天よ!!運命よ!!事象の理よ!!巡る天輪に乗せ此処に結実せよ!!
我が決闘竜よ!!五千年の沈黙を破り、光と共に降臨せよ!!
シンクロ召喚!!天穹覇龍ドラゴアセンション
天穹覇龍ドラゴアセンションとは、漫画「遊☆戯☆王5D's」に登場するカードである。
※OCG版では記事名通りの表記だが、漫画版のカード画像では「天穹覇龍」と「ドラゴアセンション」の間に半角スペースがある(「天穹覇龍 ドラゴアセンション」)。
概要
決闘竜(デュエル・ドラゴン)の1体。所持するのはレクス・ゴドウィン。作中では以下のようなテキストを持つ。
天穹覇龍 ドラゴアセンション
★★★★★★★★★★
このカードの攻撃力は手札×1000となる
このカードの破壊を無効にしてエクストラデッキに戻しシンクロ素材を特殊召喚する
ATK ? DEF 3000
手札枚数に応じて攻撃力が変動する効果、破壊を無効化して素材を展開する効果を持つ。
セイバル南天回廊における決闘疾走(ライディングデュエル)、VSジャック・アトラス戦で登場。
シンクロ・チューナー「天輪の双星道士」と、その効果によって墓地から展開された「天輪の魔導士」3体、「天輪の調律士」の計5体をシンクロ素材としてシンクロ召喚。「天輪の魔導士」や「天輪鐘楼」のドロー効果を利用して手札を増強して攻撃力を5000とし、ジャックの「琰魔竜 レッド・デーモン」(えん魔竜 レッド・デーモン)へ攻撃、光殺し、ゴドウィンのフィールによってジャックを走行不能寸前まで追い込んだ。
その後、「死者蘇生」で復活したレッド・デーモンの効果を受けて破壊されそうになるが、効果でエクストラデッキに戻り、素材を復活。レッド・デーモンはデメリットのため攻撃が不可能となり、ゴドウィンは再びシンクロ召喚されたこのカードでレッド・デーモンを攻撃したが、ジャックに「シンクロ・リビドー」を発動され、持ちこたえられてしまう。
ジャックが再びレッド・デーモンの効果を発動した際も同じように素材を復活させたが、それをトリガーにジャックは「クリンチ・リボーン」を発動、「天刑王 ブラック・ハイランダー」の特殊召喚を許してしまい、シンクロ召喚を封じられてしまった。
一転して追いつめられるゴドウィンであったが、「天意無法」によってブラック・ハイランダーを攻略してこのカードを再降臨。レッド・デーモンへ攻撃し、一時はジャックの「終幕の墓標」で手札を0にされてしまうが、それを逆用して「天輪増札」を発動、12枚のカードをドローし、攻撃力は12000となる。
だが、ジャックは墓地の「絶対王 バック・ジャック」の効果を発動、それによって発動された「王者の疾風」で戦闘ダメージを互いに受けるようになる。デュエルのルール(ライフポイント)上は引き分けとなる中で、互いのフィールによって決着がつけられる。
そして、フィールのぶつかり合いによって床が崩れ、ゴドウィンは失意のうちにセイバルの底へと落ちて行った。
しかし、ゴドウィンはまだ生きており、究極神の力を手にしてしまう。
遊星とのデュエルでは、「究極神 アルティマヤ・ツィオルキン」の効果で特殊召喚された。手札4枚で攻撃力4000となって「閃珖竜 スターダスト」を攻撃したが、スターダストの破壊耐性のために破壊できず、次のターンに「傷竜の鞭」で一時的にゴドウィンの手札を除外されたことで攻撃力2000となり、スターダストに破壊された。
攻撃名は「超次元昇天葬」(アルティメット・アセンディング・ウェーブ)、破壊無効・素材展開の効果名は「天翔輪廻」(ヘブン・リンカーネーション)。
記事最上部にあるのは初回のシンクロ召喚時の口上。2回目以降は一部省略されている。
2回目は「巡る天輪に乗せ此処に結実せよ!!」と「シンクロ召喚!!」以降のみ。3回目は「我が決闘竜よ!!五千年の沈黙を破り、光と共に降臨せよ!!」が省略。
OCG版
「ザ・ヴァリュアブル・ブック 16」(2013年8月21日発売)でOCGに登場。
シンクロ・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/ATK ?/DEF 3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は自分の手札の数×800ポイントアップする。
フィールド上のこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードのシンクロ召喚に使用したシンクロ素材モンスター一組が
自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「天穹覇龍ドラゴアセンション」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
攻撃力は手札1枚につき800ポイントとなり、常に変動するのではなく、シンクロ召喚成功時にのみ決定されるようになった。また、後半の効果は、破壊を無効にして自身をエクストラデッキに戻すのではなく、自身が相手によって破壊されたとき、墓地から素材一組を効果無効で特殊召喚できる効果となった。巡れよ。
素材に縛りがなく、非チューナー1体でシンクロ召喚できる初めてのレベル10シンクロモンスター(2体以上であれば「A・O・J ディサイシブ・アームズ」が存在する)。現在は「神樹の守護獣-牙王」も存在する。向こうは3100の攻撃力と対象を取る効果への耐性を持つため、安定性を重視するならば向こうが優先される。こちらの利点は手札をため込んだ場合の爆発力。
前半の効果は、手札に応じて攻撃力を決定させるもの。
3枚で2400、4枚で3200、5枚で4000……。「神樹の守護獣-牙王」を考えると、4枚以上はほしい。極力手札の損失は抑えたいので、素材の展開に必要な手札を最小限に抑えたい。墓地などから展開できる「カメンレオン」などが扱いやすい。素材にすることでドローできる「チューニング・サポーター」であれば、手札損失を回復しつつ、後半の効果で蘇生した後に再び使用することでさらなるドローが狙える。
また、テテュスターボのような一気に手札を多く加えるデッキでは、前述の牙王や爆発力に定評のある「ジャンク・ウォリアー」も真っ青の打点を叩き出す事もある。守備力も高い点を活かし、「おジャマ」に起用するのも1つの手。
後半の効果によって、破壊されても素材を展開できる。
レベル10ともなれば大型モンスターが素材となることも多いため、後続に強力モンスターを残せることも多い。ただ効果無効のデメリットがあるので、効果に依存するモンスターは力を発揮できない。逆に、デメリットを持つモンスターの場合はデメリットを打ち消す使い方ができる。
注意としては、素材すべてが特殊召喚可能な状態で墓地に揃っている必要があるため、1体でも除外されていたりして欠けていると、全て展開できない。また、漫画版と異なりエクストラデッキには戻らないため、同名モンスターを複数入れておかない限り、何度も復活させる使い方は不可能。
シンクロ以外の召喚に制限はないが、前半の効果はシンクロ召喚成功時にしか発動しないため、蘇生などで出しても攻撃力は0となる。そのため、蘇生しても壁以外にあまり使い道はない。せいぜい、「レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン」と共に「超弩級砲塔列車グスタフ・マックス」のエクシーズ素材になれるくらいか。
OCG化に際してカード名の「天穹覇龍」と「ドラゴアセンション」の間のスペースがなくなったため、現在OCGにある決闘竜では唯一スペースがないものとなった。
このカードが付録となった「ザ・ヴァリュアブル・ブック16」では、手札消費を抑えられる「デブリ・ドラゴン」でシンクロ召喚することが薦められている。
参考→レベル6で攻撃力500以下のモンスター(外部リンク)
※検索の都合上、ランク6のモンスターも含まれてしまっているが、当然エクシーズモンスターは対象外。
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