ヒヤシンスステークスとは、JRA(日本中央競馬会)が東京競馬場で施行する、3歳限定・ダート1600mのリステッド競走である。
概要
前身は1970年から開催が確認できる東京競馬場の条件特別「ヒヤシンス賞」(同名の条件戦は阪神競馬場や中京競馬場でも開催されていた)。条件戦時代は主にダートで開催されていたが、1985年にオープン特別に昇格した際に芝1400m戦となる。1989年から「ヒヤシンスステークス」に改称。
1997年からダート1600mに条件変更。ジャパンダートダービーやダービーグランプリを目指す旧4歳(現3歳)ダート戦線の有力馬が集まるレースとなる。
2017年から、日本馬へ向けたアメリカのケンタッキーダービー出走馬選定シリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」のひとつとなる。2019年からリステッド競走に指定され現在に至る。
毎年2月の開催で、JRAの3歳限定ダートのオープン競走では最初のレースである。
なお府中ダート1600mなので、フェブラリーステークスなどと同様にスタート直後は芝。
近年ではフェブラリーS開催日の特別競走一番手(例年だと第9R、なお頭数によっては変更の場合がある)に施行されている。
本レースの勝ち馬からはタイキヘラクレス、ノボジャック、ビッグウルフ、カフェオリンポス、サクセスブロッケン、ゴールドドリーム、カフェファラオがGⅠ/JpnⅠを勝利している。
複勝圏内ではサウスヴィグラス、アグネスデジタル、マンオブパーサー、コパノリッキー。掲示板外ではリージェントブラフが後にGⅠ/JpnⅠを勝利している。
また「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」に指定されて以降、本レース出走を経てケンタッキーダービーに向かった馬にはマスターフェンサー、クラウンプライドがいる。
なお、芝のオープン特別だった時代には本レース後にGⅠを勝った馬はいないが、1991年に前年の朝日杯3歳S勝ち馬のリンドシェーバーが本レースを勝利している。
JRA3歳限定ダートオープン競走早見表(2023年現在)
- 2月下旬:ヒヤシンスステークス(リステッド競走、東京競馬場ダート1600m)
- 3月中旬:昇竜ステークス(オープン、中京競馬場ダート1400m)
- 3月末~4月頭:伏竜ステークス(オープン、中山競馬場ダート1800m)
- 4月末~5月頭:端午ステークス(オープン、京都競馬場ダート1400m)
- 5月中旬:青竜ステークス(オープン、東京競馬場ダート1600m)
- 5月下旬:鳳雛ステークス(リステッド競走、京都競馬場ダート1800m)
- 6月中旬~下旬:ユニコーンステークス(GⅢ、東京競馬場ダート1600m)
- 8月上旬:レパードステークス(GⅢ、新潟競馬場ダート1800m)
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