神”ザ・マンが使用し、弟子のゴールドマンやミラージュマン達に伝えた超能力。「これが神の力だ」と語っており、神々・超神は全員が使える能力なのかも知れない。
ツープラトン技
- ハーキュリースープレックス
- ザ・ノトーリアスと二人がかりで相手を投げるジャーマン。「キン肉マン二世」以降、何度も見てきたような技である。
類似の技を挙げると
アシュラマン&ボルトマンの「デモリッション・ジャーマン」
ウォーズマン&マンモスマンの「アイスバーグ・アバランチャー」
ネプチューンマン&マンモスマンの「地獄の氷結落とし」
マリキータマンの「マリキータピューパ二重殺」
オメガマン・アリステラ&マリキータマンの「グロリアスサンクションクラッシュ」
など。
実際のプロレスでも佐々木健介&中嶋勝彦の「鬼嫁殺し3」などでたびたび見られる。 - フィギュア フォー ティガークロークラッシュ
- 空中でイデアマンがザ・ノトーリアスに四の字固めをかけ、二人で錐揉み状態となってティガークローで攻撃する。
- パラサイトストーム
- 腕に絡みついたザ・ノトーリアスを振り回してティガークローで攻撃する。
- リアルツインDDT
- イデアマンが相手二人にタックルで抱えたまま上昇し、太い屈強な両腕で二人DDTに捉え、ザ・ノトーリアスが相手の脚を掴んで垂直落下式でリングに激突させる。
技の受け手は首が極まった状態なうえに脚をクラッチされた状態のため受け身が全く取れず、ノトーリアスの体重が乗っかった分だけ大きなダメージを受ける。
イデアマンはこの技のセットアップになるといつも全身が喜ぶらしい。
関連静画
関連項目
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